TSUTAYAとテレビ東京は、光石研出演のドラマ「デザイナー 渋井直人の休日」のTSUTAYAプレミアム配信と放送とを記念し13日、都内の会場でPRイベントを開催した。
同作は『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』などを手掛けた人気漫画家、コラムニストの渋谷直角氏による最新作で、宝島社発行の『otona MUSE(オトナミューズ)』で連載中の同名コミックの実写化。イベントには、光石と渋谷氏が登壇した。
光石演じる渋井直人は、おしゃれな日常を過ごすも、次々現れるヒロインたちに右往左往する中年デザイナー。
その役どころについて聞かれた光石は「わりと洋服の趣味も似ています。現場に入っても、自前のチノパンから衣装のチノパンに着替えるみたいな感じで、好みは似ていますね(笑)」とおしゃれ好きな共通点を明かした。原作者の渋谷氏も、光石が演じる渋井について「光石さんと原作の渋井直人は違和感がまるでないです。スムーズに、グラデーションで実写化されているなと。可哀想だなと…(笑)」と大絶賛しながらも、あまりの同化ぶりに同情の声を寄せ会場を沸かせた。
MCからこれまでの放送話で「一番好きなシーンは?」と質問がとぶと、光石は【第2話:張り切って料理を作った後に、家に来る予定だった高田(夏帆)から電話で断られるシーン】を上げ、会場でそのシーンが流れるとお客さんからも笑い声が。「それまでのワクワク感とのカットバックで面白いシーンなんです」と見どころを話しながらも、「僕、料理は一切できないんです。インスタントコーヒーも面倒くさくて作らないくらい。一人暮らしの時は、家の前にある自販機でコーヒーを買って朝に飲んでいました。こだわりもそんなにないですし、掃除も必要に駆られてやるくらいで、苦手です。だから、張り切って料理をして、それでフラれたことはないですね(笑)」とドラマとは異なる意外な素顔を明かした。