立ち技格闘技「RISE」の史上最大のビッグマッチ「RISE 125」(6月17日、千葉・幕張メッセ・イベントホール)で総合格闘家の高谷裕之と初代Krush -65kg級王者のHIROYAの異色の対決が行われる。2004年以来14年ぶりにキックルールに挑む高谷に話を聞いた。
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4・22K-1 武尊が復帰戦でKO勝ち 山崎はリベンジならず
「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で初代フェザー級王者の武尊がスーパーファイトでビクトー・サラビアを3R2分23秒、KOで破った。
武尊は昨年行われた初代フェザー級王座決定トーナメントで優勝したものの、右拳を骨折。今回は5カ月ぶりの復帰戦となった。
ともに倒しに行くスタイルで激しい打ち合いを展開。途中、ともにノーガードで笑顔を見せ、互いの気持ちがシンクロする場面もあった。
試合は体格で勝る武尊が徐々にペースを握る。三日月蹴りで動きを止めると、パンチの連打で追い込む。しかし3Rにサラビアのバックスピンキックがローブローとなり試合は中断。
まともに食らった武尊はおう吐し、けいれんも見られるなど危険な状況となったが、試合後「ここで止められたら大会的にもダメ」と振り返ったように、とにかく続行を望み、5分近くの休みを取る。
試合再開後、いきなりサラビアがボディーに前蹴りを放つが武尊はひるむことなく前に出る。最後はロープに詰め、右ストレートからの左フックで完全KOした。
試合後のマイクで武尊は「途中でストップしてつまらない時間があったんですけど、KOしたんで許してください」と話した。
4・22K-1 Sバンタム級トーナメントの組み合わせ決定 久保賢司が復帰
K-1実行委員会が1月29日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの参戦選手と組み合わせを発表した。
1回戦は①石田圭祐vsチャールズ・ボンジョバーニ、②武居由樹vsアントニオ・オルデン、③寺戸伸近vsジェイミー・ウィーラン、④久保賢司vsリャン・ボーユー。準決勝は①と②の勝者、③と④の勝者で行われる。リザーブファイトは伊澤波人vs鈴木優也。
武居は現Krush-53kg王者、寺戸は現同-55kg王者。石田は初代王者・武尊のジムの後輩。
久保は久保優太の弟で、第3代RISEバンタム級などキックの王座を獲得後、プロボクシングに転向。2015年に引退し、K-1ジム五反田でチーフトレーナーを務めていたが、今回現役復帰しトーナメントへの参戦となった。
K-1前日会見でゲーオが山崎に「決勝で会いましょう」
『K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~』(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の計量と前日会見が都内で行われた。
計量は全選手が一発でクリアした。
トーナメント参加選手8人による会見ではK-1 WORLD GP -65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックが「最後の試合で山崎選手、会いましょう」と-65kg日本代表決定トーナメント優勝者の山崎秀晃に決勝での対戦を呼びかけると山崎も「自分自身、ゲーオに敗戦を喫してからいろいろな想いがありました。仲間に支えられ、こうして日本代表となって今、記者会見でお話をさせていただいています。最終的にはゲーオに勝利してひとつの形として収めたい。そこで終わりではないが、その形が自分の中で一番きっちりと落とし前をつけられる。必ず勝たなければいけない試合だと思います。そのためにも決勝まで上がって、ゲーオと1対1で勝負することをみなさんにお約束します」と呼応した。
しかしこのやりとりに他の選手たちが反発。
1回戦で山崎と対戦するスタニスラブ・レニタが「山崎はまず僕に勝たなければいけない」と口火を切ると、クリス・マセーリは「どうなるかは明日をお楽しみに」、イリアス・ブライド「残りの選手を忘れているな。試合がどうなるかは誰にも分からない」と続く。
勝ち上がれば準決勝でゲーオと対戦する日本代表決定トーナメント準優勝の野杁正明は「2人の言いたいことは分かるが、僕は終わった後に、野杁のトーナメントだったと言われるような試合をするだけ。気にしない」とクールに流したが、マサロ・グランダーは、「山崎とは私が決勝で戦うつもり。他の選手が阻止しようとするだろうが、それはおそらく意味がないことになる」と再びヒート。最後は1回戦でゲーオと対戦するHIROYAが「(ゲーオと山崎が決勝で対戦するのは)無理だと思います。誰もが望む形かもしれないが、そうなったら一番つまらない。1回戦で僕がゲーオにしっかり勝つこともそうだし、痛めつけて試合を楽しみたい」と締めくくった。
ゲーオ・ウィラサクレック インタビュー 世界トーナメント制覇で最強を証明する!
「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の-65kgトーナメントに出場するゲーオ・ウィラサクレックのインタビューを公開。
HIROYAインタビュー 覚醒したHIROYAが世界トーナメント、そして最強王者ゲーオに挑む!
