7月23日〜8月8日まで、33競技339種目の熱戦を繰り広げる東京2020オリンピック。7月23日の開会式に先駆けて、21日から競技が始まった。日本代表が登場するのはいつ?対戦する国は?放映スケジュールは?など気になるポイントをまとめてチェック。
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リオ五輪男子サッカー代表18人発表 手倉森監督「金を目指さなければ、どう(銅)にもこうにもならない」
日本サッカー協会は7月1日、都内で会見を開き、リオデジャネイロオリンピックに出場する男子サッカー代表18人を発表した。
予選を戦い抜いてきた選手たちをベースにオーバーエイジ(OA)の3人を加えた布陣。6月29日に行われた南アフリカ戦で得点を挙げた矢島、中島、浅野が揃って選出された。また5月のトゥーロン国際で左膝靱帯を損傷し欠場中の岩波も選出された。
会見には田嶋幸三会長と手倉森誠監督が出席。
手倉森監督は冒頭の挨拶で「U-23日本代表は今日からサッカー日本オリンピックチームに代わります。これまで僕とともに戦ってきてくれたU-23世代の選手たち、その役割もここで分かれます。託す側と託される側。託す側に回った選手たちには常々メッセージとして言っている“日本の将来、日本サッカーの発展、それに関わり続ける選手になれ”と。今日の発表をもって役割は託す側になったとしても、その気を切らさずにやってほしい。もちろん外れた時には悔しさはあります。その悔しさを糧に日本サッカーの発展のために努力をし続けろということをメッセージとして伝えたい。託される側は喜んでいる場合じゃない。本当にそういった仲間の思いを、そして国民の思いを、日本サッカーの将来の可能性を伸ばすための責任と覚悟を持ってオリンピックに臨んでほしいと思っています」とこれまで戦ってきた選手たちへのねぎらいの言葉と、これからともに戦っていく選手たちへ檄を飛ばした。
発表したメンバーについては「U-23世代の強みである“まとまり”をうまく発揮できるだろうなという調和の取れたメンバーになったのかなと思う。オーバーエージ3人を加えたが、このチャンスをロシアにつなげられるメンバーということで期待しているし、戦術に関しても柔軟性、割り切りとなった時の柔軟性で十二分に発揮できるメンバー構成。プラス、世界の舞台で示さないといけないメリハリもうまくコントロールできるようなメンバー構成にしたつもり」と話した。
サッカーU-23日本代表が五輪代表発表前最後の試合で4-1圧勝
リオデジャネイロ五輪の男子サッカーに出場するU-23日本代表が29日、国際親善試合「キリンチャレンジカップ2016」でU-23南アフリカ代表と対戦。4-1で勝利を収め、代表発表前の最後の試合で上々の仕上がりを見せた。
試合は前半30分に南アのロングボールに対応したDF亀川がハンドを取られ、PKを献上。モトゥパに決められ先制されたが、37分にはパスカットから矢島に渡ったボールを大島にパス。大島はGKを引き付け中島にパスを送ると中島が無人のゴールに流し込み、すぐに同点に追いつく。続く45分には中島を起点に矢島、室屋とつなぎ、最後は矢島が右足で合わせ、すぐに勝ち越しに成功した。
ロスタイムには緊張感が一瞬途切れた南アDFから浅野がボールを奪い、ゴール前の中島にクロスを上げると、ドンピシャのタイミングでヘッドが決まり、3-1と突き放した。
後半開始早々には南アDFのクリアミスにすかさず反応した浅野がゴールを決め4点目を挙げた。
手倉森監督は「身体能力の高い南アフリカに少し冷や汗をかかされたシーンが続いた。前半25分間の入り方をしていたら、本大会では厳しいだろうなと思いながら見ていた」などと反省点を挙げたが「失点で相手が怯んだときに畳み掛けたというあたり、ゲームの流れを読みながらゲームをできるようになったなと、そこに成長を感じている。メンバー選考へのラストチャンスという意味合いの試合で、みんな申し分なく期待に応えてくれた」と選手を称えた。
そして「ゲームは4-1という完勝で晴れ晴れしい結果だったんですけど、何か自分の気持ちだけが晴れないという、そんな今の状況です(笑)」と、このメンバーから15人を選考しなければいけないという苦しい胸の内を独特の言い回しで表現した。
注目の代表は7月1日に発表される。