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ART | TOKYO HEADLINE - Part 5
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年末年始は“映え”アート展へ!「PARCO MUSEUM TOKYO Opening Exhibition vol.2“Wanderlust”」

2019.12.20 Vol.725

“新生渋谷パルコ”4Fに、名称新たにオープンした「PARCO MUSEUM TOKYO」では、オープニング企画展『AKIRA ART OF WALL』に続く第2弾として世界第一線で活躍する国内外のアーティストが共演するグループ展『Wanderlust』を開催。

「旅行熱・旅立ちへの衝動・放浪癖」などの意味をもつ『Wanderlust(ワンダーラスト)』をタイトルに「未来を恐れずに新たなスタートを切る」というメッセージを込めた企画展。

 参加アーティストには 「東京2020公式アートポスター」制作アーティストに決まった蜷川実花(写真家)、 2019年にヴェルサイユ宮殿で行われた現代美術展覧会の5人の写真家に選ばれたヴィヴィアン・サッセン(写真家)、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて公式アートポスターを制作する20人のアーティストの一人に選出されたシンガポールのテセウス・チャン(アートディレクター)、国内外でさまざまなアートプロジェクトを展開する日比野克彦をなど、10人(組)のアーティストやブランドが顔をそろえる。

日本酒片手に怪奇アート!ゴールデン街に「Bar 酒呑童子」オープン

2019.12.19 Vol.Web Original

 都内有数のディープな飲み屋街というだけでなく、近年はインバウンド需要も高まっている新宿ゴールデン街。そんな新宿ゴールデン街前に16日、ジャパニーズホラー&アートをテーマにした日本酒ショットバー、その名も「Bar 酒呑童子(しゅてんどうじ)」がグランドオープンした。17〜18日にメディア関係者向け内覧会が行われ、東京の新たなナイトスポットに目のない編集部が早速レポートをお届けする。

 靖国通りから区役所通りを入って右手に曲がり、ストリップ劇場「ニューアート」の目の前、ワンコインバー「チャンピオン」の手前に突如出現する怪しげな紅い光に照らされた目玉の数々。手書き文字の描かれたガラスの引き戸を恐る恐る開けると、そこにはインパクト大のアート作品とカウンターが。以前は射的場だったという場所にオープンしたショットバーが「Bar 酒呑童子」だ。

年末年始は“映え”アート展へ!「山沢栄子 私の現代」

2019.12.15 Vol.725

 日本における女性写真家の草分け的存在・山沢栄子の生誕120年を記念した写真展。

 山沢栄子は1899年大阪に生まれ、1920年代のアメリカで写真を学び、1930年代から半世紀以上にわたり日本における女性写真家の草分けとして活躍。当初はポートレートの撮影を主な仕事としていたが、晩年の1980年代には抽象絵画のような写真作品を制作する作家として知られ、高い評価を得ていた。とくに、カラー写真による色鮮やかな作品群は、当時の日本では他に例を見ないものであり、〈私の現代 / What I Am Doing〉と題して発表されたこのシリーズには、きわめてコンセプチュアルな表現も含まれている。

 本展では、1970~80年代に手がけたカラーとモノクロによる抽象写真シリーズ〈What I Am Doing〉を中心に、 抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、戦前の活動を伝えるポートレートや関連資料などを展示し、写真による造形の実験を重ねることで、独自の芸術表現に到達した作家の歩みをたどる。

 また会場では東京都写真美術館のコレクションから、アルフレッド・スティーグリッツやポール・ストランド、アンセル・アダムス、エドワード・ウェストン、イモジェン・カニンガム、ラルフ・スタイナーほか、ファッション・広告写真のセシル・ビートン、ジョン・ローリングス、ポール・アウターブリッジ・ジュニアらの作品も加えて紹介し、1920年代以降のアメリカ近代写真の状況と、山沢への影響を探っていく。

時代をとらえた写真家たち「奈良原一高のスペイン ― 約束の旅」

2019.11.23 Vol.724

 戦後日本の代表的写真家・奈良原一高の作品群のなかから、これまでほぼ取り上げられることのなかった1960年代のシリーズ〈スペイン 偉大なる午後〉に着目した展覧会。120点を厳選し、ニュープリントにより3章構成で紹介。同時期の対照的なシリーズ〈ヨーロッパ・静止した時間〉の静謐さをたたえる15点も含め、135点を展示する。 

