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黒谷友香 | TOKYO HEADLINE - Part 4
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正式なご対面【黒谷友香の「友香の素」vol.213】

2019.09.11 Vol.722

 9月に入って、どこか秋の匂いを含む風を感じるようになりました。今日なんかは半袖だと少し肌寒くて長袖でも良かったかもなと思うくらい。

 一日一日季節はゆっくりと巡って行き、連日猛暑が続いていたあの真夏の日々も少し懐かしいものになりつつある今日この頃ですが、私にとって春から「お楽しみ」として大事にしていたあるものと晴れてご対面可能な時期がやってきたのです! それは「手作りのお味噌」です。

 3月に人生で初めて作ったので、どうなることやら分かりませんでしたが、そのお味噌で作った豚汁は・・・最高でした!?  キッチンの棚の奥で約半年の間、発酵し熟成してきたお味噌は、生まれたての味というか、添加物や保存料が入っていないので飲んだ時に「美味しい!」と身体が喜びで動いちゃうような純粋な美味しさを身体に届けてくれました。美味しさが全身にポワーっと染み渡っていくような感動のお味。

 正直言うとこんなに美味しいお味噌が出来上がるとは思っていませんでした。というのも7月に天地返し(全体的にお味噌を混ぜて、さらに発酵を促す作業)をした時、どんなものかなー?っとちょっとだけ味見してみたのですが、しょっぱくてしょっぱくて。果たしてこれは上手くいっているのだろうか?と心配になったものです。でも、キッチンの棚から出して蓋を開けた瞬間、お味噌のとーっても良い香りがして、表面を見ると色も3月や7月とも違って、今までよく見ていたあの茶色いお味噌の色になっていて。これはいけるかもっと少し舐めてみると、天地返しの時のしょっぱさはいい加減に残したまろやかで美味しいお味噌に。本当にびっくりしました。

 作る時は、溶かす量に気を付けて味見をしながらお味噌を溶いて。これが、また美味しいんだな?(笑)。この時がマイ味噌ちゃんとの正式なご対面ですね。大事に食べて、また来年も作りたいと思います。

汗をかく動物【黒谷友香の「友香の素」vol.212】

2019.08.14 Vol.721

 猛暑日が続いているこの夏、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 本当にこまめな水分補給と塩分も摂取して、部屋の中でも熱中症に気を付けないといけません。というのを理由にして塩気のあるお菓子をつまむ頻度も増えてたり(笑)。

 ところで、人間は暑いと全身で汗をかいて体温を下げようとしますよね。実はこれができるのは動物の中でも珍しくて、ゾウは大きな耳をパタパタとはためかせて起きた風で血管内の血液を冷やし体温を下げるそう。犬が舌を出してハアハアするのはそれで体温を下げているからで、汗は肉球に少しかくぐらい。

 では人間の他に全身で汗をかく動物は? ヒントは週末よくテレビに映る尻尾が長い動物です。正解は、馬。馬は全身で汗をかけるのです。競馬のパドックでゼッケンの辺りが白くなっているのをご覧になった事があるかと思いますが、あれは馬の汗です。と言っても白い汗が出ている訳ではなくて、汗自体は透明です。馬の汗に含まれているラセリンという成分が、ゼッケンに擦れて、石鹸のように泡立つから白く見えているのです。ラセリンは水と油を混ぜる働きがあるので、馬体をみっしりと覆う毛(油分)を通す事で、身体の広い面積に汗を広げられるのです。そのおかげで体温を下げる事ができているのでした。

 ただ、人間は暑いと自然と汗をかきますが、馬はそうではなくて運動や興奮した時などに汗をかくので、仕組みは少し違うようです。人間の熱中症対策と同じく、私の馬も、馬用のスポーツドリンクを普段から飲ませたり、水浴びしたり、太い血管がある後ろ脚の内側の部分にシャワーをあてて内側からも体温が下がるようにしています。そうすると、あ?涼しい?みたいな顔をしてボーっと扇風機に当たってます。

 私たち生き物にとって厳しいこの猛暑、熱中症に気を付けて栄養摂って夏バテをしないようにして乗り切りましょう!!

