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Krush | TOKYO HEADLINE - Part 25
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西京春馬が小澤海斗破り-58kg王座獲得【10・1 Krush.81】

2017.10.02 Vol.Web Original

多彩な攻撃で小澤を翻弄。2Rのダウンが決め手に
「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合でKrush-58kgタイトルマッチが行われ、王者・小澤海斗に西京春馬が挑戦した。

 この2人、今年6月のK-1さいたま大会で対戦し、西京がダウンを奪った末に判定で勝利を収めている。Krush王者として負けたままではおられない小澤がダイレクトでの再戦を要求。今回の対戦となった。

 試合は1Rから小澤のローキックに西京がストレートを合わせる展開が続き、小澤は入りにくそう。途中、西京のワンツーに小澤がバランスを崩し、スリップダウンを喫するなど、西京がペースを握る。全般的に力みが見られる小澤に対して西京のクールさが目立つ。

 2Rも西京はパンチの連打かに飛びヒザ、ローと多彩な攻撃で小澤を翻弄。小澤はローに活路を見出すが、西京は1R同様、パンチを合わせ、小澤にペースを握らせない。終盤には西京のカウンターをかわした小澤に左ストレートを放つと小澤は腰砕け気味に下段のロープにもたれ、ダウンを取られる。

大岩vs泰央、桝本vs裕貴発表。朝久兄弟がそろい踏み【11・5 Krush.82】

2017.09.30 Vol.Web Original

大岩は階級を上げ「K-1出場を目指す」
「Krush.82」(11月5日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが9月29日、発表された。

 -60kgで大岩龍矢と朝久泰央が対戦する。大岩は-58kgから階級を上げての参戦。-58kgでは王者・小澤海斗へ挑戦し、敗れたものの延長にもつれ込む接戦に持ち込むなど確かな実力を見せつけた。その後3連勝で、前戦でも古谷野一樹に1RTKO勝ちと好調を保っており、-60kg戦線をにぎわす存在となりそう。

 対する朝久泰央は今年行われた-60kg王座決定トーナメントで準決勝進出を果たすなど、トップ戦線で戦う選手。今後の-60kg戦線を占うカードとなりそうだ。

 朝久泰央は「大岩選手とはガンガン戦う。大岩選手は2年くらい前に兄貴(裕貴)と戦っているので、どんな選手か聞いてみたら『とても強い選手だった』ということだったので、良い試合ができることを楽しみにしています」と話した。一方の大岩は「朝久選手がガンガン戦うと言ってくれたので、今日から楽しみ。バチバチに戦いましょう。僕は目指しているK-1に出場したいので、-60kgでの次の試合にしっかり勝って、K-1出場にたどり着きたい」と話した。

COMACHIと松下が決勝進出 女子-45kg【9・8 Krush.80】

2017.09.09 Vol.Web Original

COMACHIが過去2敗の443に雪辱
「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)で「初代Krush女子-45kg王座決定トーナメント」が開幕した。

 準決勝第1試合は443 vs COMACHI。2人は過去に2回対戦し、443の2勝という結果となっている。

 COMACHIは1R、ゴングから手数で圧倒。443も右ボディーブローの連打、COMACHIの前蹴りを食らうとすぐさま左フックで反撃。2Rに入ると443が押し込む場面もみられるようになり、ジャッジが難しいラウンドが続き、迎えた3R。手数が戻ってきたCOMACHIに対し443もプレッシャーをかけ押し込んではパンチで反撃。最後まで打ち合った2人だったが勝負はつかず試合は判定に。

 1人が30-29で松下を支持したが、残る2人は29-28でCOMACHIを支持。COMACHIが過去2敗の雪辱を果たし決勝に進出した。

軍司泰斗が第2代Krush-53kg王座獲得【9・8 Krush.80】

2017.09.09 Vol.Web Original

2Rまでに3つのダウンを奪い隆聖を圧倒
「Krush.80」(9月8日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「Krush-53kg王座決定戦」で軍司泰斗が隆聖を判定で下し第2代王者に輝いた。

 軍司は出貝泰介との時期挑戦者決定戦に勝利し、時の王者・武居由樹への挑戦の予定だったのだが、武居は4月に行われた「K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で優勝しK-1同級王者に。階級変更に伴い王座を返上したことから改めて王座決定戦を行うこととなり、軍司はそのままエントリー。

 対する隆聖は初代王座決定トーナメントで決勝に進出。武居から最初にダウンを奪いベルトに手をかけたが逆転負けを食らい涙をのんだ。今回は隼也ウィラサクレックとの試合を制し、この試合に臨んだ。

