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葛飾北斎 | TOKYO HEADLINE
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六本木で日本美術の奥深い魅力にハマる!生誕 260 年記念企画 特別展「北斎づくし」

2021.07.22 Vol.743

 20歳で浮世絵師としてデビューしてから90歳で没するまでの70年間、常に挑戦を続けて森羅万象を描き抜こうとした画狂の絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その生誕260年を記念し、代表作《北斎漫画》《冨嶽三十六景》《富嶽百景》全の全頁(ページ)、全点、全図が一堂に会するという前代未聞の特別展。世界一の北斎漫画コレクター浦上満氏の全面協力により《北斎漫画(初編〜15編)》全883頁、《冨嶽三十六景》全46点、《富嶽百景(初編〜3編)》全102図が通期で展示される。

 さらに、2014年にグランパレ(仏・パリ)の「北斎展」会場デザインを手掛けた建築家・田根剛や『北斎漫画』(青幻舎刊)の装丁を手掛けたアートディレクター・ブックデザイナーの祖父江慎が展示空間を構築。また『BRUTUS』などの雑誌で日本美術特集を手掛けてきたるライター・エディター橋本麻里が展示解説を担当するなど、北斎をリスペクトする豪華メンバーが集結。

 代表作を“コンプリート”鑑賞できるというまたとない機会もさることながら、世界最高峰の文化財デジタルアーカイブ実績を誇る凸版印刷が、本展のために新たに取得した、和紙の繊維まではっきり確認できるほどの高精細なデジタル画像を活用した空間演出も必見。江戸の情景や庶民の生活、空想など、北斎が描いた世界へ没入しながら、“北斎”づくしを堪能できる。

町田啓太「北斎に酔いしれて」22日開幕の特別展『北斎づくし』でアンバサダー

2021.07.21 Vol.Web Original

 

 町田啓太が21日、あす22日に開幕する、生誕260年記念企画特別展『北斎づくし』(六本木・東京ミッドタウン・ホール)の記者発表会に出席した。北斎の代表作である『北斎漫画』「冨嶽三十六景」『富嶽百景』の全ページ、全点、全図が一堂に会する展覧会。町田は「まさに北斎尽くし、絵の中にいるみたい」とPRした。

 本展のアンバサダーを務める。ひと足先に展示を見て回った町田は、「受け止めきれないぐらい圧巻でした。僕が勉強不足だったと思うんですが、葛飾北斎さんといえば、冨嶽三十六景であったりとか、富士山や波、北斎ブルーのイメージ。よく見てみると、そこに描かれている人物たちが魅力的なんです。絵の中で富士山を見ている人々と同じような気持ちになりながら(作品を)見られると思いました」

 本展では音声ガイドに初挑戦。

「美術展の音声ガイドって結構好きで、美術展に行くと、よく聞かせてもらっています。いつか挑戦させてもらいたいなと思っていたら、北斎展で初挑戦させていただけるということで、お話を聞いたときには心躍りました」と興奮気味。

 聴きどころをを聞かれると、要所要所にある感情が入ったポイントだそうで、「少しだけ、北斎さんの絵にあるような遊び心を僕も感じながら発している、セリフ調なところもあるので、そういうところも楽しんでいただけたら……(鑑賞中に)邪魔だなと思ったらすぐ切ってください」と笑った。

 司会者に展示を見て回った際に自身の音声ガイドを聞いていたかと尋ねられると「いやあの……途中で切りましたね(笑)。特別にガイドしていただきながら回ったので、僕のガイドよりもそっちを聞きたい、と」と説明した。

 展覧会の見どころを聞かれると「ひとつに絞れないのが魅力」。

「すごい数の展示の量なので、見れば見るほど引き込まれることは間違いない。それと、ユーモアがいろんなところに散りばめられているんですね、ものによっては同じ版なのに、刷った時期によって若干変わっていたり、編集者の意向で足されている部分があったり、そういうのを見比べられる。そういうところも本展の見どころだと思います。遊びを入れているところを発見していく楽しみもすごくあると思います」

 知識やイメージがないほうが「いっぱい発見があると思う」と、町田。自身も発見や反省があったといい、「感覚的な感じな方なのかなと思っていたのですが、富士山にしっかり目が行くように計算して構図を作られていたり、絵手本もとてもわかりやすく書いてあって。感覚だけではなく技術がないとできないことだなあと」。また、「(北斎は)歳を重ねるほどもっともっといけると、ずっと向上心を持ってやられていた。それを僕も生涯できるかな、と。やりたいけれどもどうなんだろうと思ってしまった」と付け加えた。

 最後に「見る方によって、いろんな視点で楽しめる、本当にすばらしい展覧会」と、町田。「僕もそうでしたが、酔いしれていただければいいんじゃないかなと思います」とアピールした。