天地返し【黒谷友香の「友香の素」 vol.211】

2019.07.10 Vol.720

 3月末に作った手作り味噌の「天地返し」をする時期になりました。天地返しというのは、味噌の上下を入れ替える事。大豆が空気に触れることによって微生物の動きが活発になり、発酵が促され風味もアップ、ムラもなくなります。

 とは言うものの、人生で初めて味噌を手作りしたので分からない事が出てきます。ずっと冷暗所に保管していたお味噌ですが、この間「どれどれ、私のお味噌ちゃんは元気かな?」としばらくぶりに見てみたら…? 蓋から茶色い液体が漏れ出て外側のビニール袋が汚れているじゃありませんか。発酵食品だけど、何だか余分に腐っちゃった? 保管の仕方が悪かったのかも? っと味噌の入った容器を一人抱えてオロオロしました。慌てて味噌作りを教えていただいた方に連絡を取ったところ「その茶色い液体は、たまりと言われるもので、天地返しをする時に一緒に混ぜても問題ないですが、混ぜずに捨てても良いです」とお答えをいただきやっと安心できました。そして3カ月が経った今日「天地返し」をしたのです。

 容器を包むビニール袋を開けてみると、たまりからはお醤油の香りがしました。保存料も着色料も入ってない自然が生み出したとっても美味しそうな香りに、これは上手い具合に発酵しているに違いない!っと期待が膨らみます。重石代わりの袋に入った塩を取ると、お味噌の表面が見えました。カビが生えてる場合は消毒したスプーンやヘラでカビ周りのお味噌も取るのですが、白いカビがちょっとだけ生えていたぐらいで済んでいたので良かったです。

 作ったお味噌は1キロと少ないので、簡単に木ベラで底のほうから何度も混ぜ返し、たまりは入れませんでした。食べてみたらかなりしょっぱかったのですが、まだこれから3カ月ぐらい寝かすのでその間に味が変わってくるのかもしれません。どんなお味噌に仕上がるのでしょう、とっても楽しみです。

喜ばしいニュース!【黒谷友香の「友香の素」 vol.210】

2019.06.12 Vol.719

 堺市出身の私にとっても喜ばしいニュース! 「百舌鳥・古市古墳群」をイコモス(国際記念物遺跡会議)が世界文化遺産への登録をユネスコに勧告しました! このまま順調にいけば大阪にとっては初の世界文化遺産が誕生する事になります。

「百舌鳥・古市古墳群」は堺市、羽曳野市、藤井寺市にまたがる古墳群。今からおよそ1600年前の古墳時代に造られました。堺市生まれの私は、その中でも特に有名で教科書にも載っている「仁徳天皇陵古墳」の側の道を、子どもの頃から数え切れないほど通っていたので、こんもりとした森のように見える古墳をいつも目の当たりにして過ごしていました。

「仁徳天皇陵古墳」はクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵とともに世界三大墳墓の一つに数えられており、全長は約486メートル。海岸線と平行に大きさを見せるように古墳は造られたので、当時の朝鮮半島や中国からの外国人にはとてつもないインパクトを与えていたようです。勧告を機に紙面や番組などで、たくさん取り上げられるので、その貴重さや価値、まつわる知識も増えていきますが、住んでいた子どもの頃はどうかというと「教科書に載ってるのんが、あっこ(あそこ)にあるって凄いや〜ん」としか思っていなかったです(笑)。あれから何十年が経ったのでしょうか? 2019年の今、晴れてユネスコに登録されようとしています。

 堺市の親善大使をさせていただいている私は、2017年の6月に「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の集い」に参加させていただき、その際には、日々古墳群を守っていく活動を続けていらっしゃる多くの方々とお会いし、交流を持つことができました。

 あれから2年。世界文化遺産になる事で、更にきちんとした形で世界規模で後世に引き継がれていくことはとてもうれしいです。時間がある時に一度ゆっくり周遊路を歩いてみたいな〜。

春はおかわり。【黒谷友香の「友香の素」 vol.209】

2019.05.15 Vol.718

このところご近所の方から、春が旬の食材をよくいただきます。フキは煮物、スナップエンドウは茹でてそのままか炒めて塩胡椒、えんどう豆は卵とじと豆ご飯でいただききました。

 旬のものは、身体にはもちろん良いですし、何より季節を感じながら、素材そのものの味を深く味わえて、とても幸せな気持ちになります。自然の恵みに感謝だわ〜っとついつい豆ご飯のおかわりをしてしまう私。普段はなかなかおかわりはしないのですが、こう美味しいと…。秋は“食欲の秋”というぐらいで、食べ過ぎに注意の季節ですが、春もなかなか侮れないぞっと思う今日この頃で困ります。

