サッカーのクラブ世界一を争うクラブワールドカップ(W杯)が10日開幕した。開催国枠で出場したJ1覇者のサンフレッチェ広島は10日の1回戦でオセアニア代表のオークランド(ニュージーランド)と神奈川・日産スタジアムで対戦し、2-0で勝利を収めた。
広島は前半9分にショートコーナーから野津田が右サイドのペナルティーエリア(PA)付近からシュート。GKスプーンリーが弾いたものの、そのこぼれ球をゴール前に詰めていた皆川が押し込み、先制。後半25分には右サイドのドゥグラスからパスを受けた塩谷がPA内に切り込みゴールライン際からシュート。相手DFに当たりそのままゴールに吸い込まれ2-0と突き放した。
前半14分にオークランドの岩田と接触して右足を痛めた野津田が柴崎と交代。その柴崎が後半8分にまたも岩田と接触し怪我で交代。清水も後半20分に右足首を痛め交代と、3つの交代枠をすべて負傷交代で使い切るという異常事態だったが、ベテランと若手が絶妙に融合したチームはどんな組み合わせになっても守備が破綻することはなかった。