 展覧会は9月17日まで同所で。

町田啓太がメッセージ!『北斎づくし』展アンバサダー就任

2021.06.25 Vol.Web original

 

 葛飾北斎の生誕260年記念企画として開催される特別展「北斎づくし」のアンバサダーに、俳優の町田啓太が就任した。自身初の音声ガイド・ナビゲーターにも挑戦する。

 アンバサダー就任に合わせ、町田のスペシャルメッセージも公開された。

「この度、初めて音声ガイドを務めさせて頂きます。特別展「北斎づくし」を実際に目の当たりにしたとき、そこにどんな世界が広がっているのか楽しみでなりません。今まで偉大すぎて知った気でいた葛飾北斎作品への先入観から解放される森羅万象の驚きを皆様と共に体験できるようにしたいと思います。一緒に北斎ワールドに没入しましょう!」とコメントを寄せている。

 現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』では新選組副長の土方歳三を熱演。またテレビ東京とめちゃコミックのコンテスト「僕を主人公にした漫画を描いてください!それをさらにドラマ化もしちゃいます!!」の主演・審査員を務めるなど、動向から目が離せない町田が、北斎の魅力をどう伝えるのか期待が高まる。

 生誕 260 年記念企画 特別展「北斎づくし」は7月22日から9月17日まで、東京ミッドタウン・ホール(港区六本木)にて開催。

その時代を生きる人々の暮らしが見えてくる!「しりあがりサン北斎サン ―クスッと笑える SHOW TIME!―」

2021.06.12 Vol.742

 世の中の不条理や不合理を絶妙なタッチで描き出すマンガ家・アーティストのしりあがり寿が、巨匠・葛飾北斎をパロってみたらこうなった! 

 2018年にすみだ北斎美術館で開催された展覧会「ちょっと可笑しなほぼ三十六景 しりあがり寿北斎と戯れる」では、唯一無二のセンスと笑いで北斎ワールドを独自の視点で再構築したしりあがり寿。

 本展では、北斎のパロディー作品「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」に加え「青富士」「瑠璃富士」などの新作や、原案となった当館所蔵の北斎作品など、たっぷり約160点を展示。「東海道五十三次」「諸国瀧廻り」などの浮世絵から『椿説弓張月』などの版本まで、北斎の画業の幅広さにも触れながら、しりあがり流に解釈した北斎ワールドを堪能できる展覧会となっている。

 原案となった北斎の作品も多数展示されることで、しりあがり寿の自由な発想にクスリと笑いつつ、“天才”北斎の鋭い視点やユーモアを再発見できる。

 時を超えてまさかのコラボレーションを果たした時代を代表する表現者2人が繰り広げる、どこまでも自由なイマジネーションを堪能しよう。

“絵”と“画”、まさに“絵画VS映画”!日本の文化を味わい尽くせ!日本代表おじいちゃん「HOKUSAI」の物語を観た!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2021.06.02 Vol.web Original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 6月15日から始まる三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.11「スーパー名探偵のファイナル事件簿2021」の予約が始まりました。こちらは再演なんですが、再演するということは評判が良かったということなので、今まで僕らの作品を見たことがない方、この機会にぜひ。

 緊急事態宣言が延長されたんですが、規制が緩和されて映画館は営業を始めたようなので、映画館で映画を見てきました。

 では今週も始めましょう。

国を超え時代を超え人を圧倒し続ける“画狂”北斎に迫る!『HOKUSAI』

2021.06.02 Vol.741

 誰もが知る“あの波”を生み出し、日本人はもちろん世界においても稀代の天才絵師として知られ愛される葛飾北斎。ゴッホ、モネなど同時代の名だたる印象派画家を刺激し、今なお工芸、彫刻、音楽、建築、ファッション、デザインなどあらゆるジャンルで世界に影響を与え続けている。90年の生涯で描いた作品は3万点以上。しかし若き日の北斎に関する資料はほとんど残されておらず、その人生は今なお多くの謎に包まれている。

 そんな謎多き北斎の人生に迫る、かつてない“北斎映画”がいよいよ公開。本作は、歴史的資料を徹底的に調べ、残された事実を繋ぎ合わせて生まれたオリジナル・ストーリーとなっており、今までほとんど語られる事のなかった青年時代の北斎をも描く。青年時代の北斎を演じるのは『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞した柳楽優弥。老年期の北斎役には、国際的なダンサーとしても知られる田中泯。W主演でそれぞれ若き日と老年期の北斎を体現する。北斎を見出す版元の蔦屋重三郎に阿部寛。晩年の北斎に最も影響を与える戯作者の柳亭種彦を永山瑛太。そして、北斎の一つ先を行く美人画の大家・喜多川歌麿を玉木宏が熱演する。

 幼き日から90歳で命燃え尽きるまで絵を描き続けた、彼を突き動かしていたものとは。“画狂”人生に秘められた情熱が今再び解き放たれる!

