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歌舞伎 | TOKYO HEADLINE
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中村勘九郎「お客様の心の栄養になるように」コクーン歌舞伎が12日開幕

2021.05.11 Vol.Web Original

 コクーン歌舞伎第十七弾『夏祭浪花鑑』が12日、渋谷のBunkamuraシアターコクーンで初日を迎える。開幕を控えて11日、本作に出演する中村勘九郎、中村七之助、尾上松也、そして演出・美術の串田和義が出席し、オンライン取材会が行われた。

 緊急事態宣言によって一部公演が中止になっていたコクーン歌舞伎の幕が開く。

 勘九郎は「大変な状況の中、幕を開けることができてとてもうれしいです。祭りの火が消えなかったというのは、役者・エンターテインメントの人間としても、次の進むステップのひとつになったと思います。まだまだ世の中は本当に大変ですが、いらっしゃったお客様一人ひとりの心の栄養になるように一致団結して超楽しいお祭りをお見せします」と、挨拶。そのうえで「安全・安心に見ていただいて、本当に苦しい日常を忘れていただけるような舞台空間、肉体の芸術、生きてるというものをお届けするのが私たちの使命だと思っていますし、そしてこの公演の意義だと思っています。生きる鼓動を味わっていただけたら」

松本幸四郎「子どもの勉強、共有したい」いちから勉強に取り組み中

2021.03.04 Vol.Web Original

 

 歌舞伎俳優の松本幸四郎が4日、「進研ゼミ」の新商品発表会に出席した。

 この日は、藤岡弘、の娘の藤岡舞衣と、鈴木福の鈴木夢の現役中学生とともに、現役「進研ゼミ」生として登壇。最初の挨拶を終えるなり、司会者に本当にそうなのかと確かめられた幸四郎は「子どもが高校生、中学生で、その勉強を共有したいという思いで、進研ゼミに入りました」。現役中学生のころにも入会していたというが、昨年、再度入会したという。「正直、中学高校の時に習ってないよ!っていうぐらい難しい。いちから知らないことを知るという感覚でやっています」と笑った。

 昨年から続くコロナ禍で子どもたちの学習環境も変化を余儀なくされている。

 今の状況について、藤岡は「全体的に授業がオンライン授業になって、登校することもあるんですけど、登校すると友達との距離も1メートルぐらい空けなければいけなくて、会話も最小限なので、前みたいに楽しくおしゃべりしたり遊べないので少し寂しいです」。鈴木も「楽しい行事がなくなりました。グループ活動ができないので、授業中も意見の交換があまりできない」と残念そう。

 そんな2人の姿に幸四郎は「同い年の仲間ができるのが学校。人と人とのつながりができる大事な場所でもあるのに、勉強に特化されているのに近い状態。子どもたちも大変。寂しいという思いが生まれるのも当然だと思います」

市川海老蔵、勸玄くんと初めての稲刈り! 新潟米のアンバサダー就任で

2020.10.12 Vol.Web Originaⅼ

 市川海老蔵が新潟米「新之助」のアンバサダーに就任、11日、新潟市内で行われた新CM発表会に登壇した。発表会には堀越勸玄くんも出席、花角英世新潟県知事とともに田んぼに入り、稲刈りも行った。

勘九郎、大河主演の長谷川へエール。「かっこいい光秀演じて」

2020.01.20 Vol.Web original

「明治座 三月花形歌舞伎」の製作発表が20日、都内で行われ、中村勘九郎、中村七之助が出席。前大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」の放送を終えた勘九郎が、昨日スタートした「麒麟がくる」の主演、長谷川博己にエールを贈った。

この春、3年ぶりに花形歌舞伎が上演される明治座。200年以上に渡り受け継がれる名作「桜姫東文章」などの古典歌舞伎を中村勘九郎、中村七之助兄弟が演じ、歌舞伎復活の幕開けを飾る。

製作発表に出席した勘九郎は、「明治座で大事な役を務めることができ、ありがたいです。僕たちが子供の頃、かっこいい!この役をやりたい!と思って育ってきたので、子供たちにそう思ってもらえるように輝き続けたい」と、座長としての意気込みを語った。

三宅健「身も心も捧げたい」六本木歌舞伎『羅生門』開幕

2019.02.23 Vol.Web Original



 市川海老蔵と三宅健が出演する、六本木歌舞伎の第三弾『羅生門』が22日、EXシアター六本木で、初日を迎えた。

 海老蔵と三池崇史監督がタッグを組んで展開している六本木歌舞伎の第3弾。生きるための悪、人間のエゴイズムを描く、芥川龍之介の小説『羅生門』を、歌舞伎で表現する。

 初日公演の前に行われた公開舞台稽古では、歌舞伎ならではの世界観や演出、六本木歌舞伎ならではのユーモラスな表現も組み込みながら、重みのある物語を表現。独特な言葉の表現などはかみ砕いて自然に説明した。休憩を挟んで序幕二幕で1時間半を超える舞台の間、観客はずっと前のめりで、登場人物の一挙手一投足にくぎ付けだった。

