豊洲市場の移転問題を検証する都議会百条委員会は20日、市場移転を決断した当時の知事だった石原慎太郎氏の証人喚問を行った。石原氏は冒頭、2年前に患った脳梗塞の後遺症で「ひらがなさえも忘れた」と述べた。豊洲市場への移転を決めた責任を認める一方、東京ガスとの交渉の経緯などについては「報告を受けた記憶がない」などと主張。元中央卸売市場長の認識との食い違いも見られた。東京ガスとの用地買収交渉は「部下に一任していた」とこれまでの主張を踏襲した。用地買収の交渉役だった浜渦武生元副知事と東ガスの間で水面下交渉があったとされる経緯は「一任していた。報告を詳細に受けていない」と主張。
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舛添都知事辞職で説明放棄
東京都の舛添要一知事(67)が15日、政治資金「公私混同」問題などの責任を取り辞職する意向を固め、都議会の川井重勇議長(自民)に辞表を提出。都議会は全会一致で同意した。21日付で辞職となった。舛添氏は同日午後の本会議で辞職について「反省と心残りの念は尽きないが、全て自らの不徳の致すところ」と述べたが、疑惑についての説明はなし。17日に予定されていた定例記者会見も「もう辞める身なので説明することはない」と出席を拒んだという。
辞職に伴う都知事選は7月14日告示、31日投開票となる。
きゃりー、別所、三國シェフらが東京ブランドPR!
東京都が行う、東京ブランド発信事業『& TOKYO』の活用事例発表会が10日、都庁で行われた。東京ブランドをPRする“東京ブランドアンバサダー”に、きゃりーぱみゅぱみゅ、別所哲也、シェフの三國清三氏が就任し、舛添都知事から任命書が手渡された。
東京ブランドアンバサダーは、それぞれの活動を通じて、東京ブランドをPRしていくというもの。今年3度目のワールドツアーに出るきゃりーぱみゅぱみゅは「東京の音楽やファッション、素敵なものを世界に発信できるようにがんばってきたい」とコメント。
俳優で、『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア』の代表も務める別所は「世界中から若きセ映像作家を招いて映像の祭典をしています。やってきた彼らが東京の魅力を映像に収めている姿も見てきました。映像の力は非常に大きいです。ショートフィルムは長くて25分、短くて1分30秒ですが、凝縮された映像には大きな宇宙があります。東京の美しい宇宙を発信できるように頑張っていきたい」と、意気込む。
オテル・ドゥ・ミクニの三國清三オーナーシェフは、東京には農家が1万軒あり、若者が新たに規就農していること、東京湾の豊かさ、神田川に鮎が戻ってきていることなどにふれ、「(東京の)食を世界に発信する役目だと思う。力いっぱい頑張りたい」と、語った。
この日はまた、同ブランド戦略の一つである『& TOKYO』の活用事例にも多数紹介された。
東京をシャンゼリゼのように散策して楽しい街にしたい
舛添要一 東京都知事
就任して5カ月が経った舛添要一東京都知事に2020年東京オリンピック・パラリンピック、そして今進めている政策についてインタビューした。