関ジャニ横山が北斎の破天荒な人生を生きる!舞台『北齋漫畫』に主演 

2019.03.11 Vol.Web Original

 横山裕(関ジャニ∞)が葛飾北斎に挑戦することが発表された。6月上演の舞台『北齋漫畫(ほくさいまんが)』に主演するもので、主人公の鉄蔵(葛飾北斎)を演じる。

 貧しい家に生まれたものの持ち前の絵のうまさから絵師の弟子となった鉄蔵が、幾人もの師から破門されながらも絵を描き続け、ある日、不思議な魅力を持つ女・お直に出会って……。世界を魅了する北斎の破天荒な人生を描く名作だ。

 北斎を演じることについて横山は、「大変光栄である反面、プレッシャーも強く感じております。これまで数々の役者さんが演じてこられた葛飾北斎。奇人 と呼ばれ破天荒な生涯をおくった魅力的な偉人を演じることができ、すでにワクワク感が止まりません! この舞台で僕なりの北斎を表現できたらと思います」と、コメントを寄せている。 
 
 共演は、鉄蔵を惑わす魔性の女・お直役に佐藤江梨子、実在した佐七(曲亭馬琴)役に木村了、お栄(葛飾応為)役に堺小春、佐七の女房・お百役に枝元萌、佐七の下駄屋の丁稚・伍助役に吉田健悟、鉄蔵の養父・ 中島伊勢役に渡辺いっけいら。 演出は宮田慶子。

 6月、東京グローブ座にて上演。 

30年かけて、到達するもの。【友香の素 vol.202】

2018.10.10 Vol.711

 もう10月ですね〜。早いなあ。朝晩は肌寒くて、日中はまだちょっと暑かったりと寒暖の差が激しいので、洋服の脱ぎ着に忙しい(笑)。でもこうして、だんだんと寒くなっていくんですよね〜。

 さて先日、来年1月に出演させていただく舞台『画狂人・北斎』の取材で、すみだ北斎美術館に行ってきました。車で向かって、駐車場で降り、美術館の建物とそのすぐ脇を走る総武線の走る高架を見た瞬間、「あ、この建物知ってる〜!」となり、びっくりしました。いつも、総武線の車窓から外の景色を見ていて、気になっていたとても印象的なデザインのガラス張りの建物! これは一体何なのだろう? と見る度に思っていたのですが、それが、今回取材で行ったすみだ北斎美術館だったのです。

 その日は演出の宮本亜門さんと、共演させていただく升毅さんとの対談形式で取材でした。取材の後、館長さんに美術館内を案内していただき、北斎の作品を見ながら、いろいろなお話をお伺いしました。

 皆さんもご存知の富嶽三十六景は、北斎が72歳の頃から手掛けた46枚の連作です。中でも凱風快晴、山下白雨、神奈川沖浪裏など有名ですよね。北斎は昔から波をテーマに作品を制作していて、40代の頃の作品「おしおくりはとうつうせんのづ」も展示されており、初めてそれを見ました。神奈川沖浪裏と構図は似ていましたが、全く印象は違います。波は全体的に丸みを帯びていて、私にとっては何だかちょっとだけユーモラスにも見える波でした。神奈川沖浪裏の波が持つあの圧倒的な迫力はありません。同じ人物の作品なのか?と思うほどでした。そこから30年をかけて、あの波に到達するのですね。

 北斎は「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」などの名言を残していますが、北斎を知れば知るほど、舞台『画狂人・北斎』が楽しみです。

近い将来、春画ブームがくるかも!? 現代アーティストが春画とコラボした「nuranura展2018」が開催中

2018.09.19 Vol.Web Original

 葛飾北斎「春画」木版画復刻プロジェクト作品発表を記念して、日本画・木彫・映像・パフォーマンス・墨絵・写真・洋画など、さまざまなジャンルの現代アーティストたちによる「春画」をモチーフとした作品展示会「nuranura展2018」が23日まで、秋葉原のThe 1/3rd Galleryにて開催されている。

 ゴッホ、モネ、ロートレックなど19世紀のヨーロッパの印象派の画家たちに多大なる影響を与えた浮世絵は、今なお国内外問わず、多数の愛好家を生み出す日本を代表する伝統美術。中でも、絵師、彫師、摺師の三位一体の協力体制から生まれる浮世絵木版画において、彫師・摺師の技術が非常に繊細で高度と言われているのが「春画」だ。美人画や武者絵と異なり、男女が絡み合う様子は、非常に複雑かつ繊細な技術が求められるというわけだ。

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