海老蔵と三宅健の六本木歌舞伎『羅生門』22日開幕! 海老蔵「三宅健を見て」

2019.02.05 Vol.Web Original



 市川海老蔵と三宅健(V6)による「六本木歌舞伎第三弾『羅生門』」製作発表会見が4日、都内で行われ、海老蔵と三宅、そして演出を担当する映画監督の三池崇史が登壇した。

 海老蔵と三池がタッグを組んで展開している六本木歌舞伎の第3弾。『羅生門』は芥川龍之介による同名の小説が原作で、生きるための悪、人間のエゴイズムを描いている本作を、歌舞伎で表現する。

尾上右近、初めての現代劇が開幕控え「精神的にはオーバードーズ」

2018.07.05 Vol.Web Original

 尾上右近が初めて現代劇に挑戦する舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』(6日開幕)の公開最終リハーサルが5日、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで行われ、終了後、尾上らキャストが取材に対応した。
 
 最終リハーサルを終えた感想を聞かれた尾上は、「僕個人としては初めての現代劇。ゲネプロという経験もほとんど初めてで、厳しい空気を感じながら、緊張といろんな意識といろんなことが混ざって……。今日はとにかく正気の沙汰ではなく、精神状態としては“オーバードーズ”という状態」と、自分の役どころに寄せてコメント。そのうえで、「お稽古して、みんなで作り上げたことを守りながら、自分の感情というものものせて、踏み出してみようという気持ちで明日(初日)を迎えたい」と、意気込んだ。尾上は、幼少時代に実母からネグレクトを受けて育ったトラウマがあり、戦争がきっかけで薬物依存症になった過去を持つ青年を演じる。

【インタビュー】坂東巳之助 × 中村隼人『NARUTO−ナルト− 』を歌舞伎で上演

2018.06.18 Vol.707

 地球規模で人気のマンガ『NARUTO−ナルト− 』がこの夏、歌舞伎になる! 作品の軸となるナルトとサスケを勤めるのは、話題の「スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『ワンピース』」にも出演している坂東巳之助と中村隼人。「超える作品を作りたい!」。幼いころから原作を読み込んできた2人だけに気合が入っている。

現代劇に初挑戦の尾上右近「たくさん恥をかけるのがうれしい」

2018.06.13 Vol.web Original

 尾上右近主演の舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』の会見が13日、都内の会場で行われ、主演の尾上右近と翻訳・演出のG2が登壇した。

 冒頭G2は「長年舞台の仕事をしてると、やらねばならない作品と、やっておかなきゃならない作品があって、やらねばならない作品はどんどん目の前に現れるが、やっておかなきゃならない作品はどうしても後回しにしてしまう。今回は久々にやっておかなきゃいけない作品に出合え、なんとか稽古をやるところまでこぎつけたのをうれしく思っている」と作品についての思いを語った。
 また、右近について「翻訳ものはおろか、現代劇のストレートプレイは初めてという中、チャレンジ精神で出演を決めていただいた勇気を尊敬します。稽古もすごく頑張っているので完成が楽しみです」と期待を寄せ、「非常にチャレンジングで、とても勉強して稽古場に来ている。頼もしいと思って見ています。意欲的であり、僕自身、非常に刺激になっています。歌舞伎役者としての土台はあるので、そこから新たな魅力をどう作るかということを考えながらやらせてもらっています」とその姿勢を評価した。

 右近は「新人の尾上右近です」と挨拶し、「何しろ初めての事づくしで…。初翻訳劇、初現代劇、初主演は、困難を極めることだということを覚悟の上、挑戦させていただきます。しかし、今回の舞台が、自分の糧になるという事と、危ない道、危険な道に進みやすい自分の性格を受け入れた上で、これは乗り越えなければいけない試練だと思っています。おかしいんですけど、恥をかくことが好きなので、たくさん恥をかけるのがうれしく思っています(笑)。1日1日成長していく事を自分の中で信じ、稽古をしています」と決意を述べた。
 通し稽古を数日間やってすぐに本番を迎える歌舞伎との違いについて「歌舞伎では基本的に自己管理で舞台に上がるので、出演者とディスカッションする事はあまりない。今回の舞台の稽古では、自分が疑問に思うことや、やってみたい事を演出の方などにぶつけられることが新鮮。むしろぶつけないと広がりを持たないので、分からないことや相談したい事は抱えないことが大事かなと」と戸惑いをみせつつも「初めての立ち稽古では、セリフに追われ動きがなくなり、気が付いたら相手役の南沢奈央さんと並んで喋っていた。その時は漫才に見えちゃうと言われました(笑)」と失敗談を披露して会場を笑わせた。

