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K-1 | TOKYO HEADLINE - Part 65
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武尊も浴衣で登場! K-1ファンミーティング 「武尊とタコる!浴衣祭り」開催

2016.07.22 Vol.671

 K-1 WORLD GP −55kg王者・武尊(K-1ジム・チームドラゴン)の単独イベント、K-1ファンミーティング vol.2着物レンタル花ごよみpresents「武尊とタコる! 浴衣祭り」が8月13日、東京・六本木で開催される。

 当日は夏らしく武尊も浴衣を着用。ファンも全員、イベント参加前に、着物レンタル店「花ごよみ」で好きな浴衣を選び、プロの着付け師に着つけてもらい参加する。ちなみに参加料の中に浴衣のレンタルと着付け料が含まれており、自前での参加は不可だ。

 イベントは、武尊のトークに2ショット写真&サインタイム、質問コーナー、さらには武尊のサイン入り私物プレゼント大抽選会など、内容は盛りだくさん。浴衣を着て、ビュッフェスタイルのフード&ドリンクを楽しみながら、身近に触れ合えるので、まるで一緒に夏祭りに来ているような気分が味わえる。戦っている時とはまったく違う、武尊のリラックスした表情も見られそうだ。

 参加人数は限定100名(各回50名)で、予定人数に達したら受付期間中でも、募集を終了する場合もあるので、参加希望の人はお早めに。K-1 WGPオフィシャルサイト(k-1wg.com)の「お問い合わせフォーム」から申し込める。
 今や新生K-1のトップファイターであり、バラエティー番組などでも活躍する武尊。常にファンとのふれ合いを大切にしている武尊だが、こんなに大接近できるチャンスはめったにないかも。この夏一番の思い出を作りに、友達を誘って参加してみよう。

K-1ファンミーティング vol.2
着物レンタル花ごよみpresents「武尊とタコる! 浴衣祭り」

【開催日】8月13日(土)
【開催場所】東京六本木横町 たこ焼き居酒屋「ヤマトタコル」
【開催時刻】第1部:15時30分開場/16時開始/18時終了、第2部:18時30分開場/19時開始/21時終了
【料金】8500円(小・中学生7000円)※ゆかたレンタル着付け込み、事前入金
【URL】 http://www.k-1wg.com/contact/

K-1 −60kg世界トーナメント組み合わせ決定。吹き荒れるリベンジの嵐

2016.07.08 Vol.670

『K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−60kg世界最強決定トーナメント〜』(9月19日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの出場選手と組み合わせが3日発表された。

 日本からは先の日本代表決定トーナメントを制した大雅と同級王者の卜部弘嵩に加え、主催者推薦枠で卜部功也と小宮山工介がエントリーされた。

 これに大雅が「日本人選手の数にムカついている。外国人と試合をしたかったし、世界トーナメントなので、ちょっと違うんじゃないか」と日本トーナメントの勝者として異を唱える。前王者の功也はともかく、小宮山は6月のK-1初戦で中国のユン・チーに敗れるという失態を犯しているだけにその意見も分からないでもない。しかし小宮山もBLADE 1王者としてのプライドもある。その後の質疑応答時に「それは俺のことかな?」と聞き返すなど、笑顔の中にも緊張感が漂う場面が見られた。

 小宮山にとってはチー戦での失態を取り返すためには決勝まで勝ち上がり、なんとしても一度流れてしまった弘嵩戦を実現させたいところ。しかしその弘嵩は今回ばかりは今年立て続けに敗れたヨハネス・ウルフ、パウロ・テバウへのリベンジを一気に果たすチャンスとあって、1回戦は小宮山ではなくテバウに勝ち上がってきてほしい様子。

 昨年までだったら60kgのトーナメントといえば真っ先に話題に上がるのが卜部兄弟の兄弟対決だったが、今回は功也が「決勝まで勝ち上がることが大変なトーナメント。まず決勝まで上がることが目標」、弘嵩も「今回はウルフとテバウへのリベンジがモチベーション」とともにそれどころではない感じ。

 準決勝以降はどの組み合わせになってもテーマが尽きることなく興味満載なのだが、実際のところ、この4人がすべて1回戦で姿を消すこともありえるくらい外国人選手もハイレベル。

