ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』の製作発表記者会見が9日、都内で行われ、主演の今井翼をはじめ、小西遼生、清水くるみの主要キャストと、原案と脚本、作詞を手掛けるG2、演出の鈴木裕美、作曲と音楽総監督を務めるピアニストの清塚信也が登壇した。
スペイン最大の画家であるゴヤの激動の半生を描くミュージカル。画家人生のみならず、人間ゴヤに焦点を当てて、波乱万丈な生き様や、どうして芸術家となっていったのかなどをエネルギッシュに描いていく。
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ミュージカル『ゴヤ-GOYA-』の製作発表記者会見が9日、都内で行われ、主演の今井翼をはじめ、小西遼生、清水くるみの主要キャストと、原案と脚本、作詞を手掛けるG2、演出の鈴木裕美、作曲と音楽総監督を務めるピアニストの清塚信也が登壇した。
スペイン最大の画家であるゴヤの激動の半生を描くミュージカル。画家人生のみならず、人間ゴヤに焦点を当てて、波乱万丈な生き様や、どうして芸術家となっていったのかなどをエネルギッシュに描いていく。
黒柳徹子と生田斗真が初共演する朗読劇『ハロルドとモード』が28日、東京・EXシアター六本木で開幕した。
1971年にアメリカで公開された映画で、79歳と19歳という年齢差のあるちょっと変わった2人のラヴストーリ ーで、ブラックユーモアを随所にちりばめながら、生きることの楽しさをコメディータッチに描く。
黒柳と生田は本公演が舞台初共演。
黒柳は、生田の印象を聞かれ、「とても大人っぽく男性的なので、私はひきずられっぱなしです。何歳なのかは伺ってないのでわかりませんが、堂々としていて、魅力的です。こういうかたと芝居できてラッキーです」。
生田は黒柳を「日本にテレビが普及した時から今日に至るまで、たくさんの日本人に愛されて続けている、日本のヒロイン」とし、「そんな黒柳徹子さんと恋人役をさせて頂けるなんて夢にも思わなかった事です。稽古場でもいつも可愛いお洋服をお召しになっています。ご自身の信念と誇りを持って毎日を過ごされている姿に沢山のエネルギーと勇気を貰えます」。
物語では、真逆の死生観を持つハロルドとモードが、共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で、何度か顔を合わせたことで仲が深まる。周囲に反対されながらも交際を続けるなかで、生きることの楽しさをモードから学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開く。
作品について、黒柳は「人間というものを、よくわかってないとこういう脚本は書けないと思います。重たい死というものをひきずりな がら軽々と生活していくハロルドとモード。どれだけ明るくやっていけるか、私は79歳のモードより年上になってしまいましたが、まだ、脚本のモードの心の底はわかっていません。面白い脚本ですね」
「黒柳さん演じるモードが可愛らしい」と、生田はいう。「人との接点を持ちにくい現在です。それでもお芝居を求めて劇場に足を運んで下さる皆様に全力でお応えしたいと思います。同じ時代に生きて、同じ空間を共有できる喜びと、舞台に立てる喜びを感じたいです」。
黒柳も「朗読劇の面白さを楽しんでくださいませ。みなさまの想像力を沢山、発揮させてハロルドとモードの関係がどうなっていくのか、笑いながら、はらはらして頂けるとありがたいです」とメッセージを送っている。
他出演に、趣里、浜田信也、相島一之、 秋本奈緒美ら。上演台本・演出はG2。
10月3日まで同所で。大阪公演は、10月14・15日にシアター・ドラマシティで。
黒柳徹子と生田斗真が共演する朗読劇『ハロルドとモード』が今秋、東京と大阪で上演されることが決まった。
1971 年にアメリカで公開された映画『ハロルドとモード』を朗読劇として新たに書き下ろし上演する。脚本はG2。 年齢差のあるちょっと変わった二人のラヴストーリーで、生きることの楽しさをコメディータッチに描く。随所にちりばめられたブラックユーモアも見どころだ。
黒柳は自分らしく生きる79 歳のチャーミングな女性モード を、モードに恋する 19 歳のハロルドを生田が演じる。モードとハロルドは真逆の死生観を持つが、“赤の他人のお葬式への参列”という趣味を通じて仲が深まり、ハロルドは次第にモードに惹かれていく。
黒柳と生田は本作が舞台初共演となる。
モードを演じてみたいと思っていたという黒柳は「おもしろいお婆さんモードと、青年ハロル ドとのラヴストーリーです。お相手のハロルド役を生田斗真さんがやってくださいます。今回の舞台での初共演を私はも のすごく楽しみにしています」。
生田は「 このエキセントリックな芝居を黒柳徹子さんと共に出来る事、とても楽しみにしております。 しかも!恋人役だなんて!夢にも思わなかった出来事です。人生、本当に何が起きるか分からない楽しみがあります。 黒柳さんは日本のエンターテイメントの基盤を作り上げてこられたお一人です。その人間力、人を惹きつける魅力の根底 にあるものに少しでも触れられたら幸せです」。
