又吉直樹のエッセイを映画化した『僕の好きな女の子』が公開、14日、主演の渡辺大知と奈緒、玉田真也監督、そして又吉が揃って初日舞台あいさつに立った。新型コロナウイルスの影響で登壇者は別の場所からあいさつするリモート形式で、渡辺は「こんなに距離感のつかめない舞台あいさつは初めて…」と苦笑いしながらも、映画館で作品を鑑賞し終わったばかりの観客と切ない想いをシェアした。
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舞台版『ねじまき鳥クロニクル』に、成河、渡辺大知、門脇麦ら
村上春樹の同名の長編小説を舞台化する『ねじまき鳥クロニクル』のキャストが2日、発表された。主人公の岡田トオルを演じるのは成河と渡辺大知。門脇麦は不登校を続ける女子高生の笠原メイを演じる。
大東俊介、渡辺大知がNHKよるドラでゾンビ! 役作りに熱心すぎて「ものすごい破壊力」
NHKよるドラ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」の会見が17日、都内にて行われ、同作に出演する石橋菜津美、土村芳、瀧内公美、大東駿介、渡辺大知が登壇した。
ゾンビが大量発生した地方都市を舞台に、アラサー女子と仲間たちのサバイバルを通して彼女たちの欲望や葛藤を描き出す、完全オリジナルの“ジャパニーズ・ゾンビドラマ”。
生きることへの執着がない主人公みずほを演じる石橋が「私も、何のために生きているのかを明言できないタイプなので、自分と向き合うような気がして、ちょっと怖いな、と思いました」と役への共感を語ると、大東も見どころのシーンについて「ゾンビから逃げてくるという危機的状況なんですけど、ゾンビをないがしろにして自分の身のことや、その時の事情を優先させてしまう人間の愚かさが集約されているシーンだった」と振り返り、いわゆる“ゾンビもの”でありつつ、現代人の抱える問題を浮き彫りにする社会派ブラックコメディーとしての見ごたえをアピール。
1人2役の東出昌大、自分に近いキャラは「一緒にいてはいけない男」
映画『寝ても覚めても』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、東出昌大、唐田えりから出演者と濱口竜介監督が登壇した。
芥川賞作家・柴崎友香氏の同名恋愛小説をもとに、同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女の複雑な愛を描くラブストーリー。カンヌ映画祭コンペティション部門にも選出され高い評価を得た。東出はまったく性格の違う2人の男“麦(ばく)”と“亮平”を1人2役で演じ、唐田は麦を忘れられぬままに亮平と付き合い、真実の愛を模索していくヒロイン朝子を演じている。
現地のジャーナリストの取材を受けた東出はクライマックスの朝子の行動について「フランス人のジャーナリストの方が、婚約した女性がああいう行動をとったくらいでそんなに怒るのか、と…お国柄というのか(笑)」と、フランス人の恋愛における許容範囲の広さに苦笑。さらに「この映画はホラーなのかと聞かれたこともありました。監督は、愛というのは一種の狂気だから、その狂気性が描かれてホラーのように映ったのならそれはそれで光栄、とおっしゃっていて素晴らしいなと思いました」と振り返ると、監督も「ゴーストストーリなのか、とも言われましたね(笑)。そういう風に見えるのかと面白かった」と海外の反応を興味深く受け止めた様子。
独自の演出で魅せる 東京芸術祭2016 芸劇オータムセレクション『かもめ』
東京2020オリンピック・パラリンピックはもとより、その先も見据え、芸術文化を通して世界へ東京の魅力を発信すべく、9月から開催されている「東京芸術祭」。今秋は舞台芸術フェスティバルを豊島区池袋エリアを中心に展開しているのだが、その中核となる東京芸術劇場は「芸劇オータムセレクション」という企画でさまざまな作品を上演する。
この『かもめ』もその一環として上演されるもの。
演出は西洋の古典を多く手掛けてきた熊林弘高。『かもめ』を演出するのは2回目で、前回同様、現実のかもめを出さないなど独自の演出で魅せてくれるようだ。
物語は田舎の別荘で繰り広げられる芸術家やそれを取り巻く人々の複雑な人間模様を描いた群像劇。
中心となる若い女優ニーナ役に満島ひかり、ニーナの愛をもてあそぶ小説家トリゴーリンに田中圭、劇作家を目指す青年トレープレフに坂口健太郎、トレープレフに片想いをする女マーシャに中嶋朋子、大女優アルカージナに佐藤オリエと若手からベテランまで多彩な顔ぶれがそろった。