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池田成志 | TOKYO HEADLINE
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『青天を衝け』が出演者第3弾! 磯村勇斗、深川麻衣ら一挙17名!

2021.01.26 Vol.Web Original

 吉沢亮が主演する大河ドラマ『青天を衝け』(2月14日スタート)が26日、第3弾となる出演者を発表した。明らかになったのは、主人公である渋沢栄一が徳川慶喜の家臣となって活躍する江戸と京で出会う人々。

 第十四代将軍徳川家茂を演じる磯村勇斗は、本作で大河ドラマに初出演。「家茂に恥じぬよう短い生涯の生きざまを責任を持っていきたいと思います」。また「お芝居以外にも身に付けることがたくさんあり、しっかり体になじませて撮影に臨みたい」と意気込んでいる。

 家茂の正室である和宮は、深川麻衣が演じる。出演にあたり、深川は「大河ドラマというすばらしい現場で、錚々たる皆さまとご一緒できる喜び。そして実在した方を演じるという責任の重み。どちらもしっかりとかみしめながら、日々の撮影に臨みたいと思います」と、やる気。

 この日発表された他キャストも、公式サイトに意気込みを寄せている。

『青天を衝け』は、日本資本主義の父と称される渋沢栄一の生涯を描く。農民の家に生まれながら、幕臣となり、明治新政府に仕官。その後、実業家に転じ、近代日本のあるべき姿を追い続けた。吉沢亮が主演する。

あの男たちが12年の時を経て帰ってきた 阿佐ヶ谷スパイダース『はたらくおとこ』

2016.10.22 Vol.677

 長塚圭史が主宰を務める「阿佐ヶ谷スパイダース」が今年で結成20周年を迎えた。

 2009年の英国留学以降、長塚が外部のプロデュース公演を手掛けることが多くなり、また葛河思潮社という別のユニットを立ち上げ頻繁に公演を行っていたこともあったことから、阿佐ヶ谷スパイダースとしては3年ぶりの公演となる。

 その英国留学を経て、長塚の作風が少々変わったこともあり、古いファンの中からは「たまには昔の作風のものも見たい」という声がかねてから上がっていた。そんな声に応えたのかどうかは分からないが、再演の声が最も高かった『はたらくおとこ』を今回再演することとなった。

 初演は2004年。あれから12年経ったが、当時出演した8人の男たちがそっくりそのまま集まった。もっと言うと、印象的だった音響さんも一緒。物語も脚本を少々書き直した部分もあるが、基本的には一緒。

 12年前をなぞるものになっても、あの時の面白さは色あせないだろうし、12年経った分の変化がコクとか味とか、俳優によってはアクとなって乗っかってくればそれはそれで刺激に満ちた作品になるだろうし。

 どっちに転ぶにしても見応えのある作品。

今年は春から池袋『逆鱗』NODA・MAP

2016.01.11 Vol.658

 野田秀樹率いるNODA・MAPの約2年ぶりとなる新作。松たか子が7年ぶりのNODA・MAP出演、前作『MIWA』から瑛太と井上真央が連続出演など豪華なキャストが話題だが、いつにもましてなにやら深く考えさせられそうな作品となりそうだ。

 タイトルの『逆鱗』はチラシで見ると「逆」のつくりの部分や「鱗」の魚へんや米の部分を裏返しにするなど、随所に謎を散りばめ、なにやら意味ありげな表記になっている。

 物語は、かつて沈没船の窓越しに人間と交わした約束を果たすために人間のふりをして地上に現れた人魚と、海中水族館の「人魚ショー」で人魚のふりをする人間が出会い、大きく動き出す。

 タイトル表記の意味は多分この鏡合わせのような存在の2つのキャラクターに起因するものなのかもしれない。加えて、作品中に世相や政治的な出来事に対するメッセージを織り込むことの多い野田の今回のメッセージは「怒り」? それとも…と、初日の幕が開けるまでもいろいろ考えてしまう。チラシを手に取ったときから、すでに見る側の物語は始まってしまっているのかもしれない。