生田はまた、「今年の春に新型コロナウィルス感染症の影響で出演中の舞台が中止を余儀なくされ、悔しい思いと楽しみにしていた皆さんへの申し訳なさでいっぱいになりました。なんとも言い難い気持ちで、この自粛期間を過ごしていた矢先に今回のお話を頂きました。ある意味リベンジだと思っています。使命感を持って精一杯努めます。 皆さんもそろそろお芝居観たいですよね。僕も同じです。観たい!舞台に立ちたい!劇場でお客様と共に今まで溜め込ん できた思いを共有出来れば嬉しく思います。皆様どうか呉々も健康には気をつけて。この秋、お互い元気で会いましょう」と、熱いコメントを寄せている。
他出演に、趣里、浜田信也、相島一之、秋本奈緒美。
東京は、9月28日から10月3日までEX シアター六本木。大阪は、10月14・15 日にシアター・ドラマシティ。
尾上右近主演の舞台『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』の会見が13日、都内の会場で行われ、主演の尾上右近と翻訳・演出のG2が登壇した。
冒頭G2は「長年舞台の仕事をしてると、やらねばならない作品と、やっておかなきゃならない作品があって、やらねばならない作品はどんどん目の前に現れるが、やっておかなきゃならない作品はどうしても後回しにしてしまう。今回は久々にやっておかなきゃいけない作品に出合え、なんとか稽古をやるところまでこぎつけたのをうれしく思っている」と作品についての思いを語った。
また、右近について「翻訳ものはおろか、現代劇のストレートプレイは初めてという中、チャレンジ精神で出演を決めていただいた勇気を尊敬します。稽古もすごく頑張っているので完成が楽しみです」と期待を寄せ、「非常にチャレンジングで、とても勉強して稽古場に来ている。頼もしいと思って見ています。意欲的であり、僕自身、非常に刺激になっています。歌舞伎役者としての土台はあるので、そこから新たな魅力をどう作るかということを考えながらやらせてもらっています」とその姿勢を評価した。
右近は「新人の尾上右近です」と挨拶し、「何しろ初めての事づくしで…。初翻訳劇、初現代劇、初主演は、困難を極めることだということを覚悟の上、挑戦させていただきます。しかし、今回の舞台が、自分の糧になるという事と、危ない道、危険な道に進みやすい自分の性格を受け入れた上で、これは乗り越えなければいけない試練だと思っています。おかしいんですけど、恥をかくことが好きなので、たくさん恥をかけるのがうれしく思っています(笑)。1日1日成長していく事を自分の中で信じ、稽古をしています」と決意を述べた。
通し稽古を数日間やってすぐに本番を迎える歌舞伎との違いについて「歌舞伎では基本的に自己管理で舞台に上がるので、出演者とディスカッションする事はあまりない。今回の舞台の稽古では、自分が疑問に思うことや、やってみたい事を演出の方などにぶつけられることが新鮮。むしろぶつけないと広がりを持たないので、分からないことや相談したい事は抱えないことが大事かなと」と戸惑いをみせつつも「初めての立ち稽古では、セリフに追われ動きがなくなり、気が付いたら相手役の南沢奈央さんと並んで喋っていた。その時は漫才に見えちゃうと言われました(笑)」と失敗談を披露して会場を笑わせた。
また、共演者について「意外と葛山(信吾)さんがいじられキャラで(笑)。どうやら葛山さんはカラオケですごい力を発揮されるらしいんです。だから早くカラオケに行きたい(笑)。どういう力なのか、話ばかり伺っていて、自分の中で想像ばかりが膨らんでいるので、早くそれを目の当たりにしたい。とにかく共演者のみなさんとカラオケに行きたいです(笑)」と意外な秘密を暴露した。
見どころについてG2は「コカインやイラク戦争に行った若者のトラウマなどのアメリカのいろいろな問題や、昨今のネット社会についてなど社会派といわれるお芝居ですが、決して難しい話ではありません。社会の悪いところをつついて掘り返す話ではなく、そこにいることを前提とした若者たちが、いかに新しい明日に向かって歩き始めるかという、見終わった後に勇気が出る作品だと思います」とコメント。右近も「人種も違うそれぞれの役の個性が、どうつながり、どういうメロディーを奏でるかというところが非常に魅力的なお芝居だと思います。薬の問題、ネット社会の問題などを題材にしていますが、そこには人の心があり、そんな人の心の温かみ、温もりが伝わるお芝居だと思います。そこを感じ豊かな気持ちになっていただければ」と語った。
『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル~スプーン一杯の水、それは一歩を踏み出すための人生のレシピ~』は、7月6日(金)から、新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。
最近はバラエティー番組などにも出演、人気急上昇中の歌舞伎俳優・尾上右近。勝手が違う世界に戸惑っているかと思いきや…?
