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秋吉久美子が演出家とのやりとりを家に帰って一人で思い出し笑い。17日から音楽劇「三文オペラ・歌舞伎町の絞首台」でミュージカルに初挑戦

2025.12.16 Vol.Web Original

 俳優の秋吉久美子が12月16日、東京・新宿の新宿FACEで行われた「音楽劇『三文オペラ・歌舞伎町の絞首台』劇中歌披露&会見」に登壇した。

 秋吉は今回は初のミュージカルへの出演となる。この日は同作の中の代表曲でもある「Mack the Knife」をベースとした「もりたあと Mack the Knife」をはじめ劇中歌4曲が披露された。

 舞台は通路が十字に交差した、上から見ると十字架のように見える変形のセットとなっているのだが、その後に行われた会見で秋吉は「この通り、四角四面全方位のステージ。まあ、年齢より長く女優をやっていますが初めてのこと。しかも方向音痴なので、みんなに頼りすがり、頑張って変なところからぴょこたんというふうに亀みたいに出てこないように気をつけながら、情婦ジェニーの可愛いところ、ひどいところ、やばいところ、かわいそうなところ、何もかも演じられたらいいなと思っています。あらゆる方面からお集まりいただいた方たちの才能と情熱に感嘆するお稽古の日でした。この現場にいられるということを非常にうれしく思っています」と語った。

 初のミュージカルということについては「準備? 入って飲み込むしかないんじゃないでしょうか。まだ飲み込み切れてないです。明日をお楽しみに!(明日には飲み込めている?)きっと!(笑)」とのこと。

新宿歌舞伎町で音楽劇「三文オペラ」。主演の聖児セミョーノフ「モラルも正義もなく、もう本当に反社会的な舞台。でも爽快感があると思う」

2025.12.16 Vol.Web Original

「音楽劇『三文オペラ・歌舞伎町の絞首台』劇中歌披露&会見」が12月16日、東京・新宿の新宿FACEで行われた。

 三文オペラは当時、新進気鋭の劇作家ベルトルト・ブレヒトと作曲家クルト・ヴァイルが1928年に世に放った音楽劇。その後、ミュージカル、舞台、オペラ、映画などジャンルや国境を越え、さまざまな形で上演・上映されてきた。

 この日は同作の中の代表曲でもある「Mack the Knife」をベースとした「もりたあと Mack the Knife」をはじめ劇中歌4曲が披露され、その後に行われた会見でプロデューサーと音楽監督を務める湯山玲子氏は今回の上演について「ここ(新宿FACE)は1990年代から2000年代にはLIQUIDROOMというライブハウスだった。ちょうどテクノやハウスが出てきたころ。聖地のようにいろいろな来日アーティストが集まって、電気グルーヴもここから出ていった。ある種、文化的遺産のような場所だった。近年、ここが格闘技場になって久しいんですが、あえてそこでもう一度、クルト・ヴァイルとブレヒトの三文オペラをやるという仕掛けになったことが、今回のポイントの一つ」などと語った。

草彅剛が再びシカゴのギャングに「積み上げてきたすべてを出せる集大成」 舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』開幕

2021.11.14 Vol.Web Original

 

 草彅剛の最新主演舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』が14日、KAAT 神奈川芸術劇場で開幕する。初日を翌日に控えた13日に同所で公開通し稽古が行われた。

 ドイツ演劇の巨匠ベルトルト・ブレヒトの大作を白井晃氏が演出したもの。白井氏が同劇場の芸術監督を務めていた2020年に上演されており、今回は再演となる。

 原作は、ヒトラーが独裁者として上り詰めていく過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描いた問題作。白井がジェームス・ブラウンの楽曲を中心としたファンクミュージックを散りばめて、斬新な作品に仕立て上げている。

 

安田顕「壁ドンしてもらって決めたい」今夏、男が男に惚れる舞台

2020.02.22 Vol.Web Original

 今夏上演になる舞台『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー~』の製作発表が22日、都内で行われ、主演の安田顕、大谷亮平、鈴木浩介らキャスト9名、演出を手掛ける白井晃が出席。安田は「オリンピックイヤーの夏を、白井さんの演出のもと、キャストのみなさんとともに過ごしたい。思い出に残る夏になるように頑張りたいと思う」と、意気込みを語った。

「今聞こえている音すべてが音楽劇になる」渡部豪太

2015.03.22 Vol.639

 小説家・いしいしんじ原作の『麦ふみクーツェ』が、渡部豪太主演で、楽しい音楽劇として上演される。観客と一緒に舞台を作る“つながる”音楽劇とは。

「日常に溢れている音や生活音を芝居に支障をきたす雑音ととらえないで、逆にそれを架け橋にして、劇中劇のように舞台と現実をごちゃごちゃにして、会場全体がつながるということです。ですから、お客さんには音の鳴るものを何かひとつ持ってきてもらい、通称・麦ふみ楽団の当事者として、一緒に参加していただきます。音楽劇って何?って言われた時に、この前やっていたあの舞台が音楽劇だよっていわれるようなものを作りたいと思っています」

 原作の世界観と愛すべきキャラクター、そしてトクマルシューゴの音楽とウォーリー木下の演出で新しい舞台を作り上げていきたいという。

「この舞台はファンタジーに見えて、実は現実に近い世界だと思います。今は象だって絵をかくし、世の中は何が起きても不思議じゃないことの連続。世界で起きているいろいろなことが、新しいニュースとして、飛び込んできたという感じで見ていただければ、この舞台の世界観にすんなり入ってもらえるかも知れないですね」

 その空間に飛び込んだら楽しそう。

「お客さんに音の鳴るものを持って来て下さいって言っているので“何を持っていこうかな”って考えている時から、生活の中に『麦ふみクーツェ』が入り込みます。すると、それまで気にしていなかった音が気になったり、雑音が音楽に聞こえたりするかも。そして当日は、誰が何を持ってくるかで、舞台が変わるので、間違いなくその舞台はその瞬間しか味わえない、二度とは出会えないものになる。劇場全体で笑ったり、驚いたり、ものすごく大きなエネルギーを交換するようなライブが行われるので、この今までにない音楽劇をぜひ劇場で体験してほしいですね」

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