「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)の-65kgトーナメントに出場するHIROYAのインタビューを公開。
6.24 K-1 トーナメント&スーパーファイトカード発表
6月24日(金)東京・国立代々木第二競技場で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~」の組み合わせと出場選手の発表が4月29日(金・祝)、都内の会場で行われた。
トーナメントでは、-65㎏王者のゲーオ・ウィラサクレックと-65㎏日本代表決定トーナメント優勝の山崎秀晃のほか、日本代表決定トーナメント決勝戦で山崎に敗れた野杁正明と同ベスト4のHIROYAが主催者推薦として出場することが発表。HIROYAは1回戦第1試合でゲーオと対戦する。1回戦で東ヨーロッパのKOK-65㎏王者のスタニスラブ・レニタと対戦する山崎は「日本代表として世界に知らしめたい。1ラウンドからアグレッシブな試合になると思う。Golden Fistを磨いておくので注目していて下さい」と意気込みを語った。
「スーパーファイト-57㎏」では、-55㎏王者の武尊と第2代Krush-58㎏王者・小澤海斗が対戦。会見では小澤がいきなり「そろそろみんな武尊が負けるとこ見たいでしょ? その期待に応えるんで首洗って待っとけ」と宣戦布告。武尊は「こういうリスペクトのない会見は嫌いなので、俺がお前をぶっ飛ばす」と応戦するも「(武尊には)全部勝っている」と挑発。「チャンピオンとしてこういう事は言いたくないけどめちゃムカついてます」と珍しく怒りをあらわにした。写真撮影時には、お互いにらみ合い乱闘寸前となり、スタッフが制止する場面も。
また、「スーパーファイト-60㎏」には、連敗中の卜部弘嵩の参戦が発表。対戦相手が、今回K-1に電撃参戦となる北斗会館の小宮山工介と告げられると会場に集まったファンからは、大きな声援が沸き起こった。小宮山が「-60㎏という階級を極めたい。兄弟対決も見ていて、自分も兄弟がいるので感動した。弘嵩選手と試合をしたいと思っていた」と語ると「空手界のスーパースターである小宮山選手と対戦できるのはうれしい。しかし、誰がなんと言おうとK-1のチャンピオンは僕。チャンピオンとしてしっかり試合をしたい」と静かに闘志を燃やしていた。トーナメントの1回戦は以下。(第1試合)山崎秀晃vsスタニスラブ・レニタ、(第2試合)イリアス・ブライドvsクリス・マセーリ、(第3試合)マサロ・グランダーvs野杁正明、(第4試合)ゲーオ・ウィラサクレックvsHIROYA。
3・4「K-1」 山崎が左右田、久保、野杁下し−65kgトーナメント優勝
「K-1 WORLD GP 2016 ~−65kg日本代表決定トーナメント~」(3月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われたトーナメントで山崎秀晃が決勝で野杁正明を2-0の判定で破り優勝。6月24日に行われる「世界トーナメント」への出場権を獲得した。
山崎は1回戦で左右田泰臣と対戦。2R開始早々にガードの隙間から左のパンチを4連打。ダメージを受けた左右田が反撃に出たところ、右アッパーから右フック、左フック、とどめの右ストレートで左右田をマットに沈めた。
準決勝の相手は久保優太。山崎は1Rにカウンターの右フックでダウンを奪われる。やや大振り気味のパンチを久保に交わされ、苦しい展開となったが、3Rに秘密兵器ともいうべくサイドからの変則のかかと蹴りでダウンを奪い返す。トーナメントは1R2度のダウンでKO負け。かさにかかって攻め込む山崎は残り10秒でまたも変則のかかと蹴り。もろに食らった久保はバランスを崩しダウン。3R2分57秒、KOで山崎が決勝に駒を進めた。
決勝の相手、野杁は1回戦で木村“フィリップ”ミノルを膝蹴りで1RKO。準決勝ではHIROYAを3R判定で破り勝ち上がってきた。
ガードを固めプレッシャーをかけてくる野杁に対し、山崎はガードの上から強烈なパンチを放つ。キックとヒザを主体に攻めてくる野杁に対し、山崎は久保戦で見せた変則のかかと蹴りで応戦。コーナーに追い込まれてもパンチを放ってから回り込み、連打を許さない。
試合は判定に持ち込まれたが、29-29、30-28、29-28で手数で優った山崎が2-0でものにした。
山崎は左右田、久保、野杁という強豪を3タテ。一夜にして-65kgの頂点に駆け上がった。
K-1の武尊とHIROYAが参戦
かつて日本には「大晦日=格闘技」という時代が確かにあった。2003年には地上波テレビの3局が放送するほど。しかし、その中心を担ったPRIDE、DREAMを系譜とする大晦日の格闘技イベントは2012年を最後に途絶えた。
そんななか、今年の10月8日、榊原信行氏、髙田延彦氏を中心とした旧PRIDEのスタッフが集結。「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」(12月29〜31日、さいたまスーパーアリーナ)の開催を発表した。そして、2012年に引退したエメリヤーエンコ・ヒョードルの復帰戦、未知の強豪たちによるヘビー級トーナメント、かつて大晦日を盛り上げた桜庭和志、青木真也、高谷裕之らの参戦、シュートボクシングのRENAとアンディ・サワー、元大関の把瑠都、山本アーセンの総合格闘技デビュー、曙vsボブ・サップの12年ぶりの再戦とさまざまなカードが実現することとなった。