「素の自分を出さなきゃいけないので、人間力が試されている気がします。バラエティーでは特に自分をいいタイミングで出す瞬発力が必要だと思いました。出さなきゃいけないけど、出さないという出し方もある。その辺り自由なので楽しいですが、まだ全然慣れませんね」
彼の名前が一躍有名になったのは、2017年『スーパー歌舞伎II ワンピース』の公演。本番中に負傷した四代目市川猿之助に代わり、同公演に出演していた右近が終演まで主役を務めあげた。
「昨年猿之助さんの代役をさせていただいたことで、多くの方に知っていただけるようになったと思います。その舞台を務めたことで、今までどんなことを感じて何をしてきたのか改めて分かりましたし、その上で今自分に足りないものが何なのかもよく分かった。あのような状況で知っていただくということはあまりない事ですが、自分としてはこれまで通りやっていくだけだと思っています。自分はもともと歌舞伎役者の家に生まれたわけではなく、歌舞伎役者をやりたくて、自分で選んでやっているので、まだまだやりたい事がたくさんあります。大きな夢もあるし、経験してみたい事もいっぱいある中で、自分の事を知っていただき、新しいお仕事ができるのはすごくうれしいと素直に思います」
右近の家系は華やかだ。父は清元宗家七代目清元延寿太夫で、曽祖父は六代目尾上菊五郎。さらに、従兄弟に十八代目中村勘三郎、祖父に昭和を代表する映画スター鶴田浩二を持つ。
「曽祖父が歌舞伎役者だったので、歌舞伎にはすごく近い環境の中で育ちました。その中で、小津安二郎監督が撮った『鏡獅子』という映画をたまたま3歳の時に見て、それをやりたいと強烈に思ったんです。鏡獅子というのは歌舞伎舞踊で、曽祖父の六代目尾上菊五郎がその映画の中で、それを踊っていた。それやりたいがために舞踊や歌舞伎の稽古を始めましたし、自分が今ここにいるすべてのきっかけが、その曽祖父の踊りを見たことでした。うまくは説明できませんが、本当にすごく強烈にひかれて、その役をやりたいという気持ちになったのを今でもはっきりと覚えています。もともと、清元という邦楽の家でしたので、その稽古も始めて、どんどん古典的なものにものめり込み、子役として歌舞伎の舞台に立たせていただく機会もいただくようになりました。その中で演じる事の楽しさにも目覚め、そこからずっと役者でありたいという気持ちが続いています。右近という名前を襲名させていただいた時は、自分の思いがつながったなと思いました。それに関しては運もあるし、タイミングもありましたが、自分はとても恵まれているなと感じますね」
Hey! Say! JUMPの八乙女光と髙木雄也がW主演する舞台「薔薇と白鳥」が5月27日、東京グローブ座で開幕した。
演劇はもちろん歌舞伎も手掛けるG2が書き下ろした シェイクスピア誕生の秘話に迫る歴史ミステリー 。八乙女は16世紀末の英国でエリザベス朝期の演劇の礎となった天才劇作家クリストファー・マーロウ、髙木はウィリアム・シェイクスピアを演じる。
初日公演に前にはゲネプロが行われ、八乙女と髙木は取材に対応した。
膨大なセリフに挑戦したことについて聞かれた八乙女は「最初は無理だと思った。入れるしかないので頑張って入れ込みました!」と、コメント。この舞台のために、髙木と2人で2日間の弾丸スケジュールでイギリスに行ったことが手助けになったといい「マーロンの勉強もして刺激をもらって、そしたらすっとセリフが入るようになった。マーロウをこう演じたい!と思いながら(セリフを)入れてきました」と、胸を張った。