 リザーブファイトの闘士vs皇治も本戦に負けない試合を見せてくれそうだ。

孤高の空手家 小宮山工介

2016.06.13 Vol.668

 6月24日(金)に国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイト -60㎏で卜部弘嵩と対戦する小宮山工介。意外ではあったが、格闘技ファンなら、絶対見てみたいカードだ。

「弘嵩選手といえば、弟の功也選手との兄弟対決で注目を集めていましたが、自分も男3兄弟で皆格闘技をやっているので、会場で2人の試合を見た時は複雑な気持ちでした。というのも、自分は2番目なので、兄の気持も分かるし、弟の気持も分かる。兄は弟に負けられないというプライド、弟はお兄ちゃんを負かしてやろうという気持ち。うちは父親が兄弟が戦う姿を見たくないと、空手をやらせる時に違う流派の道場に入れたんです。なので僕らは空手の世界では別々のところで戦っていた。それだけに、卜部兄弟の試合は複雑ではありましたが、ものすごく感動もしました。だって兄弟がチャンピオンベルトをかけて試合をするってすごいことじゃないですか。それをやったのもすごいし、そこで勝った弘嵩選手はすごいと思います」と史上最大の兄弟喧嘩と呼ばれた試合を振り返った。

「弘嵩選手ももともと空手出身ですし、兄弟そろって格闘技をやっているところなど、似ている部分はある。素晴らしいファイターで尊敬もしていますが、僕がK-1に参戦することで、何か変わるんじゃないかなという予感もします」

 地元と空手界では“天才空手少年ブラザーズ”として有名だったとか。

「どうなんでしょう。全国の空手大会を北は青森から南は沖縄、奄美まで回っていたので、地方に行くと言われることもありましたが、あまり意識はしていませんでした。あえてあまり感じないようにしていた部分もあります」

 空手での輝かしい成績が、のちに格闘技に向かわせる事に。

「中学卒業後上京し、極真会館という空手の名門に入門し3年ほどたった時に、K-1がすごく盛り上がっていて、自分の空手の技はキックボクシングのルールで通用するのかなと思い始めたんです。で、始めてみたら楽しくてどんどんのめり込んで、21歳でプロデビューし、24歳で他団体ですがチャンピオンになりました。空手はルールが結構制限されるのですが、キックボクシングは空手の技術も取り入れながら新しいルールででき、かつ試合もスリリングだったので、その辺がすごく楽しかったです。それにジュニアから空手をやって、66回優勝したんですが、慣れてきたというか、刺激が足りなくなっていた時期でもあったことかなと。もっと高いところを目指しますということがしばらくない状態で、なんとなくやっているような感じになったので、その辺りもキックボクシングにハマった理由ですね」

 会見では日本の-60㎏を極めたいと。

「僕はキックボクシングのスーパーフェザー級、-60㎏級なんですが、2014年に統一戦があって、そこで運よく-61㎏級のチャンピオンになったんです。ですから自分はこの階級で1番になったと思っていたんですが、K-1で同じ階級にチャンピオンができた。僕の本来の階級にチャンピオンがいると、胸を張って俺が一番だって言えなくて。周りからも卜部選手のほうが強いんじゃないかっていう声も聞こえてきたし、いろいろタイミングも合い、今回の試合が実現しました。念願かなって、真の-60㎏王者になる!…かどうかは分かりませんが(笑)、格闘技をやる以上1番を目指しています」

 試合に向けて見どころと意気込みを。

「僕の格闘技は、美しく倒すというのが見どころ。100本1000本どころか10万本、100万本、いやそれ以上パンチも蹴りもやってきているので、それをずっと続けると技が磨かれて研ぎ澄まされ、美しくなるんです。そこをぜひ見ていただきたいですね。また、相手はK-1のチャンピオンなので、勝ち負けはしっかりつけないといけないと思っています。ずばり、白黒をはっきりさせるためKO決着する。そのために死ぬ覚悟、倒れてもいいぐらいの覚悟で向かっていきたいと思います」

