「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたスーパー・バンタム級王座決定トーナメントで武居由樹が優勝。第2代王者となった。武居はKrush-53kg王座と合わせて2冠王となった。
武居は1回戦でスペインのアントニオ・オルデンと対戦。初の国際戦で一つ上のフェザー級でも戦い階級を落としての参戦となったオルデンのパワーに手を焼く場面もあったが、スピードとテクニックで徐々にペースをつかむ。3Rにはオルデンがヒジ打ちを放ってしまい、口頭注意が与えられる。以降、動きが鈍ったオルデンに武居は右ボディーでダウンを奪う。オルデンは組みつきが多くなり、もつれて投げられるような場面もあったが、武居は右ハイから右ボディーを放つとオルデンは背を向けかがみこむ。レフェリーがダウンを取って、武居がKO勝ちを収めた。
準決勝は初代王者・武尊のチームメイトの石田圭祐。石田は武尊が王者だったことから挑戦のチャンスに恵まれなかったが、陰の実力者ともいえる存在。1回戦でチャールズ・ボンジョバーニを2RKOで破り、その実力を見せつけ準決勝に上がってきた。
しかし武居は1R、ガードのすき間から左ストレートを打ち込みダウンを奪うと、立ち上がった石田に右フック3連発で2度目のダウンを奪いKO勝ち。ほぼノーダメージで決勝に勝ち上がった。