昨年12月に加藤が2RKO勝ち
「Krush.112」(3月28日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが2月14日発表された。
クルーザー級王者K-Jeeが加藤久輝を相手に初防衛戦に臨む。
2人は昨年12月に行われたK-1名古屋大会で対戦し、加藤が2RでKO勝ち。K-Jeeにとってはベルトをかけてのリベンジマッチとなる。
加藤は「Krushは初参戦。K-Jee選手と3カ月ぶりの再戦。前回もK-Jee選手のことは強いとずっと言っていた。いい形で勝ったが、今回も同じ形になるかは分からないが、いつも通りに潰しに行く。チャンピオンの意地があると思うので、また激しい試合になると思う」と話した。
短い期間での再戦については「あまり驚いていない。クルーザー級のマッチアップ的にはそうカードはない。カリミアン選手が愛鷹選手とやるかどうかによってマッチアップも変わると思っていたが、僕はKrushのベルトしかないかなと思っていた」と心の準備はできていたよう。そして「タイトルマッチなので気合が入っている。ベルトを獲って、KOして次のK-1の大きな舞台で試合をしたいと思っている」などとKrushのベルトを獲ったうえで、K-1王座への挑戦をアピールした。
王座を守る立場ではあるがリベンジマッチでもあるK-Jeeは「負けたまんまで終わりたくないし、福岡大会に向けて一番ということを証明して7月を迎えたい」と7月に開催される初のK-1福岡大会へ向け背水の陣で臨む。
前回の敗戦については「前回やられて悔しかったし、やり返すチャンスをもらえたのでうれしかった。前回は結構あっさり加藤選手が勝って、今回はおいしいだろうな、くらいにしか思っていないと思う。その気持ちが悔しいんで、そういうものも力にして、今回は叩きつぶしたい」と闘志を燃やし「今までやったことのないタイプでやりにくかった。序盤で効かされて立て直せなかった。加藤選手のスタイルはイメージはつかんだんで、それに向けた練習をしていくという感じ」とリベンジへ対策は万全のよう。そして「“3カ月しか経ってないのにどうなんだ?”という人もいると思うが、ファイターとして、せっかくオファーをいただいているのに断る理由はない。ベルトどうのこうのより、強い相手に挑んでいきたい。まだ守る側の人間でもない。全回負けているし、そこに断る理由はなかった」などと話した。
同大会では最軽量級のバンタム級のタイトルマッチも行われるのだがK-Jeeは中村拓己K-1プロデューサーに「どっちが先にやるかは何が基準で決まるんですか?」とメインでの開催をアピールした。