6・24 K-1 YouTubeで合わせて120万回再生の大遺恨!武尊と小澤が対戦

2016.06.13 Vol.668

「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜−65kg世界最強決定トーナメント〜」(6月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)のスーパーファイトに−55kg王者の武尊が登場。Krush−58kg王者の小澤海斗を迎え撃つ。

 武尊と小澤は4月29日のカード発表会見で小澤が「首洗って待っとけ」と挑発。大会前の恒例行事「大決起集会」(5月21日、東京スカイツリータウン)ではフォトセッションで大乱闘を繰り広げた。YouTubeで会見は約66万回、決起集会は約55万回再生されるなど、2人の遺恨は大きな注目を集めている。

 小澤の持つKrush−58kgのベルトの初代王者は武尊。K-1王者となった武尊がベルトを返上したため行われた王者決定戦で小澤が第2代王者になったという経緯もあり、武尊は「相手にとって不足はない」と言う。しかし小澤の一連の行動に「リスペクトも何もなく、ただ単に挑発するのは本当に腹が立つ。名前を出されるだけでもムカつく」とK-1王者となってからの“王者らしい”振る舞いを封印。久しぶりに怖い武尊が帰ってきたよう。

 一方、小澤は8日に行われた公開スパーリング後の会見でイベントでの一件に触れ「イベントが終わって次の日もムカツキが止まらなかった」と怒り心頭。下馬評では武尊有利の声が多いことについては「関係ない。試合をやってもいないのに何が分かるのか。俺には武尊が失神しているイメージができている」と武尊を挑発した。

 新生K-1を人気実力の両面で引っ張ってきた武尊にとって一筋縄ではいかない試合となりそうだ。

金色のヒットマン 城戸康裕(きど・やすひろ)【格闘家イケメンファイル Vol.47】

2016.04.23 Vol.665

 Krush -70㎏級で王者となり3回の防衛を果たすなど、同階級を牽引してきた城戸が6月24日に行われる「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイトに電撃参戦。

「1年半くらい前にKrushのベルトを返上して、主戦場をほかの所に移し活動しながら、新生K-1に出るタイミングをうかがっていました。新生K-1を観客として1年半見ていて、どの大会もすごく面白いと思った。選手一人一人が、自分が主役になってやろうという気迫がみなぎっている。多分ガキのころからあこがれて目標にしていたK-1という舞台が、20歳ぐらいでなくなって目標を見失いかけていたところに復活したので、思い入れが強いんだと思う。そんな選手たちの戦う姿を見て、すごく楽しそうだなと思っていました」

 格闘技を始めたのは高校時代。

「なんとなく家の近くにキックボクシングのジムがあったので、始めた感じですね。中学校時代は陸上部だったんですが、2個上の先輩がそのジムの谷山会長の息子さんだったのもあり、本当になんとなく。半年ぐらい続けばいいかなという軽い気持ちでしたが、通っているうちに自分がどんどん強くなっていくのが分かるんです。そうなるとますます面白くなってくる」

 のめり込むほどめきめきと強くなっていった城戸はプロを意識。

「K-1のほかに、K-3という全国大会が高校生の時に行われて、そこで全国優勝をしたんです。それで俺、プロでもいけるんじゃないかなって具体的に考えるようになりました。まあ、その時は高校に入って遊びまくったら、成績が下から数えたほうが早いぐらいまで落ちてしまったので、これで優勝してそれをネタに大学に行こうと思ったというのが本当のところで(笑)。でもそれが第1回目の大会で、第2回はなかった。幻の大会ですよ(笑)」