 前売りはいつもどおり完売だが、当日券もいつもどおり毎公演発売する。

見る者をぐいぐいと作品に引きずり込ませる世界観

2015.09.27 Vol.

クドカンの新作書き下ろし『万獣こわい』に小池栄子、夏帆が出演

2014.02.06 Vol.610

 生瀬勝久、池田成志、古田新太の3人によるユニット『ねずみの三銃士』の3回目の公演『万獣こわい』が3月15日から東京・渋谷のパルコ劇場で上演される。
 このユニットは「今一番やりたい芝居を自分たちの手で上演したい」という3人の思いから2004年に立ち上がったもの。当時売り出し中だった大人計画の宮藤官九郎と演出家の河原雅彦をそれぞれ作・演出に迎え、第1回公演『鈍獣』を上演した。
 この『鈍獣』で宮藤は岸田國士戯曲賞を受賞。その後、映画化もされるなど、大きな話題を呼んだ。
 5年後の2009年には宮藤×河原のコンビはそのままに、三田佳子をゲスト主役に迎え、第2回公演『印獣』を上演した。
 そしてまた5年の月日を経て、待望の第3回公演が行われる。もちろん今回も作・宮藤、演出・河原のゴールデンコンビは継続。ゲストには小池栄子、夏帆、小松和重。生瀬らとも共演したこともある3人ということもあって、6日に行われた製作発表会見でも息の合ったやりとりを見せていた。
 会見では「今回もえげつなくて笑えるお話になると思います」(生瀬)、「わがままをできるだけ形にする、うまいこと作品にできたら」(池田)と、今回も規格外の破天荒な作品になることは間違いなさそう。
 ちなみに古田はインフルエンザで会見を欠席。「インフルってしまいました。予防注射2回も打ったのに…。タミフルが効くことを願い、面白い作品を作るべく頑張ります。イン古田エンザ新太」というメッセージが生瀬によって紹介された。
 本作は東京を皮切りに北海道から沖縄まで全国9カ所で上演される。

NODA・MAP最新作『MIWA』は全公演で当日券あり!!

2013.10.07 Vol.601

 NODA・MAPの最新作『MIWA』が池袋の東京芸術劇場プレイハウスで現在上演中だ。
 同作は野田秀樹が同じ長崎県出身である美輪明宏の半生をモチーフに描いた「全く出鱈目な美輪明宏物語」。
 事実に沿う部分とフィクションの部分が入り乱れ繰り広げられる、まだ生存する人間の伝記的な物語。そんな不可思議な試みを可能にしたのは美輪という存在の特殊さであり、野田の美輪に対するリスペクトの賜物だろう。
 劇中、過去に美輪の周囲にいた人物を思わせる役名の人物や実在した人物が登場するたびに、美輪が生きた時代がどれだけ刺激的で激動の時代だったかを改めて感じさせる。
 また、かつての野田作品で使われた思い出深い言葉遊びのセリフが突然飛び出すなど、野田の作品に込めた共通するテーマや思いといったものを感じさせる作品となっている。
「MIWA」役の宮沢りえ、古田新太、池田成志といったNODA・MAP出演経験のあるベテラン陣に加え、今回は瑛太、井上真央、小出恵介といった若い俳優たちが初参加。いつもとは一味違う野田ワールドが構築されている。
 東京公演は11月24日まで。その後、大阪、北九州で上演される。前売り券は完売だが、全公演で当日券は販売される。

野田秀樹の新作『MIWA』で宮沢りえが美輪明宏を!?

2013.08.22 Vol.598

 NODA・MAPの第18回公演『MIWA』の記者発表会が22日、都内のホテルで開催され、作・演出の野田秀樹、主人公のMIWAを演じる宮沢りえら9人が顔を揃えた。
 この作品はその名のとおり「美輪明宏」をモチーフに描かれる作品。
 美輪はシャンソン歌手、俳優として活躍。昨年の紅白歌合戦に出演し『ヨイトマケの唄』を歌った姿は記憶に新しい。その美貌と同性愛者ということもあり、今ではジェンダーすら超越した存在。
 野田は今作について、前作の『エッグ』を書いている時に聞いた満州に住んでいる方々の生き様からヒントを得たようで「僕は1955年生まれで戦争は全く想像がつかない世界。頭の中では分かっていたつもりが、実際に聞くと本当にすごいことなんだと思いました。そこで、一人の戦前に生まれて生きてきた人の一生を書いてみたいと思い、そのときに真っ先に誰が舞台でビジュアル的に面白いか考えたときに美輪さんが浮かびました」とその経緯を語った。
 また美輪については「化物と言われる人はいっぱいいると思うんですが、美輪さんは絶対にバレない。ずっと化物でいられる人。今77歳なんですが、この年までずっと化物のままというその凄みを今、作りながら感じています」と話した。
 美輪は会見には姿は見せなかったが映像で「今回一番かわいそうなのは宮沢りえちゃん。(出演者には)ご愁傷様」とコメントを寄せた。
 また野田はMIWA役に宮沢を起用したことについて「男性が演じるのは無理だと思った。女性が演じれば、違うものとして見てもらえるだろうと思った。逃げですね」と、その意図を語った。
 前日に放送されたNHKの特番で美輪と対談した宮沢は「無限に思いとか言葉が広がっていらっしゃっている方。ずっとお話していたいと思った。今は美輪さんという怪物を演じるにあたってプランはゼロ。野田さんを信じて稽古の中で見つけていきたい」と語った。
 共演はNODA・MAP常連の古田新太、池田成志に、初出演の瑛太、井上真央、小出恵介ら豪華な顔ぶれ。
 10月4日から11月24日まで池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演。その後、大阪、北九州で12月8日まで上演される。

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