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高坂剛 | TOKYO HEADLINE
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RIZINが無差別級トーナメント組み合わせ発表。高阪がバルトと対戦

2016.11.09 Vol.677

 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月9日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2 ND ROUND/FINAL ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われる無差別級トーナメントの組み合わせを発表した。

 9月大会で行われた1回戦で勝利を収めたイリー・プロハースカが練習中に右足の前十字靭帯断裂の大怪我を負い、出場を辞退。昨年末の大会で現役復帰を果たした高坂剛が代替選手として出場する。

 組み合わせは29日に行われる準々決勝が①ミルコ・クロコップvsヴァンダレイ・シウバ、②高坂剛vsバルト、③シェイン・カーウィンvsアミール・アリアックバリ、④ワレンティン・モルダフスキーvsシモン・バヨル。31日に行われる準決勝は①と②の勝者、③と④の勝者が対戦。その勝者が決勝を戦う。

 RIZINではツイッターなどでファンから希望する対戦カードを募集していたが「カーウィンvsアリアックバリ」が一番要望が高かったカードで、その次が「プロハースカvsバルト」だったという。

 高阪は当初、「トーナメントには興味がない」としてワンマッチでの年末大会への出場を希望していたが、9月大会後に「ワイルドカードで出場させてくれ」と直訴。しかしその時点でRIZINはビッグネームの米国人選手の出場を模索中でその後、カーウィンの出場が決まったことからリザーバーでの出場を打診していた。
 そんななかプロハースカ側から欠場の申し入れがあり、高阪の代替出場が決まった。

 高阪は「9月の大会で藤田(和之)がバルトに敗れた試合で、藤田の特訓につきあい、セコンドも務め、戦略も考えた。藤田の勝ちたいという思いを受け止め、自分も同じ気持ちで戦い挑んだんですが、結果バルト選手の腕が上がった。その時の藤田の無念さ、自分自身の無念さ、言葉には表せないんですが、自分の中で何かが起こって何かが変わった気がするんですね。46年間生きてきて今まで経験したことのない感情が生まれ、自問自答を繰り返した。そのなかでひとつ出た答えは、自分との戦いもそうなんですが、“表の戦い、外の戦いというものも、お前(バルト)は見据えてるのかよ?”ということ。リングに上がる以上はプロの選手ですし、お客さんとも戦わなければいけない。見ている人も満足させなければいけない。なおかつ勝利しなければいけない。すべてに勝ってこそプロのファイターだと思っていて、その思いに新たに火をつけられたのが藤田の敗戦だったと思うんです。それを受けて “トーナメントに出たい。バルト選手と試合がしたい”と自分の心の中で何か突き進むものが起こったことを覚えています。それで榊原さんにお願いした。バルトと戦いたかったので、リザーブマッチだったらお断りしようと思っていた」と参戦の経緯を話した。

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