 たった1回のチャンスをものにするとは強運だが、城戸の強運伝説はここで終わらない。

「優勝したことで、大学に行けるとのうのうとしていたら、同級生がAO入試とかそろそろやばいよって(笑)。それで慌てて調べたら、東海大学と国士舘大学しか間に合うところがなくて、しかも東海大学は翌々日が試験だった(笑)。それで国士舘を受けることにするんですが、実はその年から自己推薦を始めていたんです。しかも、翌年にはなくなったから、相当ラッキーですよね。書類審査と面接と小論文があったんですが、その当時付き合っていた同級生の女の子が、小論文はテーマの意味が分からなきゃ答えられないけど、“スポーツの意義”って言われて分かるの?と言ってきた。もちろん分からないから、必死で調べて書いて国語の先生に添削してもらったんです。それで次の日試験を受けたらテーマが“スポーツの意義とは”だった(笑)。心の中で“やったー”って叫びながら、書き上げ、無事合格しました。大学でも1年生でいきなりチャンピオンになり、翌年もチャンピオンになった事で同好会から部に昇格。ほんとついてるなと。で、大学2年生の時に、K-1 WORLD MAXが始まったんです。その時はまだ2階級しかなかったけど、そのうちのひとつがたまたま自分の階級だった。それでそこを目指せばいいんだって思って、プロデビューしたという感じですね」

 もちろん運だけはなく、才能や努力があってこその実績だが、強さだけの評価では不満だとも。

「格闘家ですから、強いのは当たり前じゃないですか。強いから格闘家になったわけですから、そう言われても…ね。それより僕は面白いって言われるのが一番うれしい。あおり映像も自分で作りますし、映像から登場、試合まで全体で城戸康裕を楽しんでほしい。全体的なエンターテインメントとしての城戸を丸ごと楽しんでいただければ。すべてを含め全体を楽しんでもらえるような試合をしたいし、そういう選手でありたい。ワクワクさせますので、任せて下さい。会場に来ている武尊のファンを俺のファンにします(笑)。武尊ファンを城戸ファンに。それが俺の目標です(笑)」

「リベンジしたい選手がいる」山崎秀晃さん(K-1ファイター)

2016.04.09 Vol.664

「昔からテレビで見てました。もともとは父親が自分を空手道場に連れていって、格闘技を始めたというのがきっかけなんですが。それが6歳のとき。完全にいやいやで泣きながら連れていかれたんです。1回やると決めたことに関してはしっかり最後までやり遂げなさいという厳格な父親でした」

 先日の日本代表トーナメントで優勝。1日3試合のトーナメント。特に決勝の野杁選手との試合はお互いに倒れなくて、感動の域に入ってました。熱いものがこみ上げてきました。
「いいパンチが入った時は地鳴りのようにお客さんがわくんです。それを聞いてまた燃えるんです。決勝までくると執念ですね」

 リベンジを果たしたい選手がいるそうです。
「K-1−65kg世界チャンピオンのゲーオ・ウィラサクレックという選手がいるんですが、彼とは新生K-1の最初のトーナメントの1回戦で戦いまして、ゲーオ選手のハイキックが僕の頭に当たって陥没骨折をしてしまいました。手術をしたんですが、そのときはさすがにやめようかと思いました。“俺は何をしているんだ”と思いまして(笑)。半年くらいは顔面がはれっぱなしでした。一生このままの顔で生きていくのかと思ったら、半年くらいでさーっとひいていきまして、人間の回復力はすごいと思いました(笑)」

 でもやめようとは思わなかった。
「周りの応援してくれる皆さんがおられたからこそ続けられた。それに尽きます」

 そしてまもなくリベンジのチャンスが。6月24日に世界トーナメントがあります。
「男としてやっぱり1回やられているのでやり返さないと。一昨年はホントに地べたに、一番どん底まで落ちましたけど、リベンジすることで僕もハッピーになりますし、周りの応援してくれる人も家族もみんな笑顔になると思います。そうなってくると自ずとK-1も盛り上がってくるので、いいストーリーだとか綺麗事は言わないですけど、取りあえずはやられたらやり返すという思いで、男としてしっかりやり返したいと思います」

 そんな山崎選手の元気の秘訣。
「ポジティブシンキング。気持ちを前向きにどんどん出していくことで、時分も周りも元気になっていくと思います。そうなると自ずとその輪が広がって、最終的には日本全体が元気になっていくと思うので、みなさんにはぜひポジティブシンキングでいていただきたいと思います」

格闘家イケメンファイル Vol.29 新生K-1の申し子 平本蓮(ひらもとれん)

