大掃除のタイミングにあわせて、いらなくなったものは捨ててしまおうと人も少なくないだろう。その断捨離アイテムのなかに着なくなったスポーツウエアなど衣類があるならば処分はちょっと待って!
東京マラソン財団は12日、2018年の東京マラソン(2月25日)で衣類リユースの活動支援を実施すると発表した。家庭に眠っているまだ使える衣類を社会貢献に役立てる「洋服ポスト」の仕組みを東京マラソンに導入するもので、東京マラソン EXPO 2018の会場や大会当日のスタートエリア(ランナーのみ)に「洋服ポスト」を設置して、ボランティアが衣類を預かる。集まった衣類1kgにつき7円が、東京マラソンチャリティを通じて寄付されるという。
東京マラソン走ったランナーなら経験済だろうが、スタート地点についてから実際に走りだすまではかなり時間があって体が冷える。とはいえ、42.195キロメートルを走り抜くためにも余計なものは身に着けたくないのが、多くのランナーの思うところ。東京マラソン財団は、古くはなったもののまだ着られるスポーツウェアなどをスタート寸前まで着用して暖を取ってもらい、いよいよ走りだすという時には脱いで「洋服ポスト」の仕組みを利用してもらうことをイメージしているという。
「洋服ポスト」は、特定非営利活動法人洋服ポストネットワーク協議会が運営する、眠っている衣服を世の中のために役立てる仕組み。スポーツウエアに限らず、メンズ、レディーズ、子供用などまだ着られる衣類を預かり、マレーシアで選別、世界各地の古着マーケットで販売されたり、形を変えてリサイクルされる。東京マラソンだけではなく、常設のポストやイベントでの回収、郵送での送付も受け付けている。詳細は「洋服ポスト」の公式サイト http://www.yofukupost.net/ で分かる。
東京マラソン当日に衣類の預かりや仕分けを行うボランティアを1月下旬から募集する。募集の詳細は、東京マラソン財団オフィシャルボランティアクラブ VOLUNTAINER http://www.voluntainer.jp/ で発信される。