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甲子園 | TOKYO HEADLINE
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兄弟校対決制し智弁和歌山が夏の甲子園で21年ぶりV

2021.09.01 Vol.745

「第103回全国高校野球選手権大会」は8月29日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝が行われ、智弁和歌山が智弁学園(奈良)を9-2で下し、21年ぶり3度目の優勝を果たした。

 2002年夏の3回戦に続き、甲子園大会で2度目となる兄弟校との対決を制した。

 智弁和歌山は1回に4番徳丸天晴の犠飛で先制すると、一気に4点を先行した。2回に2点を返されたが、6回に主将・宮坂厚希が適時打、7回には高嶋奨哉が適時二塁打を放つなど、試合終盤にも小刻みに加点。伊藤大稀と中西聖輝の継投でリードを守り切った。

 高校野球は昨年、新型コロナウイルス禍のため春の選抜大会と第102回大会が中止となり、夏の甲子園大会は2年ぶりの開催。一般客への入場券は販売せず、さまざまな感染対策を講じたが、大会中の17日に宮崎商と東北学院(宮城)が参加を辞退し、史上初めて不戦敗校が生まれた大会となった。

 日本高野連は感染者が出た場合の出場可否について、集団感染が疑われるか否かを重視し「個別感染の場合は選手の入れ替えで対応する」としたが、選手1人の感染だった東北学院が「選手の特定につながる恐れがある」として辞退するなど混乱が生じた。また一般の観客の入場を中止する一方、学校関係者に限って入場を認める措置を取ったが、感染拡大にともない、大会期間中にブラスバンドなどの入場を禁止するなど方針転換した。

夏の甲子園が8月9日開幕

2021.08.08 Vol.744

 

 第103回全国高校野球選手権大会(8月9日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が8月3日、オンラインで行われ、1〜3回戦の組み合わせが決まった。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となっており、2年ぶりの開催となる。

 西東京代表の東海大菅生は大阪桐蔭(大阪)と第5日の第1試合で対戦する。春夏連覇した2018年以来3年ぶりの出場となる大阪桐蔭は地方大会7試合中、4試合でコールド勝ちを収めた打線は出場校の中でも抜群の破壊力。対する東海大菅生は投手陣が地方大会6試合計6失点と安定。1回戦屈指の好カードといえそうだ。

 3年ぶり4度目の甲子園出場となる二松学舎大付(東東京)は大会第5日(13日)の第3試合で西日本短大付(福岡)と対戦。二松学舎大付は過去3回出場した甲子園ではすべて1勝を挙げるにとどまっており、今回はそれ以上の躍進を狙うが、西日本短大付は最速144キロのエース・大嶋柊投手、高校通算22本塁打の三宅海斗捕手、同通算11本塁打の林直樹内野手を擁する強豪。こちらも激戦が予想される。

 今大会屈指のスラッガー前川右京を擁する智弁学園(奈良)は、好投手の永野司がいる倉敷商(岡山)と第2日の第1試合で対戦。高校通算35本塁打のスラッガー、前川や主将の山下陽輔ら強打者が並ぶ智弁打線を永野がどう攻略するかがポイントとなる。

 大会は9日に開幕し、17日間の日程で行われる。

 また今大会は一般の観客へのチケット販売は行わないことから財源とする入場料収入が大幅に減少した日本高野連は開催費用の調達と都道府県高野連の支援に充てるため、クラウドファンディングを実施。CFサイト「A−Port」内で行われ、目標金額は1億円で1口3000円から募集している。

工藤阿須加、コロナ禍の高校球児たちの姿を追うドキュメンタリーでナレーション ! 優香と初共演

2020.12.25 Vol.Web Original

 工藤阿須加が、BS朝日開局20周年記念特別番組『僕らはあきらめない~2020 コロナ禍の高校球児たち~』(BS朝日、29日19時)でナレーションを担当する。

 新型コロナウイルスの影響で、春のセンバツ、夏の甲子園が中止となった高校球児たちの苦悩、夢を諦めずに独自大会やトライアウトなどに挑戦する姿を追うドキュメント。工藤は、祖父、父、兄(ヤクルトの奥村展征)が甲子園に出場しているという、龍谷大平安高校の奥村真大選手などを担当している。

 工藤は「コロナ禍で、甲子園が中止になった球児たちの苦しみをどれだけくみ取れるだろうかと思いました。でも彼らの映像、言葉を一つひとつ聞いて、目で見て、彼らの表情から伝わるものがあり、自ずと僕の心が動いて、それが声に乗った部分も大きかったと思います。むしろ、彼らに背中を押してもらった気がして、僕自身は有意義な時間を過ごさせていただきました」。工藤自身は高校時代をテニス部で過ごしている。

