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環太平洋ライト級 | TOKYO HEADLINE
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7・23修斗 川名が環太平洋王座奪取。佐藤は元UFCファイターに1RKO勝ち

2017.07.24 Vol.695

 プロフェッショナル修斗公式戦(7月23日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「修斗環太平洋ライト級王座決定戦」で川名雄生がABを2R2分11秒、KOで下し、第9代王者となった。

 1R開始早々に左フックで突っ込んだ川名だったが、ABはするりと交わすとタックルでケージに押し込みテイクダウン。サイドからパンチを放つが、川名はしのぐと、サイドを取られながらもケージを使って立ち上がる。なおもケージに押し込むABだったが、川名はその力を利用して体を入れ替え、逆に押し込むとテイクダウンに成功。ABは下から左腕を取りにいくが、しのいだ川名はバックを制したまま立ち上がり、パンチからケージに押し込む。ラウンド終盤はスタンドでの打ち合いとなったが、打撃では川名が圧倒した。

 序盤こそ、ABのタックルに手を焼いた川名だったが、その攻防で思わぬスタミナを使ってしまったABは終盤失速。試合のペースは徐々に川名のものに。

1・25修斗 環太平洋ライト級王座決定戦で宇野薫敗れる

2015.01.26 Vol.635

 プロフェッショナル修斗の公式戦、2015年の開幕戦が25日、東京・後楽園ホールで行われた。メーンでは環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が行われ、中村好史が宇野薫を3-0の判定で破り、第6代王者に輝いた。
 宇野が修斗のタイトルに挑むのは2000年12月の佐藤ルミナ戦以来、約14年ぶりということで話題を呼んだが、かねてから「ベルト=強さの称号」という意識を持ち、ランキングがありチャンピオンがいる修斗という競技で戦う以上はベルトを目指したいという思いを持っていた宇野にとってはごく当たり前のこと。
 対する中村は宇野のデビュー戦の相手だった桜井“マッハ”速人の弟子で、マッハや宇野がPRIDEやHIRO’Sといったメジャー団体で活躍する姿を見て格闘技を始めたという26歳。
 昨年5月にはルミナの弟子である土屋大喜に勝利した宇野。そして今度はマッハの弟子との対戦とあって、隔世の感は否めないが、いまだに最前線で戦えるコンディションをキープしているのは、再びUFCで戦うという目標があるから。その目標に向け宇野はここ6戦、修斗とVTJで白星を積み重ねてきた。ここでも求められたのはベルトを獲ることだった。
 しかし勝負の世界は非情。1Rから積極的にタックルからテイクダウンを狙う中村のパワフルな攻めに押される宇野。いつもなら巧みなテクニックで、ここからいつのまにか自分の有利な体勢に持ち込み、スリーパーホールドや腕十字といった“極め”の形に持っていくのだが、この日の中村は試合後「前に出つつも深追いしないで、2、3Rに勝負にいく作戦。テイクダウンをしても一気に狙いすぎないようにした。セコンドの作戦のお陰」と語ったとおり、宇野の術中にははまらなかった。
 2Rは打撃からのタックルで局面打開を図った宇野だが、中村はその攻めをしのぐとややスタミナが切れかかったものの、グラウンドで好ポジションをキープ。後がない宇野は3R、序盤から前に出てタックルからテイクダウン。バックを取って、スリーパーを狙う。
 ここで会場には大“宇野コール”が起こるのだが、強引に脱出した中村は後半の宇野のタックルをつぶし、逆にテイクダウンを奪う。ラウンド終盤、パンチの連打で宇野を追い込むと、今度は会場に大“中村コール”が起きる。ともに死力を尽くし最後まで戦い抜いた2人だが、3-0の判定で中村が勝利を収めた。

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