スーパー・バンタム級王者・玖村に軍司が挑戦
「Krush.117」(9月26日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が9月25日、東京都内で開催された。
メインで行われる「Krushスーパー・バンタム級タイトルマッチ」に出場する王者・玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と挑戦者の軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)はともに1回で計量をパスした。
2人は昨年2月に行われた「第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の決勝で対戦し、二階級制覇を狙った軍司に玖村が判定で勝利。その試合で軍司はあごの骨を折り、長期欠場に追い込まれた。軍司は昨年10月の復帰戦では将史の兄、修平と対戦し判定勝ち。今年2月にはスリヤンレック・オーボートー.ガムピーにも判定勝ちを収めた。スリヤンレックはK-1で武居由樹に敗れてはいるものの、驚異的なタフネスぶりで追い込むシーンも見せた強豪で、軍司は完全復活を印象付け、今回のタイトル挑戦につなげた。
玖村は軍司に勝利し王座獲得後、昨年6月に「K-1 WORLD GP 2019 K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。決勝で武居に敗れたものの準優勝。11月には林勇汰を相手に初防衛を果たし、今年3月の「K’FESTA.3」では第3代Krushバンタム級王者である金子晃大に判定勝ちするなどスーパー・バンタム級では武居に次ぐ存在となっている。
計量後に行われた会見で軍司は「やっとこの日が来た。リベンジできるというのはうれしいこと。ここで勝たなきゃ終わりだと思っているので、明日はしっかり勝ちに行く」と不退転の決意を表明。
リベンジについては「(玖村は)いい目つきをしていて、明日戦えることが楽しみ。1年半前に負けてあごも折れてしまって、リベンジの思いは強かった。穴のない選手だなとはずっと思っているが、そこをどうやって攻めていくかは明日楽しみにしていてほしい」などと対策も万全のよう。