2015.07.26 Vol.647

 昨年『K-1甲子園2014〜高校生日本最強決定トーナメント〜』の王者となり、今年1月にK-1のリングでデビュー。現在3戦3勝と勝ち星を重ね、俄然注目の高校2年生平本蓮。格闘家のDNAは父親から受け継いだものだった。

「小学校4年生になる前のある日、父親に“近くにキックボクシングのジムができたから行くぞ”って言われて半強制的にやらされたのが格闘技との出会いです(笑)。もともと父親はプロボクサーを目指していたんですが、規定の厳しいプロボクサーになる前のCT検査で、ちょっと引っかかるところがあったらしく、ボクシングを続けるのをあきらめたそうです。それまで一生懸命努力してきた夢が一気に消えて絶望したと思うので、その分頑張りたいなという気持ちはあります。自分自身も格闘技が大好きなので、託されているというより、パンチの技術などもすべて父に教えてもらったので、夢を代わりに叶えてあげたいなという気持ちですね」

 きっかけは父親でも平本自身、格闘技のおもしろさにのめり込んでいった。

「最初に入ったジムがすごくアットホームで楽しかったのもありましたが、やり始めて1週間ぐらいでスパーリングをやらせられたんです。相手の子は正道会館で空手をやっていてすごく強かったので、思いっきりボコボコにされた(笑)。その時に不思議とやり返したいという気持ちがわきおこり、その子が2時間練習したら、自分は5時間とか、とことんのめり込んだ。そうするとどんどん実力がついてきて、1年後には僕のほうが何倍も強くなっていました。それで努力することの大切さ、そして努力すれば報われるという楽しさを知った気がします。そして始めて1年半後の小学校5年生の時にアマチュアジュニアのワンデートーナメントに出場して、何年もやっている子を差し置いて圧勝で優勝しちゃった(笑)。その時に、俺ってやればできるのかも知れないと思いプロ、そしてチャンピオンを意識しました。ただ、小学校を卒業したあたりからK-1がテレビで放送しなくなったのと、中学時代に体が大きくなって子どもの階級がなくなり、あまり試合に出られないこともありアマチュアボクシングを目指そうかなと思ったこともあったんです。東京オリンピックも決まったし。でもボクシングは素晴らしいスポーツなんですけど、キックボクシングをやっていた自分的には何か物足りなさを感じてしまって…。それで迷っている時に、K-1とK-1甲子園が復活になり、一気に目標が定まり、今につながっています」

 こうと決めたら一直線!かと思えば、意外にも多趣味とか。

「ほかにもやりたいことがたくさんあるんです。とにかくいろいろなものに影響を受けやすい(笑)。熱しやすく冷めにくいタイプですね。遊びならスケートボードとか、ギターも弾けますし、料理も好き。器用? 逆ですね。不器用だからどんどんのめり込めるんです。できることはすぐ飽きるけど、できないことほどはまりますね。女性の趣味ですか? 不器用なので生活していてできないことが多いし、普段はぼーっとしているので、リードしてくれる優しい人がいいです(笑)。見た目は同じ年で今人気の広瀬すずさんとかかわいいですね」

 9月にはK-1の本選に出場する。

「ずっと夢見てきた舞台ですが、当時あこがれていた舞台とはまた違うと思うんです。新生K-1はまだ生まれたばかりですし、僕もプロ格闘家として生まれたばかり。だからK-1と一緒に成長して行きたいですね。ですから9月は自分らしい試合をします。早くてキレのある攻撃で、きれいなパンチ、きれいな蹴りでKOを取る。モハメド・アリじゃありませんけど、“蝶のように舞い、蜂のように刺す”。そんな戦いをしたいといつも意識しています。バチバチ打ち合う試合も楽しいですが、僕の場合はきれいに戦い圧倒的に勝つ。その姿を見てほしいですね。目標?近いところではファイトマネーでスポーツカーを買いたい(笑)。そして将来的にはK-1とともに自分も大きくなって、ラスベガスとかで試合をしたいなと思います」

