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藤井尚之 | TOKYO HEADLINE
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藤井フミヤと藤井尚之のF-BLOOD、フミヤの誕生日に無観客ライブを生配信

2020.07.03 Vol.Web Original

 藤井フミヤと藤井尚之によるユニット、F-BLOODが7月11日に無観客ライブ「F-BLOOD ONLINE LIVE 2020 ~夜だ!生です F-BLOOD~」を開催することを発表した。当日はフミヤの誕生日。ライブの模様は、動画配信サイトを通じて有料生配信される。

 F-BLOODは今春3年ぶりに活動を再開、4月8日には4枚目のオリジナルアルバム『Positive』をリリースした。最新作を携え、4月25日から全国ツアーを行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全公演中止になっている。

 無観客ライブは、ツアーを楽しみにしていたファンに、少しでも元気になってもらいたいという気持ちを込めて開催。ライブ当日はツアーで披露する予定だったセットリストで臨むという。バンドメンバーは、大島賢治(DRUMS)、沢頭たかし(GUITAR)、SUNNY(KEYBOARDS)、中村昌史(BASS)。

 フミヤは、ライブ開催にあたり「ライブの臨場感を出せるよううまくテクニックをつかってやってみようと。お客さんもやる側もお互いに、我慢。お互いによろしく。」と、コメントを寄せている。

 ライブは7月11日19時スタート。視聴チケットは3500円で、4日12時発売。ライブの模様はアーカイブされ、チケット購入者は12日23時59分まで視聴できる。

 チケットの詳細はF-BLOODオフィシャルサイトで。

ヒーローとヒロイン『foot of the Tower』藤井尚之

2017.02.14 Vol.684

 サックスを吹きまくる??。藤井尚之の最新作はテナーサックス奏者として本人が全編吹いたインストゥルメンタルアルバム。前作『My Life』がシンガーとしての作品だっただけに彼のサックス演奏を堪能できる内容だ。クラシック、ジャズ、映画音楽、ビートルズと、藤井が影響を受けたものはもちろん、世界中で愛され続ける楽曲の数々をジャンルレスにプレー。甘くて苦いラブソング、セクシーでロックなナンバーなどオリジナル曲も多数収録している。ムードたっぷりでセクシーさも漂わせ、シルキーかつスモーキーな作品。温かいドリンクでも飲みながら堪能したい。大人のリスナー、そして早く大人になりたい人たちへおすすめの作品。

藤井尚之が8年ぶりのソロアルバムリリース! クリスマスライブも開催!

2015.12.03 Vol.655

 ソロで、そして数々のバンドやユニットで。藤井尚之は好きな音楽を奏で続けている。近年はそうした活動やライブが目立っていたが、ようやく新しいソロアルバム『My Life』を完成させた。とてもチャレンジングな内容で、収録曲全13曲すべてを自分で歌唱している。シンガーであり、ソングライターとしての作品。サックスプレイヤーの顔は潜められている。

「8年ぶりだったっていうのもあるでしょうね。その間、いろんなバンドとやったりしていて、好きな世界観にどっぶり浸っていた感があるというか、そこばかりやりすぎちゃったかなって思うんですよ。ジャンルっていうとらえ方をするなら同じジャンルばっかりやってた。本来はそれでいいんでしょうけど……自分が作っていていうのも変なんですけどね、やっぱり、いろんなパターンがあったほうが楽しいって思うんです。やりたいこと得意なところで押し切ってもいいのかなあって考えながら、やっぱりバリエーションをつけたがる。そうなったときに、歌だ!と。バリエーションをつけたいってなるから、歌おうって思ったのかな。まあ、自分で首絞めてるっていうかね…(笑)」

  楽器から、歌から、いろんなアプローチで作った楽曲を渡し、信頼する人たちに作詞を依頼した。YOU、東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦、木下裕晴、屋敷豪太、そして藤井フミヤ。豪華というか、バラエティーに富んでいるというか。ものすごい面々だ。

