武尊「60kgには一人うるさい奴がいる」
K-1の大会前恒例のファンイベント「『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~』6.17さいたま大会・大決起集会!」が6月2日、東京ソラマチ イーストヤードの「J:COM Wonder Studio」で開催。3月大会で三階級制覇を達成したK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者の武尊が登場した。
武尊は「階級を上げて1発目で1日3試合っていうのは普通あり得なかった。相手にパワーがあると思わせるように、3試合全部ずっとプレッシャーをかけていた。あれはパワーがある人がやること。圧勝したと思われているが、めちゃくちゃケガしていた」などと3月の試合を振り返った。そして翌日(3日)から渡米することを明かした。これは昨年末に渡米した際に練習をしたUFCバンダム級王者のT.J.ディラショーが自らの試合にあたり、武尊をスパーリングパートナーとして指名したもの。
今大会は武尊が返上したフェザー級のベルトを争う「第2代フェザー級王座決定トーナメント」が軸となるのだが、優勝者は誰か?という問いには「同門の西京春馬はこの年では考えられないくらいのテクニックを持っている」としながらも「ここで春馬と言っては面白くないですよね。春馬には勝ってほしいけど、春馬のブロックはタフな選手が揃っている。1回戦の朝久戦は僕の中では事実上の決勝戦だと思う」などと思案をめぐらせ、出した結論は「小澤君かな。2回戦ったということもあるが、こういう時に上がってくるんじゃないかな。僕の時も“あいつどうせ上がってこれないだろう”と思っていたんですが上がってきた。K-1の舞台は魔物が棲んでいる。あの日も勢いとか運で上がってきた。トーナメントに強いんじゃないかと思う」と初代王座決定戦の決勝で対戦した小澤海斗の名を上げた。
そして自らの今後の目標としては「もっと自分の強さを高めたい。K-1全体ではゴールデンタイムでの地上波の放送を現役中に実現しないと自分が納得できない」などと話した。また「60kgにはまだやっていない選手がたくさんいる。一人うるさい奴もいるし」と発言。やっと大阪のあの選手が視界に入ってきたのか…?