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柏崎剛 | TOKYO HEADLINE
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11・22「ZST」柏崎がバンタム級王座初防衛 RIZIN出場をアピール

2015.11.23 Vol.655

 総合格闘技「ZST」の13周年記念大会となる「ZST.49~旗揚げ13周年記念大会~」が22日、東京・ディファ有明で開催された。
 メーンではバンタム級王者・柏崎剛に現フェザー級王者の加藤惇が一階級下げて挑戦するバンタム級タイトルマッチが行われた。
 13周年大会という特別な場でZST史上初の現役王者同士の対戦が実現した。

 手を合わせにいった加藤に対し、柏崎がいきなりハイキックを見せるという挑発的な場面から始まったが、試合は柏崎は終始タックルで組み付いてコーナーに押し込みテイクダウンを狙うという展開に。
 コーナーを使ってスタンドに戻し、離れて戦おうとする加藤だが、柏崎はパンチからのタックルでテイクダウンを奪うなど終始主導権を握り続け、最終3Rの終了間際にスリーパーホールドを決め、3分29秒、一本勝ち。初防衛を果たした。
 試合後、柏崎は「ZSTは日本一強い団体とは言えないかもしれないけど、日本一面白い試合を見せられる団体。でもそれだけでは満足できないので、日本一強い団体にしたい。その第一歩として大晦日のRIZINにどうですか? ZST代表として、僕出たいです。よろしくお願いします」とリングサイドで試合を観戦していたRIZINの榊原委員長にアピールした。

ZST.46 柏崎が絶対王者・藤原破り第2代バンタム級王者に輝く

2015.05.25 Vol.643

 総合格闘技「ZST.46」が24日、東京・ディファ有明で開催され、メーンで行われたZSTバンタム級タイトルマッチで、挑戦者・柏崎剛が王者・藤原敬典を3-0の判定で破り第2代王者に輝いた。
 藤原はこれまで4度の防衛に成功し、“絶対王者”とも称されるZSTのエース。柏崎は弱冠19歳で“ZST超新世代のエース”と期待される存在。プロデビュー以来無敗でこのステージに上がってきた。
 柏崎は1R序盤に右ストレートで藤原からフラッシュダウンを奪うと、その後もタックルからテイクダウン。藤原がコーナーを利してスタンドに戻しても、執拗にタックルを仕掛け、足を払ってテイクダウンに成功するなど、主導権を握る。2Rも同様の展開で柏崎がグラウンドで圧倒するとコーナーに戻った藤原にはやや焦りの表情が浮かんだ。3Rは序盤から藤原の打撃が当たり始め、ペースを取り戻すが、柏崎は終盤、タックルからテイクダウンを奪い、なんとか持ちこたえる。4Rも藤原の打撃でひやりとする場面もあったが、やはりパンチをかいくぐってのタックルでテイクダウンを奪い、完全には主導権は渡さない。柏崎は5Rもタックルで藤原の打撃をしのぎ切り、最後はパウンドでまとめ、判定で勝利を収めた。
柏崎は試合後「これからはフライ級王者の(伊藤)盛一郎さんとZSTを全盛期みたいにします。目標はK-1と同じ代々木体育館でやることです」と新世代のエースとしての目標を掲げた。
 セミファイナルではZSTウェルター級タイトルマッチが行われ、王者・濱岸正幸が高橋弘を3-0の判定で破り、初防衛に成功した。
 今回の防衛戦はもともとは山田崇太郎が挑戦するはずだったのだが、美輪明宏の舞台『黒蜥蜴』への出演と重なったため、挑戦者が高橋に変更されたという経緯があった。
 濱岸の投げと寝技、高橋の打撃と焦点のはっきりとした試合。ジャッジ三者が50-45のフルマークと結果的には濱岸が圧倒したが、随所で放たれる高橋のパンチを食らい顔面を腫らした濱岸は試合後「毎回こういう試合になってしまう。もっと一本で勝てるように練習を頑張ります」と反省の弁だった。

ZSTはタッグマッチ、グラップリング、そしてユーチューバーも出場となんでもあり感満載

2015.02.23 Vol.637

 日本には多くの格闘技の団体、イベントがあるのだが、そのなかでも一際異彩を放つのが「ZST」。
 所英男らメジャーイベントでも活躍する選手も輩出する一方で、“バトルエンターテインメント”という方向性での試合も組まれている。
 格闘技というとどうしても「1対1」の戦いをイメージするが、ZSTには「2対2」で戦うタッグマッチが存在する。ZSTは22日、東京・ディファ有明で今年の開幕戦「ZST.44」を迎えたのだが、この日も房野哲也、柏崎剛vs鈴木廣二、大久保謙吾の試合が行われた。タッグマッチとはいってもプロレスで行われるようなものとは違い、タッチは5回まで、乱入はもちろん禁止、タッチは手と手でといったルールが設けられている。リング上はあくまで1対1。しかし写真のようにピンチになるとタッチで脱出するという場面もあり、多少ゲーム性が盛り込まれている。
 試合は9分32秒、まず柏崎が鈴木から腕ひしぎ十字固めで一本を奪う。鈴木が退場となり一人となった大久保が奮闘するものの、最後は房野の猛攻をしのぐに留まり、15分時間切れでゴング。1-0で房野、柏崎組が勝利を収めた。
 試合後、柏崎が「ZST.46」(5月24、ディファ有明)でZSTバンタム級の絶対王者・藤原敬典に挑戦することが発表された。
 柏崎は「まずご結婚おめでとうございます。結婚早々悪いんですけど、藤原選手がベルトを持っていられるのもあと3カ月。残りの新婚生活をエンジョイしてください。5月24日は絶対王者が僕に代わる時。藤原選手、首洗って待ってろ」とアピール。
 呼応しリングに上がった藤原は「6・28、ちなみにこの日は何の日か知ってますか? 俺の結婚式なんですよ。その直前にこんなタイトルマッチ組まれるなんて、ホントに迷惑なんですよ。俺が勝って柏崎選手を(結婚式に)招待したいと思います」と応じた。結果いかんでは勢力図が大きく変わる一戦となる。
 またこの日は前田日明氏が主宰する「アウトサイダー」の名物ファイターで人気ユーチューバーという異色のプロフィルを持つシバターという選手が出場した。
 シバターは「リアルアマレスラー」というキャッチフレーズを持つだけあって、試合中の動きもプロレスラーっぽい動きが目立つ。猪木アリ状態の相手にストンピングを狙ったり、「胸に打ってこい!」と挑発してローキックを食らってしまったり、コーナーポストから攻撃を試みレフェリーに注意されたり。しかし随所では重いパンチを放ち、対戦相手の伊達李和をヒヤリとさせる場面もあった。1R終盤には伊達のタックルを潰し、パイルドライバーを放つなど、地力を感じさせる動きを随所に見せる。そのパイルドライバーもご丁寧にゴッチ式であった。試合は残り10秒でフロントチョークにギブアップ。勝利こそならなかったが、会場を沸かせ、格闘技の可能性も垣間見せた…と言っては言い過ぎだろうか…。
 ZSTはこのほかにも、打撃なしのグラップリングに特化した「GTルール」の試合があり、この日も太田裕之と牧野仁史がグラウンドの攻防を展開。観客はその緻密な動きをかたずを飲んで見守った。
 なおこのGTルールの試合については、4月、5月大会でGTタッグトーナメントを開催。今年の10月ごろにグラップリングの全日本選手権といった形での大会が計画されている。

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