 人間が生きる条件とは何かを思索しながら、戦後日本の新しい写真表現を切りひらいた写真家・奈良原一高。彼は1962年から65年まで、自らの表現を問い直そうとヨーロッパに滞在し、憧れのスペインで濃密な日々を過ごした。分け隔てなく人を迎え入れる祭りの熱気や、町から村へと車を走らせ出会った人々の姿、そして劇的な闘牛。歓声や熱気すら感じられるようなダイナミックなイメージの数々からは時代の熱気とともに、ノスタルジックなまなざしも見て取れる。

 本展では、奈良原がスペインと出合ってゆくプロセスをより身近に体感できるよう、写真集とは異なる構成で写真を展示。、奈良原が自ら名付けた「約束の旅」を体感しながら、1960年代のスペインを旅してみては。

新生「渋谷PARCO」グランドオープン!ファッション、アートの注目は?祈祷室も

2019.11.22 Vol.Web Original

 1973年のオープン以来、渋谷の発展の一端を担ってきた「渋谷PARCO」が、3年余りの休業期間を経ていよいよ11月22日にグランドオープン。旧「PartⅠ」と「PartⅢ」を建て替え、地下1階から地上9階までに「FASHION」、「ART&CALTURE」、「ENTERTAINMENT」、「FOOD」、「TECHNOLOGY」の5つの構成要素からなる193のショップを展開、10階には屋上広場「ROOFTOP PARK」と屋内イベントスペースを併設する。また、渋谷の特長である「坂」と「通り」を施設に取り込み、1階から10階までを外周に沿ってつなぐ「立体街路」を配置した(ちなみにおなじみの「スペイン坂」は、その昔「渋谷PARCO」のイメージ戦略に合わせて命名されたという)。

 80年代、常に新しい文化や流行を発信し続けた“パルコ文化”の再来となるか。新生「渋谷PARCO」のパルコらしさを感じられる場所をキーワードで見ていこう。

時代をとらえた写真家たち『日本の原影』

2019.11.16 Vol.724

「日本とはなにか」を問い続けた芸術家・岡本太郎。日本で闘うことを決意してパリから戻った太郎は、1951年11月、上野の東京国立博物館で偶然、縄文土器を目にし、大きな衝撃を受けた。獲物を追い、闘争する狩猟の民が持っていた原始のたくましさと豊かさ、ふつふつとたぎる生命力、見えない力と対話する呪術の精神…。わびさび型の日本の伝統美とは真逆の美意識を見出した太郎は、これこそが“ほんとうの日本”なのだと直観した太郎は、それから5年あまり、日本文化の本質を探す旅に出た。最初に訪れた東北で“呪術の心”が息づく「原始日本」と遭遇。

 2年後の1959年には返還前の沖縄を訪問。東北や沖縄をめぐり、高度経済成長の陰で現代人が失っていたオリジナルの日本、忘れられた日本、すなわち「ほんとうの日本」を見出しながら、太郎はその片影を写真に収めていった。

 本展では、岡本太郎が1950年代から60年代にかけて撮影した縄文、東北、沖縄の写真を一堂に展示。やがてその成果を太陽の塔をはじめ自らの芸術創作に結実させていくことになる、日本再発見の旅を太郎のまなざしとともに追体験してみては。

日本のアートファンがこよなく愛する芸術家たち「ハプスブルク展 600年にわたる帝国コレクションの歴史」

2019.10.19 Vol.723

 日本・オーストリア友好150周年を記念して開催される、ハプスブルク家ゆかりのコレクション展。13世紀末にオーストリアへ進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。15世紀以降、神聖ローマ皇帝の位を世襲し、ナポレオン戦争を引き金に同帝国が解体したのちは、後継のオーストリア帝国(1867年にオーストリア=ハンガリー二重帝国に改組)を統治。数世紀にわたって広い領土と多様な民族を支配し、ヨーロッパの中心に君臨し続けた。また同家は、質量ともに世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。同家本流による蒐集品の主要部分は、今日のウィーン美術史美術館における収蔵品の核となっており、本展では同館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など100点を展示。5章7セクションの構成で、ハプスブルク家のコレクションの礎を築いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459-1519)から、美術史美術館の建設者でもあるオーストリア=ハンガリー二重帝国「最後の皇帝」ことフランツ・ヨーゼフ1世(1830-1916)まで、同家の人々の紹介も合わせ、そのコレクションの歴史に迫る。大公レオポルト・ヴィルヘルムが所蔵していたマンフレーディの《キリスト捕縛》など、国立西洋美術館のコレクションとハプスブルグ家ゆかりの品もお見逃しなく。