 見どころは「全部です。最後まで見ていただきたい」と、工藤。「前日に家で練習した時、文章だけでもぐっと来るものがあったので、録音はどうなってしまうかなと思ったんですが、『いや、今、俺が感動している場合じゃない』という気持ちを強く持ったので、なんとか持ちこたえました」。

  高校球児たちと同じように、工藤もコロナ禍で、特別な1年を過ごした。

「僕自身は、仕事はもちろん、家族や友人との係わりを改めて考える時間が多かったです。来年はキャンプや釣りなど自分の趣味をもう少し突き詰めたいと思っています。コロナのこともあって、自然と向き合う時間が大切だと気付かされました。いつか、それがまた仕事につながればと思っています」と、抱負を語った。

 番組では、工藤とともに、優香もナレーションを担当している。優香今年4月に第1子を出産。復帰後初のナレーション収録となった。女手一つで育ててくれた母への恩返しを誓う県立山形中央高校の太田大和選手、甲子園にあこがれて岡山共生高校に留学した台湾のリュウ・チュンティン選手、熊本県人吉市の県立球磨(くま)工業高校のパートを担当している。

GENERATIONS 関口メンディーの「メンディーのコラムンディー」第12回 野球

2020.08.20 Vol.Web original



小さい頃から高校三年生まで野球をやっていました。始めた理由は周りの幼馴染みの子たちがやる事になって、親にあなたもやってみればと言われて始めました。

まさかそんな理由で始めた野球を18歳まで続ける事とは思わなかったけれど、今考えると野球が本当に好きだったのか、少し疑問です。いや正確に言うと「もちろん野球が好きではあるけれど、努力の仕方が間違っていた」というべきだろうか。

最近、CL野球部などがあり、野球をする機会が多くなっているのですが、やるとなるとどうせやるなら全力やりたい僕はYouTubeなどで色々な動画を見漁っていたのですが、ふと思いました、、、こんなに現役の時に研究したかな、、と。それは時代の流れとか、当時はそこまで動画サイトなどもメジャーではなかったこともあるけど、見ていた人は見ていたし、見ようと思えばみれたはずだった。現にプロ野球の試合も少年野球の頃から全く見ることがなく、プロの技を盗んだりすることもありませんでした。

今思えば、もっともっとプロの技を盗んでおけば良かったなぁ、、と思います。まじで何故、プロ野球を観なかったのだろう、、不思議で仕方ないです。多分、自分で一生懸命自主練習する以外、努力の仕方がわからなかったのかもしれません。

もちろん、小学生の頃はプロ野球選手になりたい!なれる!と思って野球をしていましたが、中学生になって、二つ上の身体が二回りくらい違う先輩に出会って、実力の差に心が折れてからも、負けず嫌いで野球を続けていって、大した成績も残せなかったものの、野球以外残るものがなく、スポーツ推薦で高校入りました。一端の高校球児で夢は甲子園に出る事だったけど、心の底から出たいと思っていたかは分からない。ただただ負けたくなかった。要するに中学生の頃から僕は惰性で野球を続けていたのかもしれないけど、向上心はあったし、何より仲間たちとする野球が楽しかったから続けられたというのは紛れもない事実だった。そう考えると、総じて野球が好きだったのかなと思うし、今も好きだと思う。

大学に入るタイミングで、これしか残るものがないと自分で思っていた野球の技術が、大学側に評価されず、通用しないと思った時は、かなりショックだったし、何かと理由をつけて何かのせいにしたりと、現実から目を背けようと必死だった。でもここまでやってきて無理なら無理だろうとある時感じて、すっきり別の道に進むことができたのは本当に良かったと思う。いい意味でやりきれたから。そこが人生の転機にもなったわけだし。

ただ大学に入ってからは、野球は一切やらなかった。やりたいと思わなかったし、あんなに毎日バットとボール、グローブと過ごしてきたのに。

薄情なやつだなぁと自分を思いながらも、それをかき消すようにダンスに没頭しました。それから月日が経って、GENERATIONSとなり、始球式が決まって、久々に練習をした。当時では知り得なかった知識やフォームを教えてもらい、みるみる上達していくのが、本当に楽しくて心が踊った。

