6月30日(土)東京・後楽園ホールで「Krush.89」が開催。Krush史上初、3つのタイトルマッチが行われた。
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3大タイトルマッチのカードを発表【6.30 Krush.89】
6月30日(土)に開催される「Krush.89」(東京・後楽園ホール)のカード発表が24日、都内の会場で行われた。
今回発表されたのは、スーパー・フェザー、バンタム級、女子アトム級のタイトルマッチのカードで、3つの階級のタイトルマッチが行われるのは2011年以来となる。
ピケオーが山内を2RKOで3度目の防衛【1・27 Krush】
ベテランの味!山内が前蹴りで先制ダウン奪うも…
「Krush.84」(1月27日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krush−70kgタイトルマッチ」でジョーダン・ピケオーが山内佑太郎を2R2分20秒、KOで破り3度目の防衛を果たした。
山内は2日前の25日に40歳になった。対するピケオーは27歳。なおかつ日本人には6戦全勝。試合前には「この試合はスパーリングだ」と言い放ったピケオー。この強敵相手に山内がどのような戦いを見せるのかに注目が集まったが、山内は試合開始早々にやってくれた。
1R、ピケオーがプレッシャーをかけ前に出る。山内をコーナーに詰めパンチを放ったところ、コーナーを背にした山内がドンピシャのタイミングで左前蹴りをカウンターでピケオーの顔面に叩き込むと、ピケオーがダウン。一気に会場のボルテージが上がる。
すぐに立ち上がり反撃に出るピケオーだったが、山内をコーナーに詰めても一気に攻め込むことができない。山内がまだ何か隠し持っているかもしれない。
山内も前蹴りを出してけん制するが、ピケオーの重いパンチは徐々に山内にダメージを与えていく。足を使ってかわし、しのぐ山内だったが、ラウンド終了直前、ピケオーはパンチの連打でダウンを奪い返す。
Krushが「女子-45kg王座」を新設。平岡ら4選手でトーナメント開催
立ち技格闘技のKrushが10日、会見を開き、女子-45kg王座を新設し、「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)から王座決定トーナメントを開催することを発表した。
9月大会で準決勝を、行い、来年2018年1月大会で決勝が行われる。準決勝の組み合わせは平岡琴vs松下えみ、443vsCOMACHIとなった。
これに伴い、メロニー・ヘウヘスが持つKrush女子王座は「女子-50kg」となる。
4選手の中では平岡が最もキックのキャリアが少なく、他の3選手は他団体でタイトルを保持した実績もある。しかし平岡はKrushでデビューし6戦を戦っていることから構図的には迎え撃つ形となる。
平岡は「-45kgのベルトは私のために作られたので、私が巻かなくきゃ何も始まらないと思っています。私はKrushが一番だと思っていますので、他団体でベルト持っている選手だからと言って格上とは思わないですし、格上だと言われる選手に立ち向かうことで実力が出せる自信があります」と話した。
対戦する松下は「平岡選手ありきのトーナメントで、誰も私には期待していないと思うので、しっかり番狂わせしたい」と話した。
別ブロックの443は「ベルトの有り無しに関係無く、むしろ平岡選手はこの中で一番注意しないといけない選手」、COMACHIは「決勝まで残って、勝ってKrushのベルトを巻きたいです。決勝は松下選手にリベンジしたい」などと話した。