格闘家イケメンファイル Vol.25 戦慄のブラジリアンフック 木村”フィリップ”ミノル

2015.05.24 Vol.643

 いつでも闘争心むき出しで、試合の前から相手への口撃が容赦のない噛み付きキャラの木村。しかし、最近はそのキャラが崩壊し、“本当はいい人説”も囁かれているが…。

「まあ、だんだんいい人だっていうのがバレてきているのは感じていますね(笑)。ただ全部作っているというのではなく、記者会見やカード発表で相手を見ると、自然にそうなっちゃう。絶対に倒してやるっていう思いが強い分、気持ちが抑えられなくなって、ガッと言ってしまう。でも注目してもらっている以上、本当の俺がどうであれ、横柄な態度をとって豪快でなければと思うんですね。それは格闘家として大切にしている心構えでもあるので」

 ビッグマウスのキャラクターに加え、とにかく試合が面白いと評判の木村。1月に行われた試合で、それまで9年間、対日本人戦無敗のK-1 −65kg初代王者のゲーオ・フェアテックスからダウンを奪い勝利したことは大きな話題をさらった。

「自分でいうのもなんですが、すごいっすよね。ストーリー性無限大です、俺(笑)。どんな試合でも絶対に負けない気持ちでやりますが、人間ですから負けることもある。でもその負けをいかにポジティブに変換して反省し、次につなげるかが大切だと思うんです。ですから昨年11月に大切なトーナメントの1回戦で負けたあと、その時の優勝者ゲーオ選手と1月にすることになった時に、これをストーリーにしてやろうと思った。自分がすぐに負けた試合の頂点に立ったチャンピオンに、次の試合で勝つ。そんなベタなドラマでも無いようなことを現実の世界でやる。そのストーリーを完成させようと思うのが自分の原動力ですね」

 21歳という若さながら、格闘技歴は12年目という木村は超ポジティブ。

「きっかけはテレビで見て、魔裟斗さんとかがかっこいいなって思ったこと。男の子って、絶対的な強さにあこがれる時期があると思うんですけど、僕の場合はそれがずっと続いている。リングにいる姿って単純に男としてかっこいいし、どんな展開になったとしてもリングにいる以上、かっこよくしか終わらないと思うんです。それが格闘技の一番の魅力じゃないかな。性格は超ポジティブで自画自賛タイプ(笑)。でも落ち込んだり反省したりすることも結構あるんですよ(笑)。辛いことや嫌なことがいっぱいあるし、日常生活で悩むことも多い。でもそんな時は開き直って堂々と胸を張っていようと。何があっても動じず、胸を張る。それで怒られようが別にいいんだって思うようにしています」

 そんな前向きパワーはどこからくるのか。

「海が大好で見ているだけで癒される。三浦半島はパワースポットなので、ゲーオ戦の前にも行って、海と自然からパワーをもらいました。太陽がめっちゃ照っていたので、太陽に向かって“勝ってくるからな!”って叫んで。で、実際に勝ったので勝利の報告にも行きましたよ。“勝ったよー”って(笑)」

 それは恋愛にも向けられる?

「基本一目ぼれ系で、ガツガツいくタイプ(笑)。人からはちょこちょこジャブをついて相手が来るのを待ちつつ1回よけて、またジャブを打って、効いたと思ったら攻めるんだよって言われますが、関係ないです。俺はマイク・タイソンなので、最初からガンガンいく(笑)。ガンガン行って、少しでも相手が揺らいだら、一気に仕留める。試合も恋愛も全部一緒です(笑)」

 7月4日に開催される「K-1 WORLD GP 2015 〜−70kg初代王座決定トーナメント〜」のスーパーファイト/K-1 −65kg Fightに出場。

「試合前からビッグマウスで大口叩きますが、それを有言実行できるかどうか、その目で確かめに会場に見に来てほしい。今度の試合もKOするって決めているので、お楽しみに。下手な勝ち方をしたら罵声をくれてもいいし、金返せコールもウエルカムなので。その前に記者会見やインタビューもチェックしてもらえれば。木村ミノルは記者会見とKOがお得なバリューセットになっておりますので(笑)。とにかくいろいろな意味で期待は裏切らないので、会場に足を運んで下さい」

格闘家イケメンファイル Vol.10 微笑みスナイパー 久保優太

2014.10.10 Vol.628

 その穏やかな微笑みから物静かな印象の久保優太。しかし、いざ試合となったらめちゃくちゃ強いというギャップに女性ファンが急増中!?