やっぱり野球は楽しい。惰性だったのかもと思っていた野球も続けていたことで開けたチャンスは今でもたくさんある。どんなことでも続ける事は凄いことであり、無駄なものなんて一つもない。

野球が僕に教えてくれたことのうちのひとつ。

髙田延彦が夏の甲子園中止に「なんとかやらせてあげたかった」としみじみ

2020.05.25 Vol.Web Original

「会長の話を聞くとしようがないと思った」

 元総合格闘家でタレントの髙田延彦が中止が決まった夏の甲子園について「なんとかやらせてあげたかった」などと語った。

 元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏、タレントの麻生夏子とともに世の中のさまざまなニュースについてとことん語り合うインターネット配信番組「髙田横粂の世相談義」の最新回が5月25日、配信。

 髙田はこの中で「インターハイも中止になった。合唱コンクールみたいな密になるものも、中学生の全国大会も軒並み中止になった。“野球だけじゃない”というお叱りも受ける。他の競技の選手にももちろん同じように同情する」としたうえで「夏の甲子園というのは我々を最も感動させてくれるスポーツ。特別な催しということについてはほとんどの人に異論はないと思う。文化であり、スペシャルなイベントだし戦いでもある。なんとかやらせてあげたいという気持ちはあったが、(高野連の)会長の話を聞くと、無理という結論に至るのはしようがないと思った。全国から球児や応援の人が来て、1カ所に宿泊する。リスクは高い」などと語った。

 髙田は新日本プロレスに入門前は長嶋茂雄に憧れる野球少年だったことから「野球を始める子供は幼稚園の頃から始めて、目指すは甲子園とプロ野球。その子たちが今までやってきたことが、コロナで春も夏も奪われた。高校野球は日本のプロ野球を背負って立つ球児たちが最後の最後に自分たちのやってきたことをぶつける場所。プロのスカウトも見に来ていて、プロに行く人もいれば大学に行く人もいる。甲子園に行けない子もいれば、行って負ける子もいる。そこで野球をやめる子もいる」などと甲子園が球児にとって“特別な場所”であるとして「甲子園のプレーを見ながらスカウトは査定すると思う。今年のドラフトもちょっと方式が変わるのでは?」と球児の今後について慮る場面もあった。

 この日は「検察庁法改正案 今国会での成立見送り決定」「河井案里秘書 起訴内容認める」といった話題で議論を展開。次回の配信は番組の公式ツイッター( @takadayokokume )で決定次第告知される。

甲子園が春夏連続で史上初の中止。渡辺会長「晴れの大舞台の夢を絶ってしまい、大変無念」

2020.05.20 Vol.Web original

 日本高校野球連盟は20日、8月10日から甲子園で開催を予定していた「第102回全国高校野球選手権大会」の中止を決定。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、高校野球史上初めて春夏連続での中止となった。

 日本高野連は20日、選手権運営委員会と理事会をオンラインで開き、夏の甲子園大会の中止を決定した。代表49校を決める地方大会も中止となった。

 午後6時から行われた記者会見で、渡辺雅隆大会会長は中止の理由を説明。夏の甲子園は、全国大会と地方大会が行われて成り立つひとつの大会だとし、6月下旬から行われる地方大会の開催可否を注視したとした。

 その上で、これまで休校や部活動停止などで練習が十分でない選手の怪我などの増加、学業との両立、運営スタッフや審判員、医療スタッフの確保、公的施設の使用制限などの可能性も考慮し、約3800校・約250球場規模の地方大会での感染リスクを、完全になくすことはできないと判断した。

 これまで無観客試合や抽選会の取りやめ、滞在日程の短縮など、あらゆる可能性を検討したが、大会実現には至らなかった。

 渡辺会長は、「全国の高校球児の皆さん、晴れの大舞台を目指した夢を絶ってしまうことになって、大変無念でもあります。球児を支えてこられたご家族、監督、学校関係者、球場での熱戦を心待ちにされていた高校野球ファンの皆様の期待にお応えできなかったことに、心苦しく、残念に思っているところです。高校野球生活最後の夏を迎える3年生のためにも、集大成となる試合の機会をなんとか設けることはできないか、ぎりぎりまで検討してまいりましたが、感染拡大防止の取り組みが長期化し、第2波、第3波への警戒も指摘する専門家もいる中で、選手や関係者の安全を最優先に考えた上での判断となりました」と、苦渋の決断に理解を求めた。

