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東京五輪 | TOKYO HEADLINE - Part 11
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東京マラソンに大迫、設楽らがエントリー! 五輪代表選考会

2020.01.28 Vol.Web Original

 3月1日に開催される「東京マラソン 2020」の出場選手発表会見が28日、都内で行われ、国内外から出場するエリート選手が発表された。男子は133名で、そのうち海外招待選手と国内招待選手が11名ずつ。女子は43名でそのうち海外招待選手は14名。東京五輪への代表選考会も兼ねる男子では、大迫傑(ナイキ)、設楽悠太(Honda)、井上大仁(MHPS)らがエントリー。例年以上に白熱したレースが見られそうだ。

 会見には選手を代表して設楽が登壇した。残された五輪出場枠はあとひとつで、出場権を得るためには、大迫が持つ日本記録2時間5分50秒を上回ることが条件。時計が指し示す2時間5分49秒より早くゴールに飛び込む必要がある。

 設楽は「みなさんも一番気になるところはタイムだと思う。2時間5分49秒というのは、僕の中では1つのターゲットタイム。その先に2時間4分台があると思っています」。前日本記録保持者である設楽は先日、「2時間5分台で日本記録を出しても辞退すると思う」とコメントし、話題を集めている。

「コンディションは合宿を経て上がってきている」という。「東京マラソンでは、2年前に日本記録を出したみたいに、自分から揺さぶって、みんなに嫌なレースをしたい」と、意気込んだ。

「東京マラソン 2020」は、3月1日午前9時10分に東京都庁前をスタートする。

世界初の“2度目のパラリンピック” 東京パラはここに注目!

2020.01.14 Vol.726

 開催地として世界で初めて2度目のパラリンピックを迎える東京2020大会。1964年の東京大会ではメダル10個に留まった日本選手団だが、前回リオ大会では24個と、着実に競技力の向上に取り組んできた。だが、パラリンピックの注目はそれだけじゃない。実は日本のパラリンピック界はすごかった! 今回はメダル獲得への期待が高まる注目競技のほか、パラならではの見どころをピックアップ。

卓球の五輪代表決定。女子は団体金を狙える布陣

2020.01.09 Vol.726

 日本卓球協会は1月6日、2020年東京五輪代表の男女各3選手を発表した。

 シングルスは男女とも世界ランキングの日本人上位2人で、男子は張本智和(木下グループ)と丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)と石川佳純(全農)の4人が正式に決まった。

 団体要員の各1枠は男女ともランキング3番手で男子は水谷隼(木下グループ)、女子は平野美宇(日本生命)を選出。新種目の混合ダブルスは水谷と伊藤で組むことも発表した。

 張本と平野は初出場、水谷は2008年北京五輪から4大会連続、丹羽と石川は12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪に続き3大会連続、伊藤はリオ五輪から2大会連続出場となる。

 男女とも2008年北京五輪から実施の団体戦では打倒・中国を目標に掲げる。

 特に女子は12年ロンドン五輪が銀、16年リオデジャネイロ五輪が銅と五輪3連覇中の中国との一騎打ちとの見方が強い。中国が第1シード、日本は第2シードを確保するとみられ、順当なら決勝で激突する。

 今回はエース格で世界ランク3位の伊藤、五輪3大会連続出場と経験豊富な左利きの石川、攻撃的なスタイルの平野と強力な布陣となっており、自国開催の大舞台で悲願達成を狙う。

【2019年振り返り 10月編】来年の東京五輪のマラソンと競歩の会場が札幌に変更。香港で「覆面禁止法」制定。チュートリアル徳井が巨額の申告漏れと所得隠し

2019.12.28 Vol.Web Original

 10月には来年の東京オリンピックに向けてまさかのニュースが飛び込んでくる。17日に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が東京五輪のマラソンと競歩の会場について「札幌市に移すことに決めた」と発言したのだ。

 開幕まで300日を切っての決定に日本中が驚いた。しかしその反面、やむなしと思った人も多かったのでは? 

 今回の決定に「ここにきての変更はアスリートファーストではない」などという声も出たが、ここ数年の東京の8~9月の暑さを考えれば、そもそも東京で選手を走らせようと思うこと自体がアスリートファーストではない。それを最初に言わないほうがどうかしている、という話。

 9月に代表選考レース「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」を開催した日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「ずっと東京ありきでやってきたので不本意」と発言。その後、日にちを経てからのテレビ出演などでも「頭の中はまだ東京でいっぱい」などと語った。テレビ向けのリップサービスなのかもしれないが、陸上界の重鎮のそういった発言に乗って“受け入れた”側の札幌に対する心ない発言をするコメンテーターがいたり、それに乗じてSNS上では心ない発言も飛び交うなど意味不明な状況に。一時は「費用は札幌市が負担すべき」などという「なんで?」というような意見を言う者も現れた。

