アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」は4月7日から4週にわたり米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とジョイントした「ONE on TNT」シリーズを開催している。
「ONE on TNT 3」(4月22日午前9時30分)では日本の若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)がリース・マクラーレン(豪州)と対戦。今後のフライ級の王座戦線を占う大一番に臨む若松に話を聞いた。
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action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/newthl/www/tokyoheadline/wp-includes/functions.php on line 6114アジア最大級の格闘技団体「ONE Championship」は4月7日から4週にわたり米国のTNT(ターナー・ネットワーク・テレビジョン)とジョイントした「ONE on TNT」シリーズを開催している。
「ONE on TNT 3」(4月22日午前9時30分)では日本の若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)がリース・マクラーレン(豪州)と対戦。今後のフライ級の王座戦線を占う大一番に臨む若松に話を聞いた。
ONE Championship「ONE on TNT III」(4月22日)に出場する若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)が4月1日、公開練習を行った。
若松は同大会のリードマッチのメインでフライ級5分3Rでリース・マクラーレン(豪州)と対戦する。若松は現在ランキング4位、マクラーレンは5位とともに世界タイトルを狙える位置におり、タイトル挑戦に向けての試金石となる一戦だ。
若松は昨年11月の試合で勝利後に次の相手としてマクラーレンの名前を挙げており、希望が通った格好となった。
この日、若松は長南亮代表の持つミットにストレート、フックからアッパーと多彩な左右のパンチ、そしてキックも左右のロー、ミドル、ハイとまんべんなく打ち込み、ワンツーからの右ハイといったコンビネーションも多数見せ、順調な仕上がりを感じさせた。
2019年8月2日(金)フィリピン、マニラのMALL OF ASIA ARENAにてONE championship「DAWN OF HEROES」 が開催された。
本大会には日本から三浦彩佳選手、岡見勇信選手、竹中大地選手、若松佑弥選手、和田竜光選手、松嶋こよみ選手ら計6人の選手が出場した。
地元フィリピンからは5人の選手が出場した。
ほかにもタイトルマッチが2つ、世界でも人気の高いDJ(デメトリアス・ジョンソン)、エディ・アルバレスも出場するなど非常に豪華な対戦カードだった。
以前からONEの映像を見るとき、なぜあれほどアジアの人々が熱狂的にONEを観戦するのか理由を知りたいと思っていた。実際体験してみて、理由は明確には知ることができなかったが、マニラの観衆の熱は充分に感じることができた。
彼らは、地元フィリピンのファイターの試合を見ながら一喜一憂し、感情を動かされていた。
大音量で流される音楽と、大掛かりなライティングが非日常的な空間を作っていた。
プレミム第2試合目には、三浦彩佳選手が登場した。対戦相手はブラジルのサマラ・サントス選手。2R開始直後に三浦は両足タックルでのテイクダウンに成功し、袈裟固めからのアメリカーナで、見事な一本勝ちを飾った。いつもの勝ちパターンの変形型でONE2連勝を決めた。
若松は「打撃は世界のトップで通用する手応えがあった」
元UFCフライ級王者で、UFC史上最多の11度の防衛記録を持つ、レジェンド、デメトリアス・ジョンソンが「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)でUFC離脱後の初試合に臨み、若松佑弥を2R、ギロチンチョークで破り、ONEデビュー戦を飾った。
28日に行われた記者会見ではジョンソンを相手にしても「スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る」「緊張していない。相手はビビっていた」などと語った若松はこの強敵相手に1Rから臆することなく攻め込んでいく。
ジョンソンは1R序盤、パンチからのタックルでバックを奪いグラウンドに引き込もうとするが、若松が逆に上を取る。しかしジョンソンはガードに入れると若松に何もさせずにケージを使って立ち上がる。スタンドの展開では若松のパンチがジョンソンをとらえ、ジョンソンがバランスを崩す場面も。残り1分を切ったところでジョンソンは高速タックルからテイクダウンを奪うとサイドポジションに移行するが、若松はこの大きなピンチをしのぎ切る。
2Rに入ると若松がパンチで攻め込むが、ジョンソンはタックルでしっかりとテイクダウンに成功すると上のポジションを取る。立ち上がろうとする若松の動きに合わせてバックを奪ったジョンソンは最後はギロチンチョークをがっちり。若松はタップしたが試合後の会見では「最後はネックロックで首が絞まった感じ。でも右アッパーや左フックが当たった感触があって、打撃は世界のトップで通用する手応えがあった」などと試合を振り返った。