「そんなにいつも笑っているイメージですか? 確かに記者会見とかでも、格闘家っぽいマイクパフォーマンスはやりません。試合前にあまりバチバチやって変なプレッシャーを感じると、日々のトレーニングに支障をきたすんじゃないかと思って。そもそもリングに上がらないとスイッチも入りませんし。だって、普段生活していて人を殴りたいって思ったら危ないでしょ(笑)」

 17歳でプロデビューするなど、天才肌の格闘技エリートのイメージが強いが…。

「全然、そんなことありません。小学校2年生の時にテレビのK−1の試合でピーター・アーツ選手を見て、テコンドーを始めたんですけど、めちゃくちゃ弱かった。格闘技のスゴさにあこがれ、自分もその舞台に立ちたいと思っていましたが、ビビリだったんです(笑)。怖かったからディフェンスを一生懸命覚えた。だから今でも防御が得意です(笑)。そんな感じでしたが、とにかく何でも1番がよかった。道場に行くのも1番、練習するのも1番。とにかく誰よりも1番努力をしようと思ってやっていました」

 11月3日には、K-1 WORLD GP 2014〜 −65kg初代王座決定トーナメント〜に出場する。

「1回戦はアルメニアのラズ・セルキシアン選手と対戦しますが、僕はトーナメントでは常に優勝することを考えているので、1回戦の相手について、あまり気にしたことはないです。もちろん、1回戦も大事ですし、気が抜ける相手は1人もいませんが、正直誰が相手でも特に何も思わない。1日3試合って相当ハードで、決勝戦になると、骨折した状態でやるような状況になることもある。だから精神力がめちゃくちゃ必要なんです。でも守って試合をしてしまうと、精神的にも引いた試合になってしまう。そこは自分のメンタルをコントロールして、見てくれている人に感動を与えるような試合をしないといけない。格闘家として生きさせてもらっているので、守りに入らずいい試合をすることが大事だと思っています」

 自分に自信を持つ久保だが、その裏には絶対的な信念があった。

「実はいろいろあって、1年半ぐらい試合ができない時代があったんです。正直すごく辛かったし、苦労もした時期ではありました。しかし、そんな時でも常に試合前にする練習をしていた。とにかく先が見えなくてもモチベーションを下げずに、ブレない自分でいようと思っていました。そうした中で、自分を信じて支えてくれたトレーナーさんや、助けてくれた方々に感謝の気持ちも生まれたし、今試合ができる喜びを感じることができている。その時の気持ちを忘れずに、ブレない心で試合にのぞめば、いい結果が出ると信じています」

 次回の試合とその先に求めるもの。

「とりあえず、次の試合は優勝します。過去トーナメントで、決勝に進出しなかったことがないので、最低でも決勝に残り、最低でも優勝で来るように頑張るだけです。僕は常に自分の限界を超えることを意識している。これまでも試合の時は誰よりも練習してきました。そうするとおのずと気持ちの戦いになった時に、自分に有利に傾くことがあるんです。今後の夢は、自分が格闘技で夢を与えてもらったので、同じように若い人たちに夢と目標を与えられる選手になりたい。僕がピーターアーツ選手に夢をもらったように、自分が目標にされ、あこがれられるような選手を目指したい。まだまだですけど(笑)」

格闘家イケメンファイル Vol.4 アンタッチャブル 卜部 功也

2014.07.20 Vol.622

 実兄・卜部弘嵩もキックボクサーとして活躍。兄の後を追って、自然と格闘家になったというお兄ちゃんに頭の上がらない弟の素顔は?

