初代クルーザー級王座をかけて元同門対決
「K-1 KRUSH FIGHT.104」(8月31日、東京・後楽園ホール)に出場するK-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)が8月22日、都内で公開練習を行った。
K-Jeeはダブルメインイベントの第1試合「初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメント・決勝戦」でRUI(K-1ジム蒲田チームキングス)と対戦する。
K-JeeとRUIは福岡時代の同門。K-Jeeが兄貴分でRUIが弟分という関係で互いに切磋琢磨しあった間柄だ。
この日、K-Jeeは2分間のミット打ちで、クルーザー級らしいパワフルなパンチを打ち込んだ。
今回の試合はK-JeeのパンチとRUIの蹴りという構図に見られているのだが、K-Jeeは練習後の会見では「今回は蹴りばかり練習している。蹴ってスタミナをつけていた。疲労がたまっているので最近はパンチをやっている」などとこの日、パンチのミット打ちになった理由を明かした。
そもそもミット打ちではRUIを想定した練習はやっておらず、追い込み練習中心とのこと。RUI対策はイメージトレーニングで、その確認作業という形でミット打ちを行っているという。
RUIを想定した自分より大きい選手との練習については「やってない。必要ない。というかいないじゃないですか(笑)。海外に行けばいるんですけど(笑)。今回はそれはやれていない」と話した。
そのうえでRUIについては「彼はかなり強くなっている。今回のトーナメントから彼がやりたいスタイルというのをしっかりできるようになった結果、強くなって、1回戦も2回戦もしっかり勝った。でも逆に言えば彼はあれしかできない。自分からしたらそれしかないと思っているので戦いやすいし攻略しやすいと思っている」。
カード発表会見では終始余裕を見せていたのだが、この日も「油断はしないが、しっかりやれば負ける要素はない」と言い切った。