SearchSearch

障がい者スポーツの新施設が豊洲に登場

2016.12.09 Vol.680

 障がい者スポーツのトレーニングや研究、ランニングスクールなどが行われる施設「新豊洲 Brillia(ブリリア)ランニングスタジアム」のオープニングレセプションが9日、同施設で行われた。

 レセプションには、館長を務める元プロ陸上選手の為末大氏、リオパラリンピック 男子4×100メートルリレーで銅メダルを獲得した佐藤圭太氏、100メートル走T43/44クラスで2014年の全米金メダリストのジャリッド・ウォレス氏、義足ダンサーの森田かずよ氏らが出席した。

 IAAF(国際陸上連盟)公認のトラックと同じ仕様の全天候型の60メートル陸上トラックを擁し、車椅子のまま使用可能なミストサウナ付きシャワールームなど完全ユニバーサルデザイン型施設の「ランニングステーション」、データ解析や工作作業などを行う「競技用義足開発ラボラトリー」も開設される。

 為末氏は、「パラリンピック専用の施設やオリンピック専用の施設は、恐らくこれからたくさんできると思いますが、パラリンンピックの選手とオリンピックの選手が一緒に練習している風景というのは、まだそんなに世の中にないと思う。さらには地域の子供や、走るのが好きな人が集まったり、オリンピックやパラリンピックの開会式、閉会式でパフォーマンスを行う人たちが一緒にいる環境には他にはないと思います。すべての人がここにきて、疎外感を感じない、そういう風景を作っていきたい。それを実現していくことができれば、2020年には、この施設がひとつの役割をはたせるのではないかと思う」と、話した。

 オープンを記念して、10、11日には、50m走測定会、車いすレーサー体験などさまざまな無料体験イベントが開催される。詳細は公式サイト( http://running-stadium.tokyo/ )で。

【夢の課外授業】車椅子バスケのスピードと迫力に感動!

2016.07.09 Vol.670

 未来に向け、子どもに夢をあたえ「生きる力」を考えさせるきっかけや、勇気を持って物事に立ち向かう大切さを知ってもらうため、2000年度に活動をスタートさせた「夢の課外授業」。今年新たに障がい者スポーツを広く知ってもらうため、子どもたちを通じて一緒に体験することにより認知を深める『CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業』(主催:CHALLENGED SPORTS 夢の課外授業プロジェクト実行委員会)をスタートさせ、車椅子バスケットボール選手で、シドニーパラリンピック男子車椅子バスケットボール日本代表キャプテンだった根木慎志氏と元Jリーガーでタレントの水内猛氏が学校訪問スタイルで授業を行った。

アスリート、アーティストらが障がい者スポーツを応援!

2015.10.24 Vol.653

 障がい者スポーツを応援する、スポーツと文化のコラボレーションイベント「Sports of Heart 2015」が17、18の2日間、代々木競技場にて開催された。パラリンピアンの呼びかけにより、スポーツ選手、アーティスト、文化人らが協力し、未来の日本のために健常者と障がい者の枠を超えて「すべての人たちが幸せに暮らせるニッポン」を目指すプロジェクトとして行われているもので、今年で3回目。

 イベントでは、ファッションショーや、DANCE EARTH PARTYのダンスパフォーマンス、豪華アーティストによるLIVEショーのほか、アスリートによるスポーツ教室や車いすテニス体験教室、EXILE PROFESSIONAL GYMのトレーナーによるダンス教室のほか、150組を超えるアイドルのLIVEなどが行われた。

 中でも盛り上がりを見せたのが「〜Heart新世紀〜」をテーマとしたファッションショー。障がい者アスリートとモデルたちが共にランウエイに登場しポーズを決める度に、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。

Copyrighted Image