 また、夏の甲子園の代替大会の有無について、委員会は、感染症の収束が見えない現時点では考えられる状況にないとした。

岩手・大船渡高の佐々木がプロ志望表明

2019.10.11 Vol.723

 岩手・大船渡高の佐々木朗希投手(17)は10月2日、地元の同県大船渡市で記者会見し、プロ野球志望を表明した。「レベルの高いところでプレーしたいと思った。12球団どこでも頑張りたい」と決意を語り、どの球団から指名されても入団する意向を示した。

 佐々木は「タイトルを全て取れるような投手になりたい」と抱負を述べた。17日のドラフト会議では、1位指名を明言している日本ハムなど複数球団の競合が予想される。

 佐々木は長身から投げ下ろす右の本格派で、4月の高校日本代表1次候補合宿で高校最速とされる163キロを計測。今夏の岩手大会4回戦でも160キロをマークし、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が花巻東高時代に記録した公式戦最速記録に並んだ。

 しかし、甲子園大会出場が懸かった決勝では、故障回避のためとして登板せずにチームは敗れ、議論を呼んだ。

「平成最後」の春の選抜で平成元年優勝の東邦が優勝

2019.04.04 Vol.717

「第91回選抜高校野球大会」の決勝が4月3日、兵庫県の甲子園球場で行われ、東邦(愛知)が6−0で習志野(千葉)を破り30年ぶり5度目の優勝を果たした。

 30年前というのは平成元年で、東邦は平成の最初と最後で王者となった。

 決勝は東邦のエースで3番を打つ石川の独壇場。初回に2点本塁打を放つと5回にも追撃の2点本塁打。投げては二塁を踏ませず97球で習志野打線を完封した。

 習志野は2回戦で勝利を収めた星稜との試合で「サイン盗み」疑惑をかけられ、意に反したところで注目を浴びることとなってしまった。しかしその後も粘り強い野球を見せ3試合連続で逆転勝ちと大会を盛り上げたが決勝では力尽き、石川の前に3安打に終わった。

【徳井健太の菩薩目線】第6回 ノーサイン野球!? 自主性は親が伸ばすから他のことを教えてあげてくださいよ

2018.10.30 Vol.Web Original

“サイコ”の異名を持つ平成ノブシコブシ・徳井健太が、世の中のあらゆる事象を生温かい目で見通す連載企画「徳井健太の菩薩目線」。第6回目は、甲子園で話題を呼んだ“ノーサイン野球”に鑑みる教育論について梵鐘をつき鳴らす――。

夏の甲子園で花咲徳栄が埼玉県勢初の優勝

2017.08.25 Vol.697

 第99回全国高校野球選手権大会の決勝が8月23日、阪神甲子園球場で行われ、埼玉代表の花咲徳栄が広島代表の広陵を14−4で破り、春夏通じ初優勝を飾った。埼玉県勢の夏の大会優勝も史上初の快挙となった。

 花咲徳栄は初回に西川の2点タイムリーで先制し試合の主導権を握る、3回にも須永の2点タイムリーと着々と加点。5回にはまたも西川が2点タイムリーとなる三塁打と打線が爆発。結局5回は打者一巡の猛攻で6点をあげ、一気に試合を決めた。

 花咲徳栄は今大会6試合すべてで2ケタ安打。強力打線が最後まで火を噴き続けた。

 昨年の夏の甲子園では3回戦で優勝した作新学院に序盤から打ち負けて敗退。その敗戦に岩井監督は「全国大会を勝ち抜くためには長打や相手への怖さが必要」と痛感、バントなど小技をからめて得点する「スモールベースボール」から、長打で打ち勝つ野球への方向転換を決断。わずか1年間で見事に結果を出した。

 5度目の甲子園出場で見事優勝を果たした花咲徳栄に対し、広陵は春の選抜では3度の優勝があるものの、これで実に夏の他甲子園では4度目の準優勝となってしまった。中井監督は「こんな大差でやられるとは思わなかった。もっともっと頑張れということだと思う」と完敗を受け止めた。

 敗戦の責任を背負い込んだのは捕手の中村。中村は今大会、2度の1試合2本塁打など一大会6本塁打という新記録を樹立。早実の清宮がいない夏の甲子園を大きく盛り上げた。これまでの記録は1985年に清原が記録した一大会5本塁打。32年破られていなかったことを考えるとこの記録の偉大さがよく分かる。

 この日も本塁打こそ出なかったものの3安打を放ち今大会で19安打を放ち、こちらも個人最多タイ記録に並んだが、今大会初の三振を喫するなど2三振。そして試合後は「自分のリード不足の完敗。勝ち切れなかった悔しい思いはある」と号泣した。

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