映画『風の色』の初日舞台あいさつが26日、都内で行われ、主演の古川雄輝、共演の藤井武美、そしてマジックの監修をしたMr.マリックが登壇した。古川は「(撮影してから)3年経っているので、(その間に)僕も30歳になりましたし、やっと見ていただけるのはうれしい」と、あいさつした。
北海道と東京を舞台に描いた、神秘的で幻想的なラブストーリー。古川はマジシャンを演じている。
「氷水に入ったり、流氷脱出マジックで水の中に入ったり……今まで撮影してきた作品のなかでダントツで苛酷な現場でした。主演でやらせてもらったこともあって、今になってもこの映画の現場のことを思い出すことがあるんです。日韓合作映画ということで、今まで見たことがない雰囲気があるラブストーリーになっているので、みなさんがどう思うのか楽しみにしています」
この作品に関わる以前は、マジックには親しみがなかったという古川だが、劇中では、紙のバラを使ったマジックや、Mr.マリックも驚くほどのスケールの大きなマジックもやってのける。
マジックを監修した、Mr.マリックは本作について「マジシャンがスターになっていく段階が、実話ではないかというほど描かれていました」としたうえで、「コンテストで優勝するシーンがあるんですけれど、ここは優勝するだけのマジックをやってもらわない限りすべてがリアリティが飛んでしまうんですね。そこを(古川に)よくやりこんでもらえたな、と。そのままコンテストに出ても優勝できるんじゃないかなと思います」と、太鼓判を押した。