新宿でひげ剃りが衝撃のアート体験に!?/10月15日(火)の東京イベント

2019.10.15 Vol.Web Original

 世界売上No.1男性用シェーブケアブランド「ジレット」の新製品「スキンガード」発売に合わせ、体験イベント『ジレットやさしさチャレンジ』が新宿サナギにて行われる。ジレット史上最もやさしい剃り心地を味わいながら、シェービング中の脳波でアート作品を作るという一風変わったユニークなイベントだ。

 まるで剃っていないような感覚を目指した新製品「スキンガード」を使用の際に、脳波計を装着してシェービング中の脳波を計測、その脳波をもとに音と映像で可視化された“やさしさ”をインタラクティブアートとして描写。さらに自身のやさしさアート動画をハッシュタグ「#ジレットやさしさチャレンジ」とともに投稿すると、新製品「スキンガード」がプレゼントされる。

日本のアートファンがこよなく愛する芸術家たち「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」

2019.10.15 Vol.723

 1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。彼は、わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3000点を超すドローイングと1000点以上の絵画作品を残している。その作品は、彼自身の短い人生を物語るかのように、非常に強烈なエネルギーであふれているだけでなく、20世紀のモダニズム美術の流れを踏まえ、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題などの主題を扱っている。そのような背景から、没後ますます名声が上昇し、今や20世紀美術最大の巨匠の一人として確固たる地位を占めるにいたった。

 本展では、バスキア研究の世界的権威ディーター・ブッフハート氏がキュレーションを担当。バスキアと日本との多方面にわたる絆、そして日本の豊かな歴史や文化がその創作に及ぼした知られざる影響を明らかにしながら、日本の美術館はもちろん、世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングなどを展示。日本オリジナルの構成による、日本初となる本格的なバスキア大規模展となっている。

 互いに魅了し合ったバスキアと日本の知られざる絆とともに、その魅力を改めて感じてみては。

ルミネが“アートのある暮らし”を提案するイベントを開催「LUMINE ART FAIR –My First collection-」

2019.10.02 Vol.722

「アートのある毎日」を提案するプロジェクト「LUMINE meets ART PROJECT」に取り組むルミネでは“芸術の秋”に合わせ、アート初心者にも購入しやすい作品をそろえる新しい形のアートフェア「LUMINE ART FAIR ーMy First collectionー」を10月12~13日の2日間、新宿ルミネゼロにて開催。

LEDパフォーマンス「SAMURIZE」や屋内型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」を紹介、経産省の次世代エンターテインメント研究ワーキンググループで

2019.09.28 Vol.Web Original

 東京2020オリンピック・パラリンピック以降を見据えた有識者の勉強会「都市型文化・芸術・エンターテインメント構想に関する研究ワーキンググループ」が9月27日、経済産業省で行われた。

 まず、経済産業省商務・サービスグループのクールジャパン政策課の各担当官がIR(カジノを含む統合型リゾート)の誘致と2025年に開催予定の大阪・関西万博の現状をプレゼンテーション。IR誘致に関しては、9月24日に行われた国土交通省の赤羽一嘉大臣の会見で、47都道府県と20政令指定都市に行ったアンケート調査の結果、北海道・千葉市・東京都・横浜市・名古屋市・大阪府市・和歌山県・長崎県の合計8地域がIR誘致を予定または検討していると回答したことが明らかに。これを踏まえて各自治体のホームページで発表されているIR基本構想のまとめや今後のスケジュールなどを紹介した。

 次に2025年の大阪・関西万博や2020年に控えるドバイ万博の現状を説明。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、此花区にある人工島の夢洲(ゆめしま)で2025年5〜11月の6カ月間にわたって開催される大阪・関西万博。準備にあたって専任の国際博覧会担当大臣を設置する予定や“SDGs(持続可能な開発目標)に貢献する万博”として「救う(Saving Lives)」、「力を与える(Empowering Lives)」、「つなぐ(Connecting Lives)」という3つのフォーカスエリアを設定、それらについての具体的な取り組み例などを発表した。また、イメージ図を交えて会場計画を解説。最後に2020年に行われるドバイ万博の日本館で、大阪・関西万博を周知していく考えを示した。

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