ジョンソンは若松については「基本的に自分の相手をランク付けはしないけど良いファイター。若くて可能性のある選手だと思う」と評した。初めての日本での試合については「全ての期待を超えるものだった。日本のMMAを見て育ったが、ここで戦うとは思ってなかったのですごいことだ。他の国で試合をするというのは、時差や調整に自信がなくてすごく恐れていたことなのだけど、今回はよくできたと思う」などと話した。
「スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る大会」
アジア最大の格闘技団体「ONE Championship (ONE)」の日本初大会となる「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技の公開記者発表会が3月28日、東京都内で開催された。
「ONEフライ級ワールドGP 準々決勝」でUFCのフライ級で11回の防衛を果たしたデメトリアス・ジョンソンと対戦する若松佑弥は「まず、この歴史的な大会に出られることになって光栄です。新時代っていう名前は僕にとっては “スーパースターのジョンソンをKOして僕が新時代を作る”という大会だと思うのでそれに向けて頑張ってきた。みなさんは、なんで僕がDJと戦うんだと不安に思ってるだろうけど、24年間、この時のために生まれてきたと思って戦うので、楽しみにしていてください」と挨拶。会見後には「DJには緊張してない。思ったより小さかった。(対格差があって)相手はビビっていた。日本でやるんでそこも有利だと思うし、気持ちは絶対僕のほうが強い」と話し、DJの圧勝という下馬評についても「そこが穴だと思うのでもっと騒いでほしい」と答えるなどDJに対しても一歩も引かない強いマインドを見せた。
ジョンソン「キャリアの中で新しいスタート。楽しみ」
ジョンソンは「この大会は自分にとっては選手としてアスリートとして、キャリアの中で新しいスタートなので楽しみにしています。若松は素晴らしい選手なので対戦を楽しみにしています。面白い試合になると思う。日本のファンの前で戦えることが楽しみ。ここまでずっとトレーニングをしていますし、彼と戦うための準備はできている」と話した。
酒井氏「ノウハウを共有しパンクラスとしてスキル向上を図って⾏きたい」
アジア最大規模の格闘技団体「ONE Championship」とパンクラスが3月14日、都内で会見を開き、複数年のパートナーシップ契約を結んだことを発表した。
今回の提携により2019年4月以降にパンクラスでタイトルマッチを行い王者として認定された選手は、ONE Championshipに出場することができるようになり、パンクラスのネオブラッド・トーナメントで優勝した選手には「ONE Warrior Series」の出場権が与えられることとなった。
これ以外にもパンクラスと複数試合契約を結んでいるトップランカーたちがONE Championshipへの進出を希望した場合、全面的なバックアップを受けられるという。
またONEにより選出されたパンクラスのアマチュア選手には、シンガポールのメガジムEvolve MMAにおいて1年間トレーニングをする機会が提供されることも合わせて発表された。
この日の会見にはONE Championship 日本法人代表の秦“アンディ”英之氏、パンクラス代表の酒井正和氏、ONE Championshipに参戦する若松佑弥、パンクラス第7代ライト級キングオブパンクラシスト久米鷹介、パンクラスフェザー級暫定王者ISAOらが登壇した。
今回の提携についてパンクラスの酒井代表は「ONE championshipのチャトリCEOとは昨年からマーシャルアーツの未来に関して意見交換を重ねてきました。そのなかでスポーツMMA であるパンクラスの世界観を理解し、またパンクラスに参戦する選手に対しての未来像も共に考えて頂きました。パートナー契約に際して、選手の育成やレベル向上、ファイトマネーの部分を考えている方が多いかもしれませんが、そこだけに目を向けてパートナーシップ契約を⾏うわけではありません。私たちの使命は多くのマーシャルアーツアスリートが生計を立てるためにイベント開催を⾏い、ケア、教育、社会貢献がロジックされて⾏く事が不可欠要素と判断しています。ご存知のように ONE championship のビジネスモデルはアジアのマーシャルアーツを軸にIP 化していき、そのビジネスは急速に広まっております。格闘技団体という概念ではない世界がリアルにあります。ONE championship はすべての要素を持った世界で類のないビジネスプラットフォーム企業だと確信しています。そのノウハウを共有しパンクラスとしてスキル向上を図って⾏きたいと思い今回のパートナーシップ契約締結を⾏いました」などと話した。
3月31日の両国大会でデメトリアス・ジョンソンと対戦する若松は「デメトリアス・ジョンソンと戦うことになって、まずは機会をいただいたチャトリCEOには感謝です。僕としては、この大会は勝ってスターになる大会だと思っています。僕の攻撃が何か入れば KO は取れると思うので、31 日は僕のKOを楽しみにみてください。一通りデメトリアス・ジョンソンの試合は見てきました。デメトリアス・ジョンソンはグランドで勝つタイプで、僕はどんな状況でも打撃を与えていくタイプなので、僕がONE 向けの戦い方だと思います。そこが僕にとって有利ではないかと思います」などと話した。
またONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEOは「私たちは、アマチュアからプロまで日本における武道・武術の環境をより良いものにするために努めて参ります。パンクラスとのパートナーシップ契約によって、さらに世界トップクラスの団体が加わりました。まさに、日本の格闘技界は、新しい時代を迎えようとしています」とのコメントを寄せた。