「兄とは年子なんですが、小学校1年の時に兄が空手を始めて、僕はその1年後に同じく小学校1年生で空手を始めました。1年生になったら空手を習わせるっていう親の方針で。兄は子どものころからあまりべらべら喋るタイプではありませんでしたが、僕は基本的におしゃべりです(笑)。典型的な長男と次男。自分自身は多分格闘家向きじゃない性格だと思う。気も強くないし、普段から熱くなったり、怒ったりしないので。お兄ちゃんには頭が上がらないというか、兄は“兄です”って感じです(笑)」

 先にプロになった兄に続き、格闘家としてデビューを果たす。

「デビューは2009年ですから、19歳の時です。小学校の時に兄と空手をやって、そのあと兄がグローブ空手をやるようになり、僕ももちろんついて行きました(笑)。そのあと、僕はK-1甲子園に行き、1年間そこでやっていた。試合はずっと勝っていたんですけど、最終的に決勝でHIROYA君に負けて準優勝だったんです。でもそのまま兄が所属する団体からオファーが来て、プロデビューが決まりました。K-1甲子園はテレビでも放送されていたので、放送の翌日は多少声をかけられることもありましたけど、それはまあ…恥ずかしかったです(笑)」

 そしていよいよチャンピオンになるのだが…。

「チャンピオンには、22歳の時にユースという若手のトーナメントでチャンピオンになって、23歳でISKAという世界チャンピオンのトーナメントがあり、そこでチャンピオンになりました。実は僕、それを取るまでにK-1甲子園とアマチュアを合わせて4回トーナメントに出ていたんですけど、ずっと準優勝だったんです。だからベルトを取るまではすごく辛かったですね。なんで俺は最後に取れないんだ…って。対戦相手も違って、必ず決勝までは行くのに、どうしても勝てない。その時は精神的に悩みました。そういう選手もいるんですよ。強いし、うまいんだけど、どうしても1番にはなれない。自分はもしからしたら、そういう選手なんじゃないか、一番にはなれない選手なんじゃないかって、悶々としていました。そして最後、4回目にトーナメントに出たときに、KO負けしたんです。ずっと判定で負けていたのに、最後はKO負け。その時に、自分は何をやっているんだろうと思って。これはもう、プライベートから何から全部変えなきゃいけないと思い、お酒や遊びはもちろん、いろんなものを捨てて、練習漬けの生活にしました。そこで、ちゃんと格闘技にのめり込めたし、自分を変えられたと思います」

K-1が3つの階級を新設。11・3大会で−57.5kg初代王座決定トーナメント開催

2013.06.27 Vol.669

 K-1が23日会見を開き、3つの階級を新設することを発表した。

 K-1は2014年の第1回大会から−55kg、−60kg、−65kg、−70kgの4階級で王座を認定してきたが、選手層が厚くなったことと適正体重で試合をしてほしいということで、−57.5kg、−62.5kg、−67.5kgを新設。K-1はヘビー級と合わせ全8階級で展開されることとなった。
 また11月3日に行われる代々木大会で−57.5kgの初代王座決定トーナメントが開催されることが合わせて発表された。

 今回の階級新設に大きな影響を与えたK-1公式サポーターの関根勤も会見に出席。「新生K-1が始まったとき、世間に浸透するには5キロ刻みの階級は分かりやすく非常にいいことだと思ったんですが、見ていくうちに5キロのなかで苦しむ選手がたくさんいた。選手層が厚くなってきたので、適正体重で戦ってほしいなと思いまして、前田さんに“2.5kgで区切ったらどうでしょう?”ということを昨年からずっと提案させていただいていました」と明かした。そして「これで8階級の王者が揃えば、王者のそろい踏みとか2階級のワンデイトーナメントが可能になる。どんどん話題が盛り上がっていけばいい」と話した。

 今後、多くのドリームマッチの実現が期待されるが関根は「武尊選手はKrushでは−58kgだったので57.5kgが適正ではないかと思う。そうすると新しいライバルが出てくる。武尊選手を取り囲む風景が変わってくる。それから卜部兄弟の兄弟対決で盛り上がりましたが功也選手は62.5kgがベストかなと思う。兄弟対決は2回見たのでもういいかな…。僕も兄弟がいるので見ていられない。2回見せていただいたので、今度は新たな敵と戦ってほしい。67.5kgは頑張って70kgに上げていた選手もいましたが、その状態で外国人選手と戦うのは非常にリスクが高かったので、適正体重で戦える選手がたくさんいると思う。ゲーオが階級を落としてこないことを望みます(笑)」などと話した。

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