 ちなみに札幌はその時期、観光シーズン真っ盛りでオリンピックが来なくても観光客でいっぱい。「さっぽろ夏まつり」の開催中で大通公園名物の巨大ビアガーデンはいったいどうなるのか?といった問題もあり、「いや、別に来てもらわなくても…」という意見が地元にあるのは事実だ。

 4日には「逃亡犯条例」の改正案に反対するデモが長引く香港で「覆面禁止法」なる条例が制定された。デモ参加者が顔を隠すために着用するマスクやヘルメットなどの使用を禁止するというもの。覆面禁止法に抗議するデモが起きるなどかえって火に油を注ぐことに。同法については中国共産党機関紙の人民日報など中国各紙が「正当」といっているので推して知るべしといったところか。12月10日には香港高等法院(高裁)上訴法廷が同法を違法とした高裁判決を受け、上訴した香港政府が求めていた判決の執行停止の仮処分について、拒否する決定を下し、同法は即日失効した。

 23日にはお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんが東京国税局から平成30年までの約7年間で計約1億2000万円の所得隠しと申告漏れを指摘されていたことが分かった。徳井さんは同日夜に緊急会見を開き「時間がないことを理由に、申告を先延ばしにしていた。だらしなさと怠慢で、国民の皆さんに多大な不快感を与えてしまった。本当に申し訳ない」などと謝罪した。26日には所属する吉本興業が徳井さんの活動自粛を発表。またNHKの大河ドラマ「いだてん」に1964年東京五輪で女子バレーボール日本代表の監督を務めた大松博文さん役で出演していたのだが、その部分の約15分間は放送された。

ボルト、新国立で一夜限りのレース復帰!現役アスリートにエール

2019.12.22 Vol.Web original

「国立競技場オープニングイベント 〜HELLO, OUR STADIUM〜」が21日、東京・国立競技場で行われ、元陸上選手で世界記録保持者のウサイン・ボルトらがエキシビジョンレースに出場。世界最速王の登場に会場が沸いた。

 障害の有無や性別の枠を超えた混合チームが世界トップアスリートと対決するエキシビジョンレース「ONE RACE」には、国内外から24人の選手が出場。陸上男子100m・200m世界記録保持者のウサイン・ボルトやリオオリンピックリレー銀メダリストの桐生祥秀のレースに注目が集まった。

五輪マラソンと競歩の開催地が「合意なき決定」で札幌に変更

2019.11.09 Vol.724

 2020年東京五輪のマラソンと競歩について、国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会、東京都、政府のトップによる4者協議が11月1日、都内で開かれ、酷暑を避けるため開催地を札幌市に変更することが決まった。

 10月16日にIOCが突如発表した札幌開催案はIOCの強権発動という形で、約半月で決定をみた。

 開催地変更については組織委員会が札幌市への根回しを優先し、また特定の都議がその情報を先に知り、開催地である東京都が一番最後に知らされるといういびつな過程を経た。

 小池氏は事前の相談なく決定事項とされたことに反発、あくまで東京開催を主張。4者協議でも「マラソン、競歩を東京で実施することがベストとの考え方はいささかも変わっていない。あえて申し上げるなら『合意なき決定』でございます」と英国の欧州連合(EU)離脱問題になぞらえた象徴的なフレーズで精いっぱいの抵抗を見せた。

 また4者協議ではIOCのコーツ調整委員長は都が札幌開催で新たに発生する経費を負担しないことや、これ以上競技会場を変更しないことなどで4者が一致したことを報告した。

 コーツ氏は4者協議後の会見で「都民の気持ちは分かる。理解してほしい」と繰り返すだけで、最後まで都民や混乱に対する謝罪の言葉はなかった。さらには五輪憲章や開催都市契約の存在を口にし「次回大会でも同じことになる。IOCには必要な意思決定の権限がある」と言い放った。

 今後の大きな焦点は、札幌への変更に伴う追加経費の負担となる。コーツ氏は会見で「組織委や地元自治体と協議を行わなければならない」と説明。今後の調整次第では札幌市や北海道が費用負担する可能性も出てきたが、札幌市の秋元克広市長は「常設以外は負担しない」と明言している。

 そもそも札幌市がマラソンと競歩の開催を希望したわけではなく、札幌市が経費を負担するのは筋違い。同時期はもともと札幌の夏の風物詩である「さっぽろ夏祭り」が開催される。大通公園が巨大なビアガーデンと化し、観光客も多くやってくることから、マラソンと競歩によりそちらの利益が棄損されることになれば、むしろ補償の対象になってもおかしくはない。

 この開催地の変更について、選手たちは心中はともかく、一様に「気持ちを切り替えて準備する」といったコメントを出しているのがせめてもの救いか。

 その一方で日本陸連の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「ずっと東京ありきでやってきたので不本意」という変更決定直後の発言はともかく、その後、日にちを経てからのテレビ出演などでも「頭の中はまだ東京でいっぱい」などと語った。テレビ向けのリップサービスなのかもしれないが、陸上界の重鎮のそういった発言に乗って札幌に対する心ない発言をするコメンテーターがいたり、それに乗じたSNS上でのやはり心ない発言も見受けられる。

