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馬場良馬 | TOKYO HEADLINE
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舞台『デスティニー』に出演 「”いいね”っていわれる役者に」――馬場良馬

2013.09.29 Vol.601

 2011年に初演された、佐藤アツヒロ主演の30−DELUX舞台『デスティニー』が、10月に再演。重厚な人間ドラマを軸に展開するアクション活劇で、一部を除き、キャストも一新しての上演だ。

 馬場良馬も新しく加わったメンバーの1人。主演映画『クレイジズム』そして『アサシン』で国際的に評価を得る一方で、スーパー戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』のブルーバスター岩崎リュウジ役で子どもたちからも熱い視線を集める。「この舞台はターニングポイントになる」と、本人は目を輝かせる。

「座長のアツヒロさんは、困ったことがあれば聞いてくれ!と、言葉や、その背中で伝えてくれますし、さまざまなバックグラウンドの人が集まっているので、演技はもちろん、稽古場に居るだけでも学ぶことがたくさんあるんですよ」

 演じるのは、王国の人間で、スパイとして盗賊に入り込むアラン。初演では風間俊介が演じた。

「お話をいただいた時、何よりも“やった!”という気持ちが強かったです。ただ、それと同時に、周りから“風間さんがすごい良かったから、めちゃめちゃ頑張って”って声をかけられて(笑)、プレッシャーも感じています。これからの稽古で皆さんと積み重ねていって、アランが感じている歯がゆさ、心の揺らぎを丁寧に演じて、彼の葛藤を伝えられたら」

「がむしゃら」「思い切り」など、インタビュー中、熱のあるワードが頻出する。

「“うまいね”って言われたらすごくうれしいですけど、僕は“いいね”って言われる役者になりたい。演技の技術は重要ですし、磨いていかなければいけないですけど、想いや熱量も同じように大切。みんなが甲子園に夢中になるのも、高校球児の熱量や、彼らの“人間臭さ”に共感するから。僕もそういう“人間臭い”役者になりたいと思っています」

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