 そうそう、この季節の旬で忘れてはいけない“タケノコ”もまた、タケノコご飯にすると美味しいんだなぁ。若竹煮なら、おかわりOKかな? タケノコは毎年、近場の竹林に出かけて自分で掘るのが恒例で、今年も掘りました。掘りに行く時は汚れても良い格好でビニール袋を何枚か用意。あとはシャベル。余談ですが、関西と関東ではシャベルとスコップの呼び方が逆みたいです。ちなみに私は関西出身なので、シャベルは大きい方を指してます。タケノコを探す時間も結構面白いんですよね。足やシャベルの先でちょっとだけ地面から顔を出してるようなタケノコを探し、見つけたら、シャベルでタケノコを傷付けないように掘っていきます。土の中でグニっと曲がって生えてるものもあるので、タケノコの形をよく見ながら掘り進めます。根元まできたら、大胆にザクっと竹の根からシャベルで切り離します。ちょっとした達成感(笑)。そんなこんな全てを引っくるめて、タケノコをいただく時間は最高です。今年はタケノコご飯、若竹煮、青椒肉絲でいただきました。美味しいんだなぁ、コレが。掘る時いっぱい動いて汗かいたからイイよね〜っと豆ご飯の時より堂々とおかわりをしてしまっている私。誰か止めて!?

友香の味【友香の素 vol.208】

2019.04.10 Vol.717

 お掃除しながらラジオを何気なく聞いていた時の事。コーナーのテーマが気になって耳がダンボに。そのテーマは「丁寧に暮らす」でした。それはどういう事? 年賀状の住所も手書きで書くとか、食べ物を食べたら30回は噛むとか、そういう事? と思って聞いてるとパーソナリティーの方の答えに、なるほど納得!です。その方は、毎日寝る前にその日あった出来事を日記に書くんだそうです。毎日ってすごい。気になる言葉や考えは書きとめたりしますが、私、日記はないかも。そういう私からするとこの上ない丁寧ぶり。

 私も何か丁寧に暮らしている事ない!?と自問自答したら、よかった。一つあったのでした! ちょ〜うどその日に手作り味噌を作っていたのです。手前味噌ですがこれなら「丁寧に暮らす」に100点の答えではないでしょうか(笑)。まあ、たまたまその日だった、しかも初めての試みという私ですけどもね。

 一晩大豆を水に浸し、洗って火にかけて柔らかくなるまで煮ます。煮上がったら潰します。麹に塩を混ぜ合わせておいたところに大豆を入れて混ぜたら、丸めて団子状に。よく洗浄した容器にボールを投げ込むように叩き入れ、強く押しつぶして間に空気が入らないように押し付けて詰め込みます。叩き入れるのにはびっくり! 隙間がカビの原因になるそう。詰め終わったら空気を外に押し出すようにラップをかけて、その上に塩をかけて重石を乗せて完成。半年ぐらい熟成させます。なので、できあがるのは秋口くらい? 

 あ、味噌作りの中で一つめちゃくちゃ驚いた事が。素手で作るんですが、その意味。人間には皮膚に住む常在菌がいて、その常在菌を取り入れるからオリジナルの味噌になるんですよ。同じ場所で同じ材料でも人によって仕上がる色や味が違うんです! 一瞬えー!!ってなりましたが、逆にそれを知って半年後の楽しみ倍増。どんなトモカ味噌に出会うのでしょうか!?

春はもうすぐ【友香の素 vol.207】

2019.03.13 Vol.716

 3月に入り、まだ少し寒くてストールをぐるぐる巻きにして出掛ける日もありますが、春はもうすぐそこですね。外を見ると、ミモザの花がちょうど見頃で、黄色い小さな花をたくさんつけた枝が風に揺れています。ミモザは、花瓶にサッと生けるだけでその場がとっても華やかになるし、枝をちょんと切ってくるっと円にするだけでも一瞬で絵になるリースに変身してくれるから何かと重宝です。

 今の季節はグングンとハーブや植物が成長するので、外に出ると、元気が出ます。沈丁花の良い香りがふわりと風に乗ってきたら思わず深呼吸(笑)。香りに癒される私です。去年切り戻しておいたラベンダーがたくさん新芽を出し始めているのを見つけて喜びを感じたり、随分前に植えたけど、今年も無事に芽を出して花を咲かせている黄色いクロッカスや、土から頭を出し始めた水仙やチューリップの芽を発見したりするので、心もウキウキ、ワクワク。自然の中に身を置くと季節は巡っているんだなと五感で実感します。