 また強化委員会は代表に内定している選手や各所属の監督ら現場の声を日本陸連事務局にあげたのだが、この意見はIOCや組織委に報告されることはなかった。その理由は強化委と事務局の「認識のズレ」というのだが…。

米ツアー通算82勝のタイガー・ウッズが東京五輪に意欲

2019.11.09 Vol.724

 米男子ゴルフツアー大会として日本で初めて開催された「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉県・習志野CC)の決勝が10月28日に行われ、タイガー・ウッズ(米国)がツアー史上最多に並ぶ通算82勝目を挙げた。

 記録的な大雨で25日の第2ラウンドが中止になり、27日は第3ラウンド後に最終ラウンドを行う強行軍。日没までの11ホールを行い、28日に早朝から残り7ホールを行った。

 出だしの12番(パー4)で第2打をグリーン手前のバンカーに入れ、ボギー。くねくねと曲がるスネークラインの芝に苦しめられ、一時は前の組の松山に2打差にまで迫られたが最終18番で4メートルのバーディーパットを沈め、最後に突き放した。「精神的にきつかった。ヒデキは手ごわかった」と試合を振り返った。

 43歳とあって、ここ数年は故障との戦いもあった。古傷の左膝は、今年8月には5度目手術を受けた。そんな満身創痍での優勝で大会前は10位だった世界ランキングが6位へ浮上、五輪出場圏内に入った。「ぜひ、米国代表として出たい。来年、44歳になるので今後、何回チャンスがあるか分からない」などと東京五輪へも意欲を見せた。

せっかくなら楽しみたい、パラリンピック! 初心者でも楽しめるの?検証リポート

2019.09.19 Vol.722

 いよいよ1年後に迫ってきた東京2020オリンピック・パラリンピック。オリンピックはもちろん、せっかくならパラリンピックも見て、世界的なスポーツの祭典を楽しみたいところ。いやいや、でも、ルールが難しいんじゃ?初めてでも楽しめる? そんなふうに思う読者も多いはず。今回はビギナーでもパラリンピック競技を楽しめるのか検証すべく、パラスポーツ初心者の女子たちが、車いすバスケの国際大会に行ってみた!

パラカヌーテスト大会で見えた競技会場の課題。「多目的トイレ増やしてほしい」の声も

2019.09.15 Vol.Web original

 2016年のリオデジャネイロ大会からパラリンピックの正式競技になったカヌー。東京2020大会の舞台、海の森水上競技場では今月、本番を想定した大会が相次いで行われた。

 9月6日には、新設の五輪会場で初となるカヌーの公式大会「日本パラカヌー選手権大会」が、12~15日には約40カ国から選手が集結し行われた国際大会「READY STEADY TOKYO−カヌースプリント&パラカヌー」がそれぞれ開催。選手にとって、本番会場でレースできる貴重な機会となったなか、競技環境の課題も語られた。

雪降らせ、暑さ対策。東京2020テスト大会で「降雪機」が登場

2019.09.13 Vol.Web original

「できることはすべて試そうと、このアイデアが生まれました」。来年の東京大会へ向け最大の課題ともいえる「暑さ対策」で、ついに雪を降らせる実験が登場した。

 東京2020大会に向けたテストイベント「READY STEADY TOKYO-カヌー(スプリント)」が13日、江東区・海の森水上競技場で開催。暑さ対策の一環として、雪を降らせる試みが行われ、その模様が報道陣に公開された。

 降雪は午前10時すぎと、正午過ぎの2回実施。約300kgの食用の氷を砕いて、除雪機から約5分間降らせた。暑さ対策を担当する大会組織委員会の岡村貴志ゲームズ・デリバリー室MOC統括部長は、「この案は8月中旬に出てきたもの。できることはすべて試してみようと、降雪というアイデアが出てきました」と、試行の背景を語った。

パラアーチェリー、ゲリラ豪雨に暑さ対策。自国開催を味方にできるか

2019.09.09 Vol.Web original

国内最高峰のパラアーチェリーの大会「第5回JPAF杯パラアーチェリートーナメント大会」が8日、埼玉県障害者交流センターで行われ、リオパラリンピック7位の上山友裕が大会3連覇を飾った。大会後、選手から語られたのは、急激な天候変化への対策だった。

パラリンピック競技のアーチェリーでは、一般的な弓であるリカーブボウと、先端に滑車がついて小さい力でも引くことのできるコンパウンドボウの2種類の弓が使用される。今大会では、男女別のリカーブオープンとコンパウンドオープン、そして男女混合のW1の計5種目に分かれ、国内トップクラスのパラアーチャーが集結し、日本一決定戦にしのぎを削った。

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