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KAI | TOKYO HEADLINE - Part 2
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WRESTLE-1 チーム246がタッグ王座V5 KAIはZERO1田中に初勝利

2015.02.16 Vol.636

 プロレスリングWRESTLE-1の「WRESTLE-1 TOUR 2015 WEST SIDE STORY」が13日、東京・後楽園ホールで開催され、メーンで行われた「WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ」で王者組のチーム246、カズ・ハヤシ、近藤修司組に田中 稔、吉岡世起組が挑戦。20分24秒、パワープラントからの片エビ固めでカズが田中を破り、5度目の防衛に成功した。
 今回のタイトルマッチは勝敗はもちろん、田中の“覚醒”がひとつのテーマとなっていた。吉岡とのタッグ「Too Sharp」を本格始動して以降、田中は吉岡の“後見役”的な立場となっていた。確かにWRESTLE-1の未来を考えるとそれはそれで必要なことなのだが、王者組からするとそれは物足りない姿に映り、シリーズを通じて田中を挑発してきた。
 試合はタイトルマッチにふさわしいハイレベルの攻防が繰り広げられた。田中も先発を買って出て、カズと細かいレスリングの攻防を展開、終盤には得意の関節技でギブアップ寸前まで追い込んだが、最後はカズのパワープラントの前に沈んだ。
 試合後のリングでカズが「俺たちととんでもない差がついちゃったぞ。これからWRESTLE-1にクルーザーという世界を作りたい。あなたはその輪の中に入れるのか?」と挑発するも田中はマイクを放棄しリングを降りた。カズは会見で「ジュニアじゃない。ほかのベルトより、上でも下でもないクルーザーディヴィジョンを作らないといけない時期」とクルーザー級の新ベルトの設立を訴えた。そして「田中稔がそこに入ってくるかどうかは知らない。でも俺は新日本を辞めて、何もかも捨てて、人生をかけて全日本にやってきた、あのときの田中稔を知っているから」と改めて田中に言及した。
 一方「もう一回カズ・ハヤシとやらせてほしい。どこでもいい。シングルで」と雪辱を誓った田中だったが、14日には22日の大阪府立体育館第二競技場大会でのカズ・ハヤシvs田中稔戦が発表された。

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