 また、共演者について「意外と葛山(信吾)さんがいじられキャラで(笑)。どうやら葛山さんはカラオケですごい力を発揮されるらしいんです。だから早くカラオケに行きたい(笑)。どういう力なのか、話ばかり伺っていて、自分の中で想像ばかりが膨らんでいるので、早くそれを目の当たりにしたい。とにかく共演者のみなさんとカラオケに行きたいです(笑)」と意外な秘密を暴露した。

 見どころについてG2は「コカインやイラク戦争に行った若者のトラウマなどのアメリカのいろいろな問題や、昨今のネット社会についてなど社会派といわれるお芝居ですが、決して難しい話ではありません。社会の悪いところをつついて掘り返す話ではなく、そこにいることを前提とした若者たちが、いかに新しい明日に向かって歩き始めるかという、見終わった後に勇気が出る作品だと思います」とコメント。右近も「人種も違うそれぞれの役の個性が、どうつながり、どういうメロディーを奏でるかというところが非常に魅力的なお芝居だと思います。薬の問題、ネット社会の問題などを題材にしていますが、そこには人の心があり、そんな人の心の温かみ、温もりが伝わるお芝居だと思います。そこを感じ豊かな気持ちになっていただければ」と語った。

『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』は、7月6日(金)から、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。

【インタビュー】中村橋之助が創作舞踊「カルメン2018」に挑戦!

2018.06.13 Vol.707

 日本舞踊“未来座”によるSAIシリーズ第二弾「カルメン2018」が6月22日から国立劇場小劇場で上演される。同シリーズは松本幸四郎をはじめとする日本舞踊協会のメンバーが、日本舞踊の継承と革新のために誕生させたもので、昨年第1回目となる公演が行われた。今年は世界的オペラ「カルメン」を題材に上演。7月に襲名披露興行を終える中村橋之助がダブルキャストで、創作舞踊に初挑戦する。

【インタビュー】尾上右近が現代劇に初挑戦!「新しい経験にワクワクしています」

2018.05.30 Vol.Web Original

 最近はバラエティー番組などにも出演、人気急上昇中の歌舞伎俳優・尾上右近。勝手が違う世界に戸惑っているかと思いきや…?

「素の自分を出さなきゃいけないので、人間力が試されている気がします。バラエティーでは特に自分をいいタイミングで出す瞬発力が必要だと思いました。出さなきゃいけないけど、出さないという出し方もある。その辺り自由なので楽しいですが、まだ全然慣れませんね」

 彼の名前が一躍有名になったのは、2017年『スーパー歌舞伎II ワンピース』の公演。本番中に負傷した四代目市川猿之助に代わり、同公演に出演していた右近が終演まで主役を務めあげた。

「昨年猿之助さんの代役をさせていただいたことで、多くの方に知っていただけるようになったと思います。その舞台を務めたことで、今までどんなことを感じて何をしてきたのか改めて分かりましたし、その上で今自分に足りないものが何なのかもよく分かった。あのような状況で知っていただくということはあまりない事ですが、自分としてはこれまで通りやっていくだけだと思っています。自分はもともと歌舞伎役者の家に生まれたわけではなく、歌舞伎役者をやりたくて、自分で選んでやっているので、まだまだやりたい事がたくさんあります。大きな夢もあるし、経験してみたい事もいっぱいある中で、自分の事を知っていただき、新しいお仕事ができるのはすごくうれしいと素直に思います」

 右近の家系は華やかだ。父は清元宗家七代目清元延寿太夫で、曽祖父は六代目尾上菊五郎。さらに、従兄弟に十八代目中村勘三郎、祖父に昭和を代表する映画スター鶴田浩二を持つ。

「曽祖父が歌舞伎役者だったので、歌舞伎にはすごく近い環境の中で育ちました。その中で、小津安二郎監督が撮った『鏡獅子』という映画をたまたま3歳の時に見て、それをやりたいと強烈に思ったんです。鏡獅子というのは歌舞伎舞踊で、曽祖父の六代目尾上菊五郎がその映画の中で、それを踊っていた。それやりたいがために舞踊や歌舞伎の稽古を始めましたし、自分が今ここにいるすべてのきっかけが、その曽祖父の踊りを見たことでした。うまくは説明できませんが、本当にすごく強烈にひかれて、その役をやりたいという気持ちになったのを今でもはっきりと覚えています。もともと、清元という邦楽の家でしたので、その稽古も始めて、どんどん古典的なものにものめり込み、子役として歌舞伎の舞台に立たせていただく機会もいただくようになりました。その中で演じる事の楽しさにも目覚め、そこからずっと役者でありたいという気持ちが続いています。右近という名前を襲名させていただいた時は、自分の思いがつながったなと思いました。それに関しては運もあるし、タイミングもありましたが、自分はとても恵まれているなと感じますね」

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