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【インタビュー】ハルカ 舞台『銀河鉄道999』でメーテルを演じる

2018.04.16 Vol.705

 漫画家・松本零士の代表作「銀河鉄道999」が40周年を迎えた今年、舞台『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA~としてよみがえった。主役の星野鉄郎に昨年、2017年の「第24回読売演劇大賞」最優秀男優賞の中川晃教、謎の美女メーテルにはミュージシャンのハルカが抜擢された。

舞台版「銀河鉄道999」メーテル役は謎の美女ハルカ

2018.03.28 Vol.Web Original

鉄郎役の中川晃教が「35歳が16歳を演じます」
 漫画家・松本零士の代表作「銀河鉄道999」の40周年記念作品、舞台『「銀河鉄道999」〜GALAXY OPERA~』の制作発表会見が3月27日、都内で開催された。

 会見には主役の星野鉄郎を演じる中川晃教をはじめとした主要キャストに原作者の松本零士らが登壇した。

 同作は1977年に連載が始まった松本のSF漫画。裕福な人々が機械化人となり永遠の命を謳歌する未来世界を舞台に、機械伯爵に母を殺された主人公・星野鉄郎が謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込み、機械の体をくれる星を目指して宇宙空間を旅する物語。

 今作では1979年に公開された劇場版第1作目のストーリーをもとにオリジナルのシーンも交えて、鉄郎が宿敵である機械伯爵と時間城で対決するまでを描くという。

 この日はメインビジュアルが公開されたのだが松本は「演じる皆さんも素晴らしいし、この写真を見ただけでも涙が出るほどうれしい。少年の日からの夢ですから」などと話した。そして作品については「私が18歳の終わりに、出版社に呼ばれて上京するときに乗った汽車がC62の48号。これが49号までしかない汽車だった。それでひとつ前の汽車に乗ったということで『999』というタイトルを考えた。これは自分の青春。極貧の生活だったので行きの切符だけを持って上京した。そのときあの汽車に乗っていなければ、私の運命はかわっていた。そういう思いで描いたのが999。999というのは未完成という意味。999は私の青春です。今でもその中で走り続けているんです」などと感慨深げに話した。

 星野鉄郎役の中川は「16歳の少年がキャプテン・ハーロックにあこがれ宇宙の旅に出ようとする。星野鉄郎にはあこがれだけではなく、もう一つ目的がある。母の仇を取ること。永遠の命を求めて、今、999の電車に乗る。なんとも16歳には思えない。でも16歳の少年の旅の始まり。そして旅を経て彼が何を気づき、何が彼の中で変わるのか。成長物語という部分でも星野鉄郎を演じることができて、とてもうれしく思っています。35歳です。16歳を演じます(笑)。ここのあたり、ぜひ期待していただけたら」と物語についてしっかりと、そして時折笑いを交えながら話した。

『銀河鉄道999』が来年6月に舞台化。気になるメーテル役は…

2017.09.09 Vol.698

 松本零士原作の人気漫画『銀河鉄道999』。1977年に連載がスタートし、1978年にはテレビアニメ化、1979年には映画化され大ヒットするなど、日本のアニメ史に残る作品となっている。

 舞台は裕福な人々が機械の体を手に入れ永遠の命を謳歌する未来世界。母を機械化人に殺された鉄郎はタダで機械の体をくれるという星に行くために謎の美女・メーテルとともに銀河超特急999に乗り込む。旅の途中でさまざまな出会いと別れを繰り返し、成長する鉄郎の成長を描きながら、限りある命の美しさを訴え、多くのファンの共感を得た作品だ。

 今年は誕生から40周年のアニバーサリーイヤーということで8月には作品をイメージしたウェブサイトが立ち上がった。そこには作品中の思い出のシーンと有名なセリフが散りばめられ、最後には「銀河鉄道999 40周年企画 平成29.9.9始動」という思わせぶりなコピーが躍り、かつてのファンの胸をざわつかせた。

 そしてその9月9日には銀河鉄道999 40周年記念作品 舞台『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA〜の制作がリリースされた。

 主人公の星野鉄郎を演じるのは今年、「第24回読売演劇大賞最優秀男優賞」を受賞した中川晃教。キャプテン・ハーロックに平方元基、クイーン・エメラルダスに宝塚宙組六代目トップスターの凰稀かなめ、機械伯爵に染谷俊之、大山トチローに入野自由など日本のミュージカルシーンを代表する実力派や新進気鋭の若手俳優が勢ぞろいする。999といえば真っ先に浮かぶのはメーテル。このメーテル役はアーティストのハルカが大抜擢された。

 今回は1979年の劇場版第1作目のストーリーをもとにオリジナルのシーンを交えながら鉄郎が宿敵である機械伯爵と時間城で対決するところまでを描くという。

 舞台の上演は来年。東京は6月23〜30日に明治座で。7月には北九州芸術劇場、大阪の梅田芸術劇場でも上演される。

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