「僕が東京に来てからの青春だとか、ある時期を切り取ってくださいってことだったり、キーワードみたいなものを一言二言ぐらい添えて、あとはご自由にって。書いていただいた歌詞はどれも素晴らしいし、自分にはないものなので、いろいろ発見がありました。こういう部分は自分が苦手なんだなとか、ね」

 なかでも苦労したのは『20代のすべて』という曲だという。苦さや甘さ、いろんな気持ちがミックスした内容で、ついつい行間を読みたくなるような詞。歌詞は藤井フミヤが担当している。

「詞の世界の人間には、やりやすい人とやりづらい人があるんですよ。自分とはまったく違った人間だったりするとコスプレするのと同じような感じで意外となりきれちゃう。その一方で、自分自身に本当に近い人物というか、そういう曲は表現するのが非常に難しいんですよ。あまりオーバーにもできないし。実際にこの曲が僕のことなのかって言われたらそれはどうかなってところですけど、僕の20代を知っているごくごく少数の人間のなかの一人が書いているわけだから…、僕がそういうふうに見えていたのかもしれないし、自分自身を振り返ってみてってところもあるのかなとも思いますね」

 この曲はもちろんアルバム収録曲は、それぞれが独特の世界を持っている。とはいえ、すべての曲が同じ軸でつながっているようにも感じる。人生の一つひとつの点がつながって線を作る。藤井が本作のタイトルを『My Life』としたのにも納得がいく。たとえ本人は「……なんか、LIFEというのを付けたかったんですよ」という説明で終えたとしても、自然と想像が広がる。
 
  さて、このアルバムに収められた楽曲を聞けるのは、まもなく行われるクリスマスライブになりそうだ。藤井は恒例ともいえるバースデーライブを少し前倒しして、19日に『Nao’s Christmas Night Show』を豊洲PITで開催する。

「全曲ではないと思いますけど、このアルバムの楽曲も入れる予定です。クリスマスライブだから、クリスマスっていうのも、まあ、あるとは思いますし(笑)」
 
 このライブには、本人に加えて、藤井フミヤ、MY LITTLE LOVERも出演。今後も出演者は追加される予定だという。

「去年は50歳のバースデーライブっていうこともあって、いろんなゲストを呼んで大騒ぎしましょうみたいな感じでやったんですよ。あれがスタートじゃないんだけど、なんかこう、企画的なライブ、いろんな人と一緒に発信できるライブを続けられたらいいなって思っているんです」

 誰かと一緒に音楽をするには、一緒に制作をする、曲を提供する、プロデュースするなどさまざまな方法があるが、そのなかでもライブは特別だという。

「当たり前のことだけど、自分以外の人と一緒に音楽をやるとなると、その人の世界観におじゃましますみたいな感じなんですよ。緊張感もあるし、すごく勉強になります。自分にないもの、ない世界観のなかで、どういうことができるのか。そういうのが非常に面白い。ライブになるとそれがさらに増すような気がしていて。その人が積み上げたものが絶対あって、僕にもそれがあるんだけど、その上で誰でもいいパフォーマンスをしたいし、自分をかっこよく素敵に見せたいと思うんです(笑)。そうなると互いにいつも以上に頑張っちゃって、相乗効果っていうかエネルギーが爆発する。そうすると、“今までこんなのなかった…”じゃないけど、そういうのが出てくる……かもしれないですから」
 
リハーサルにも力が入る。

「本番に向けて素晴らしいものを表現したいと思っています。そんなに決まり事はなくて、それぞれがまずやりたいことをやっていただいて、音をだしてから考えていこうかなって思っています。出演者全員でセッション? それは私次第かな……リハーサルをしながら必要だと感じたら仕込んでいきたいとは思います。とりあえず、しっくり、しっとりした世界観が出せたらいいのかな。大人の雰囲気のライブ、今はそんなふうに考えています」

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