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江戸 | TOKYO HEADLINE
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日本橋で弥次喜多コンビと江戸前寿司!『日本橋シアトリカルツアー』体験イベント

2020.01.24 Vol.Web Original

 2020年3月からスタートする新感覚の“没入型”街歩きツアー『日本橋シアトリカルツアー』先行体験イベントが24日、日本橋周辺にて行われた。「シアトリカルツアー」とは、松竹が企画・製作する街や建物を舞台に演劇と街歩きが融合した体験型エンターテインメント。十返舎一九の旅行記『東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)』の弥次喜多コンビが現代にタイムスリップしたという設定で、ツアー客と一体となって日本橋の街中で演劇を繰り広げる。

 体験イベントに先立って、本ツアーを担当する松竹・企画開発部の京井勇樹さんは第1弾に日本橋を選んだ理由について「日本橋は昔から日本全国よりひと・もの・ことが集まり、それらの交流によって新たな産業や文化が生み出された街でした。現在は再生計画が進められている中でも、老舗の飲食店や百貨店が軒を連ねるなど、都会にいながら江戸と現代の文化が体験できる街だと思います。そのような演劇の舞台としても歴史や文化の学びとしても特色がある日本橋を、エンターテインメントという形で届けられる魅力があると感じ、この日本橋で第1弾を開催したいと思っています」と力を込めた。

 今回の体験イベントでは60分のダイジェスト版として日本橋案内所、名橋「日本橋」、仲通りに現れる「寿司屋台」、福徳神社を巡った。まずはスタート場所となる日本橋案内所(コレド室町1 地下1F)へ。何が始まるのかワクワクしていると、日本橋の観光ツアーガイド・藤川初音が登場。

 続いて弥次さんこと弥次郎兵衛、喜多さんこと喜多八が登場……と思いきやドンキで揃えた動物コスチュームに身を包むウェーイ系の人物が。初音にシバかれて衣装を脱ぐと、やっと本来の姿の弥次喜多コンビが登場した。ここで1週間前に江戸からタイムスリップした際に弥次さんが江戸時代の記憶を失ってしまったことが判明。弥次さんの記憶を取り戻すべく、江戸にちなんだ日本橋の名所を巡るツアーが始まった。

時空を超えて、体感する「特別企画展『天下祭と山王さん 〜江戸っ子は、山車に絵巻に、木遣り唄〜』」

2014.06.07 Vol.619

 江戸時代以来、隔年で行われている山王権現(日枝神社)の山王祭と神田明神(神田神社)の神田祭。江戸城内で将軍の上覧があったことから“天下祭”と呼ばれた両祭礼は、時代によってスタイルを変化させながらも、江戸から現代へと大切に受け継がれてきた。本展では、山車や絵巻、屏風、古写真、映像、かつて使われていた道具などを展示しながら、祭の成り立ちから現代の様子、祭を支えてきた人々の姿を紹介する。会場では、絵巻『山王祭礼之図 第一巻』(複製)や文政七年(1824年)に作られたとされる江戸天下祭図屏風など、貴重な資料を展示。また『東都歳事記』四巻に記録されたゾウの造り物の図を実際のゾウの大きさに近いサイズで出力展示したり、今なお山王祭で使用されている河鍋暁斎が描いた『御酒所幕』を高性能スキャンし実物に近い状態で展示するなど、祭を体感できる試みも多数。他にも、戦後の山王祭が撮影されたモノクロ映像や、大正時代から昭和に撮影された貴重な写真資料も展示する。

 今年6月には日枝神社の山王祭が行われるので、合わせて本展で祭の歴史に触れてみよう。

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