 チューリップが咲いたら花びらをドライフラワーにして、今年はその花びらを使ってボタニカルキャンドルを作ってみたいと構想中。先日、講師の方からボタニカルキャンドルの作り方を教わって、初めて作りました。ボタニカルは植物のことで、ドライフラワーやドライフルーツなどの素材をワックスに入れて固めたものです。それが意外と簡単! 2時間ちょっとで作れるんです。私は昔からドライフラワーが好きで、自分で育てたハーブや植物をドライフラワーにしたり、オイルで香りを付けてポプリにしていたので、これからはボタニカルキャンドル作り用の素材も集めていったりしようかと思っています。まずは、ミモザのドライフラワー作りですね。枝を切って風通しの良い場所に吊り下げておくと自然にできます。なんてお役立ちのミモザちゃん。早速、収穫してこよう〜っと!

お伊勢さん行けへん?【友香の素 vol.206】

2019.02.13 Vol.715

 早いもので2月です。去年の12月から今年の1月末まで、舞台のお稽古と本番をしておりましたので、2月に入ってから少しお休みをいただいて、関西で英気を養っています(笑)。

 せっかくのお休みなので学生時代からの友達と話して、1泊2日ですが女子旅をしよう!っという事になりました。旅行というものは、行き先を決める時から楽しい時間が始まりますね〜。どんなプランにするか、ああでもないこうでもないと話し合って決めていくと自然にワクワクしてきます(笑)。その友達とは毎年決まって、関西で初詣に行くのですが、今年のお正月は私が東京にいたために別でした。そんな事から「お伊勢さん行けへん?」という話になり、お伊勢参りの女子旅が決定したわけです。

 今回で3回目になるお伊勢さん、すべてその友達と一緒(笑)。前回の旅は、伊勢からちょっと足を延ばして、伊勢志摩サミットが開催された賢島にあるお宿に1泊しました。今回もそこにしようとお宿の空き状況から旅行の日にちを決めようとしていると、友達が「お伊勢さん行くんやったら、今回はしまかぜに乗れへん? ○日やったら、まだ席の予約取れるで。でも、しまかぜにあんまり興味なかったら、普通の電車でええけど」っと。 

 ん?しまかぜ?? 聞くと、普通の特急ではない豪華な特急電車らしくとても人気がある電車だそう。調べてみると、なるほどです。窓のほうを向いて席が設置されたカフェ車両や、掘りごたつ風個室、展望車両などがある電車でした。私は鉄子ではありませんが、電車に乗ったら、車窓を流れ行く景色をそれとはなしに眺めている時間が意外と好きなので、これが電車の内装やサービスも良いのならば、ぜひ乗ってみたいと思い、○日の予約を取ってもらいました。
 それがついに明日。お伊勢さんに行くと何故かいつも珍道中。今回はどうなるのでしょうか!? 行って参ります。

北斎に呼ばれたのかな【友香の素 vol.205】

2019.01.16 Vol.714

2019年、今年もよろしくお願いします!

 10日から舞台『画狂人 北斎』が始まっていて、今年の初詣は、キャストの皆さんと、北斎ゆかりの牛島神社に、成功祈願に行きました。牛島神社には、狛犬ではなくて狛牛がいたり、撫で牛といって、自分の身体の悪い部分を撫でてから、牛の同じ部分を撫でると病気や怪我が治るとされる体長1メートルぐらいの石でできた牛がいます。皆さんに撫で撫でされるので撫で牛はツルツル。私もご利益にあやかろうと、ばっちり撫で撫でしてきました〜(笑)。そして、全国でも珍しい三輪鳥居があります。三輪鳥居は大きな鳥居の両脇に小さな鳥居がくっついています。

 北斎は牛島神社に「須佐之男命厄神退治之図」を奉納しました。1845年、北斎が86歳の時に描いた肉筆画です。1923年の関東大震災で残念ながら焼失したそうですが、社殿の中に入るとその絵が、モノクロ写真でありました。サイズも大きいので、もし、これが実物であったら、凄い迫力なんだろうなぁっと、思わず見入ってしまいました。

 そして、無事に祈祷を終え、稽古場に移動しようとした時に、ふと見ると間近に大きくそびえ立つスカイツリーが! 調べてみると、牛島神社はスカイツリーの氏神様なんですね! だから、スカイツリーがデザインされていた御守りがあったんですね〜。葛飾北斎から東京スカイツリーまでとは、凄い神社です!