そのどれもが昨今のUFCを頂点とする競技性に重点の置かれたマッチメークとはひと味違う、戦う“意味”と“意義”のあるカードばかり。
そして、その最後のピースともいえるK-1ファイターの参戦が8日発表された。新生K-1は2014年の再始動以降、軽量級のスピーディーで破壊力のある試合で新しいファンのハートをがっちりつかみ、代々木競技場第二体育館に毎回超満員の観客を集めるほどに復活を果たした。今回は−55kg王者の武尊とHIROYAが参戦。会見では8年前にK-1甲子園で大晦日を経験しているHIROYAは「ここに戻ってくることができて幸せ。新生K-1の魅力を伝えられるようしっかり準備していきます」、武尊は「武尊の試合が一番面白かったと言われるような試合をしてRIZINを食ってやりたい」とそれぞれ決意を語った。
K-1−65kg日本代表決定トーナメントに野杁ら6人の出場が決定
K-1が9日、都内で会見を開き、−65kgの日本一を決める「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg日本代表決定トーナメント〜」(2016年3月4日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場する選手を発表した。この日登壇したのはHIROYA、木村“フィリップ”ミノル、山崎秀晃、久保優太、左右田泰臣、野杁正明の6人。残る2人は追って発表される。
このトーナメントで優勝した選手は6月24日に国立代々木競技場第二体育館で行われる「世界最強決定トーナメント」に出場する。
野杁はかねてから「有力な日本人選手にはだいたい勝っているから、トーナメントには興味がない」という主旨の発言をしていたのだが、この日は「日本一を決めるには出なきゃいけないトーナメント。ここで実力差を見せれば“野杁は世界としかやる必要がない”と認めてもらえると思うので出場を決めた」と話した。
その野杁については3人の選手が戦いたい相手として名前を挙げた。今年対戦し敗れた山崎と左右田。そして「何度か対戦が決まりかけて流れた相手。ファンも一番見たいんじゃないかと思う。ファンが望む試合をするべきだと思うので」という木村だ。野杁も「対戦したことのない木村選手とやってみたい」と返した。
このメンバーには分が悪いHIROYA、ゲーオへのリベンジを果たしたい木村、山崎。K-1ジム五反田の代表に就任したばかりの久保、今年プロ生活初の負け越しで年を越すことになり「そろそろ焦らないとまずい」という左右田、今年は大事なところで星を落とすなど消化不良に終わった野杁と、それぞれに負けられない事情を抱えた面々だけに、“最激戦区”にふさわしい戦いが繰り広げられそうだ。
またこの3月大会には卜部弘嵩(−60kg)、ゲーオ・ウィラサクレック(−65kg)、マラット・グレゴリアン(−70kg)の3人の王者が出場する。
RIZINにK-1から武尊とHIROYAが参戦。曙vsサップはSBルールで対戦
年末に開催される格闘技イベント「RIZIN」が8日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS」(12月29日、31日 さいたまスーパーアリーナ)の追加カードを発表した。
すでにフジテレビの格闘技情報番組「FUJIYAMA FIGHT CLUB」などで発表されていた曙vsボブ・サップの一戦を正式発表。またこの試合がシュートボクシング(SB)ルールで行われることも合わせて発表された。SBは立ち技のヴァーリトゥードといわれ、スタンディングの打撃に加え、投げ技、スタンディングの関節技・絞め技が許されるルール。両者のファイトスタイルを考慮し、もっとも実力が発揮できるルールということで白羽の矢が立った。レフェリーはSBの創始者であるシーザー武志SB協会会長が務める。
サップは「私のライバルである曙選手と前回戦った時、私たちは歴史を作りました。それは格闘技業界にとって大きな遺産だと思っています。今回もそれと同じようなことをやる覚悟で試合に臨みます。2人ともスーパーヘビー級なので長く続くとは思いませんが、エキサイティングな試合になることを約束します」。曙は「12年前に大晦日で負けまして、ずっとその苦しみや悔しさを心の奥の奥まで押し込んで前に進んだんですけど、いずれはやりたい、リベンジしたいと思っている矢先にこの話が来ました。正直、体のこと、年のこと、プロレスのこと、すべてのことを考えたんですけど、このムカムカしている気持ちを、今やらないとチャンスが来ないと思って、すべて切り捨てて、この試合を受けることにしました」と挨拶した。
曙にとっては「この話が来た時は、“ボブ・サップ以外とはしませんよ”ということでこの試合をやることになった。二度と苦しい、悔しい思いはしたくないので、大晦日は絶対に勝ちにいきます」と並々ならぬ覚悟での試合となる。一方サップは「前回同様、早い時間帯でKOします」と返り討ちを宣言した。