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東京都美術館 | TOKYO HEADLINE
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浜辺美波「心からの願いを感じる」ゴッホ展のアンバサダー

2021.09.26 Vol.Web Original


 女優の浜辺美波が、東京都美術館で開催中の『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』に来場した。浜辺は同展のアンバサダーを務めている。

 展覧会を鑑賞した浜辺は、「生で見る本物のゴッホ作品は、ものすごい迫力です」。なかでも好きな作品は《祈り》だといい、「祈りのポーズが、ただのポーズではなく、心からの願いを感じる、気持ちが強く伝わってくる作品で、とても魅力的だと思いました」と話した。

 展覧会は、フィンセント・ファン・ゴッホに魅了され世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラーに焦点を当て、ヘレーネが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションからファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示している。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示している。

 さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目している。

 浜辺は、「美術の知識が特になくても、美術館はワクワクする場所です。小さいお子さんも学生さんも、美術館に行ったことがない方も、ぜひ「ゴッホ展」にご来場いただきたいです」とPR。

 12月12日まで同所で。

マネの名画になりきって…上野で美術家・森村泰昌のワークショップ開催

2019.10.26 Vol.Web Original

 東京・上野の東京都美術館 講堂ステージにて25日、名画や著名人に扮したセルフポートレイトで知られる美術家の森村泰昌によるワークショップ「モリー=ベルジェールの写真館」が行われた。現在開催中の展覧会「コートールド美術館展 魅惑の印象派」の関連企画として、本展のイメージビジュアルでもある印象派の画家・マネの最晩年の傑作といわれる《フォリー=ベルジェールのバー》のバーメイドに公募で選ばれた一般客が変身。1989年に発表した作品「美術館の娘(劇場A、劇場B)」でバーメイドに扮した森村自身も、鏡に映る男性として撮影に参加する。

猛暑からトリップ! おすすめアート展「没後50年 藤田嗣治展」

2018.08.21 Vol.709

 明治半ばの日本に生まれ、80年を超える人生の約半分をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を取得して欧州で亡くなった画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)の大回顧展。2018年は藤田が世を去って50年目。本展では、日本はもとよりフランスを中心とした欧米の主要な美術館の協力を得てその画業の全貌を展覧。

「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」などのテーマを設けて、最新の研究成果等も盛り込みながら、藤田芸術をとらえ直そうとする試み。精選された作品100点以上を展示。中でも、パリのポンピドゥー・センターや、ベルギー王立美術館、アメリカのシカゴ美術館など、欧米の主要な美術館から、初来日作品も含め約20点の代表作が出展。また数年前に修復を終えた大原美術館の《舞踏会の前》や東京国立近代美術館の《五人の裸婦》など、藤田の代名詞ともいえる“乳白色の下地”による裸婦10点以上もそろう。

石坂浩二がボッティチェリ展でトーク「宝もの見つけて」

2016.02.25 Vol.661

 石坂浩二が24日、東京都美術館で開催中の『ボッティチェリ展』でトークショーを行った。

 画家としても活躍する石坂はボッティチェリの作品にも詳しい。トークショーでは『バラ園の聖母』や『ラーマ家東方三博士の礼拝』『美しきシモネッタの肖像』など、お気に入りの5作品を自ら解説。色使いやそのバランス、巧妙な構図の説明などとうとうと語り、その博識ぶりに同席した学芸員も舌を巻いていたた。
 
 同展は、フィレンツェを中心に国内外から20点以上のボッティチェリの作品を集めている。ボッティチェリの師の息子で自らの弟子でもあるフィリッピーノ・リッピの作品も合わせ、約80展でボッティチェリの初期から晩年までをたどる。

 石坂は、「これほどボッティチェリの作品が彼の生涯にわたって見られる展覧会はありません。この機会に見てほしい」とPR。また、MCを務めた安東弘樹に美術館や展覧会の楽しみかたについて聞かれると、「(展覧会や美術館に来たら)なにか一つを愛する絵とこっそり決めてください。人には教えないで!それを自分の宝物にしてください。そしてまた、その絵、宝物を探すんです。外国ならそれに会いに行って」と、伝授した。

『ボッティチェリ展』は、4月3日まで同所で。月曜、3月22日は休室。3月21、28日は開室。

年始の芸術鑑賞は巨匠作品でゴージャスに!『ボッティチェリ展 』

2016.01.12 Vol.658

 優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた作品で知られるフィレンツェの画家、ボッティチェリは、名門メディチ家の画家として名を馳せ、大型の祭壇画から私的な神話画まで幅広いテーマの作品を手掛けた。ルネサンス期、多くの画家たちが遠近法や明暗法を駆使した自然主義的な表現に向かうなか、ボッティチェリは中世美術を思わせる装飾的、象徴的な様式を貫き、独自の絵画世界を作り上げた。

 しかしその作品の多くは板に描かれており、きわめて繊細であるため、まとまった数の来日はこれまで叶わなかった。今回は、日伊国交樹立150周年を機に、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集めることに成功した、注目の大回顧展となっている。

 本展では、初期から晩年までの宗教画、神話画、肖像画を通して、ボッティチェリ作品の特徴と魅力を紹介。他にもボッティチェリの師、フィリッポ・リッピや弟子、フィリッピーノ・リッピの作品も合わせて展示。15世紀フィレンツェにおける絵画表現の系譜をたどる。

ボッティチェリ展
東京都美術館 1月16日(土) 〜 4月3日(日)

【時間】9時30分〜17時30分 (金曜は20時まで。入室は閉室の30分前まで)
【休】月曜、3月22日(3/21、28は開室)
【料金】一般1600円、学生1300円、高校生800円、65歳以上1000円
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【交通】JR上野駅 公園口より徒歩7分
【URL】 http://botticelli.jp

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