豊島区教育委員会主催の「SDGsフェスティバル」が8日、豊島区立芸術文化劇場で行われ、区内9校の小・中・高校生たちが、それぞれ主体となって取り組んだSDGsの活動を発表した。
「SDGsフェスティバル」は、豊島区が推進する「SDGs達成の担い手育成事業」の一環で、SDGsの取り組みを子どもたちに限らず、地域や保護者などが「自分ごと化」できるよう、各学校で行われた取り組みを広く発信することを目指したもの。区内すべての小・中学校30校が参加して行うのは23区初で、フェスティバルの様子はYouTubeでもライブ配信された。
会に登壇した高野之夫区長は「次世代の子どもたちが自分ごととして、地域や大学、企業と連携して取り組んでこそ、未来都市が生まれ、都市の展望が開ける。区内すべての小・中学校がSDGsの第一歩を踏み出した。この第一歩こそ、明日の豊島区の大きな一歩となる」と挨拶。豊島区教育委員会学校 SDGs推進アドバイザーの阿部治氏は「SDGsは未来を担う子どもたちだけでなく、大人たちも学ぶべきもの。共に協力し合い、連携することが大きな原動力になる」と期待を寄せた。