 この公演は、北斎ゆかりの地、長野県小布施町で大千秋楽を迎えます。私が演じるお栄さんも何度も通った場所。そんなゆかりの地で公演できる事は幸せです。北斎に関わるようになったからなのか、久しぶりに会った友人の携帯ケースを何気なく見たら、神奈川沖浪裏が描かれたケースで、「え、なんで!?」っと驚いて聞くと、前から好きで、あまり売ってないからわざわざあるお店まで買いに行ったそう。凄い偶然、北斎に呼ばれたのかな!?

今年も手作りしました【友香の素 vol.204】

2018.12.12 Vol.713

 師走に入り、バタバタと忘年会やクリスマスパーティーなどの予定が入ってきて、一気に年の瀬を感じます。平成として迎える最後の年の瀬でもあります。それにしても、時が経つのは本当に早いですね〜。そのスピードが年々アップしていっていると感じるのは、気のせいなのでしょうか!? ってこれも毎年のように言ってます(笑)。

 なにかと忙しい日々が続く12月ですが、今年もクリスマスリースを手作りしました! 私にとっては毎年の恒例行事。これが意外と年の瀬を迎えるにあたり、大事なイベントになってるかもしれません。というのも、11月から街中で始まるクリスマスのデコレーションやイルミネーションを見て「あ〜、クリスマスねぇ、もうそんな時期なのか?」と思うには思うのですが、そんなに実感はありません。ですが、自分でクリスマスリースを作ると、それが一気に実感へと変わるんですね。リースを作っているその時間の中で、先にクリスマスを楽しんじゃってるからでしょうか!? リースはクリスマスの要素、雰囲気たっぷりですから、その時点で充分お腹いっぱいになるのかな(笑)。

今年のリースは、円形のオアシス(オアシスは水分を保持しているスポンジ状のもの)にゴールドライダー、ヨーロッパゴールド、チャイニーズホーリー、ブルーアイスなどを差し込んだ物に、松ぼっくりとゴールドに塗られた八角で飾り付けをました。仕上げのリボンはクリスマスカラーのチェック柄をチョイス。30分程で完成。それを持って馬と写真を撮ろうとしたら危うく食べられそうに(笑)。

 オアシスで作ると日持ちが良いので、クリスマスが終わったら、リボンを取って、お正月らしい水引に付け替えると、そのままお正月にも使えるリースになります。今年も終わりますが、皆さん体調に気をつけて年末年始をお過ごし下さい。「友香の素。」来年もどうぞよろしくお願いいたします!

嬬恋で人生初のキャンプ【友香の素 vol.203】

2018.11.14 Vol.712

 この秋、人生初のキャンプをしてきました! 

 日本百名山の一つ吾妻山の麓、群馬県の嬬恋にあるオートキャンプ場に一泊。一緒に行ったキャンプ経験者から、そこはとても人気のあるオートキャンプ場だと聞きました。設備も整っていて清潔。何よりも、目の前には吾妻山の美しい姿が。その雄大さに抱かれてのキャンプはその場に居るだけで癒されます。

 そこはキャンプ場に直接車の乗り入れができるオートキャンプ場なので、車のすぐ近くにテントが張れます。それが便利で良かったです。初心者の私は、キャンプに何を持って行ったら良いかが分からないので、ちょっとでも要るかな?と思った物、寒かったら困ってしまうので洋服も余分に持って行きました。これが車ですぐ横まで乗り入れられない場所なら荷物を運ぶだけで大変でした。

 私はアウトドアが好きなのでバーベキューやキャンプファイヤーの経験は何度もありますが、テントを自分たちで張って、夜をそこで過ごすキャンプは未経験。そして東京より気温が低い群馬県の山の麓でのキャンプ、もしもあまりにも寒くて、寒さに耐えられなかったら、せっかくだけど車中泊!? なんて事まで考えていました。でも10月の末だったので、まだそこまでは寒くはなく、無事にテントで一泊できました! 地面からの冷え、防寒対策で下に毛布などを何枚か敷いているとはいえ、背に大地を感じながら寝袋に入って眠るというのは、キャンプならでは。最初ぐっすり眠れるのかな?と思ってましたが、すぐ隣で眠る2人の友人たちの寝息を子守唄に、川の字になって朝まで起きる事なく寝てました(笑)朝はやっぱり気温が低いから、霜がすごかったですが、日中は雲一つない真っ青な高い秋の空が広がり、吾妻山の紅葉も一段と美しく目に映ります。

 2018年の秋を思いっきり楽しめたキャンプでした。

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