 試合は1Rから軽量級らしいスピーディーな展開となるが、パワーでも勝る軍司がプレッシャーをかけロープに追い込む場面が目立つ。1R中盤、軍司は左右フックの連打。倒れはしなかったものの前のめりにバランスを崩した隆聖にダウンの判定が下る。

寺戸伸近vs久保賢司がベルトをかけてK-1の再戦【11・5 Krush.82】

2017.09.05 Vol.Web Original

Krush-55kg王者の寺戸が2度目の防衛戦
 立ち技格闘技「Krush.82」(11月5日、東京・後楽園ホール)のカード発表会見が9月5日、都内で行われた。

 Krush-55kg王者の寺戸伸近が2度目の防衛戦に挑む。寺戸は昨年9月30日にチャールズ・ボンジョバーニを1RKOで下してして以来の防衛戦。ルール上、防衛期限は最後のタイトル戦から1年とされているのだが、寺戸は4月に出場した「K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」で眼窩底骨折の重傷を負い、9月29日までに防衛戦を行うことは不可能な状態だった。

 寺戸は王座返上を申し入れたものの、宮田充プロデューサーが同じK-1グループの大会で負った怪我ということを考慮し、猶予を与え11月のタイトルマッチを了承。今回2度目の防衛戦に挑むこととなった。

 挑戦者は久保賢司。寺戸と久保は過去2回戦い1勝1敗。1度目は2010年に寺戸がKO勝ち。2度目は今年4月のK-1のトーナメントで、ここでは久保が2R3分6秒でKO勝ちを収めている。

 4月のトーナメントを前にした会見でも辛辣な言葉をぶつけあっていた2人はこの日の会見でも変わらず。

 冒頭、久保が「Krushのタイトルマッチをやってくれという依頼が来て、僕のほうもあのリング上での快感を忘れられずにいたので受けようと思いました。ただ相手が寺戸伸近で防衛戦と聞いて、それに関しては4月の試合で心も体も完全に壊してやったと思っていたので、正直驚いた。今回は3回目の試合となるが、次こそはもう2度と立ち上がれないように完全に破壊してやろうと思っています」と言えば、寺戸は「最後の防衛戦が昨年9月。4月に怪我をしてしまい、9月の防衛戦には間に合わないと思ったので宮田さんに返上の意思を伝えたが、宮田さんから“K-1で怪我をしたのだから猶予を与えるのでぜひやってほしい”という答えをいただいた。自分の中ではもういいかな、という気持ちもあったが、宮田さんがそういう言葉をかけるということは自分が必要なんじゃないのかな、という思いもあり、今回、11月の防衛戦のオファーを受けました。対戦相手は前回の試合で戦った相手なんですが、俺もやり返してやらないといけないなって思っていたので復帰戦にふさわしいと思っている」と話した。

安保璃紅vs郷州征宜の-60kgタイトル戦決定 10・1「Krush.81」

2017.08.09 Vol.Web Original

郷州「耳が聞こえなくてもベルトが取れるということを証明したい」
「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが8月9日発表された。
 8月大会で行われた「Krush-60kg次期挑戦者決定トーナメント」決勝で勝利を収めた郷州征宜が王者・安保璃紅に挑戦する「Krush-60kgタイトルマッチ」が行われる。王者・安保は初防衛戦。先に発表された小澤海斗vs西京春馬の「Krush-58kgタイトルマッチ」とダブルメインイベントとなる。

 この2人は4月の「王座決定トーナメント」準決勝で対戦し安保が勝利を収めている。

 郷州は「試合が終わったばかりですぐに試合が組まれて感謝。4月に安保選手に敗れてしまったんですが、忘れ物を早くとりに行きたいと思っている」、安保は「いつもと変わらずに自分の戦い方、自分の勝ち方でしっかりKOできるように頑張りたい」とそれぞれ挨拶。
 
 短い間隔での再戦に安保は「こんなに早く再戦?とは思ったが前回の試合で郷州選手の熱い気持ちが伝わったので、その気持ちをちゃんとぶつけてきてくれたら、俺も対峙します」と話した。

 お互いの印象については安保が「フィジカルが強くてタフ。一発一発が重い」、郷州は「スピードがある。前回の試合はそのスピードで翻弄されてしまったので、今回はそのスピード対策をする。自分もついにテクニックを見せる時が来たのかと思います。テクニックの練習をして安保選手を逆に翻弄させようかと思っています」と話した。

 郷州は過去に他団体でタイトルに挑戦したことがあるがいまだ無冠とあって「今まで取れなかったのは今回のためだったんだという試合を見せたい。私は耳が聞こえません。でも耳が聞こえなくてもベルトが取れるということを証明したいと思っています。おこがましいですが、同じ境遇の子供たちに夢や希望を与えたいと思っています。そして自分の夢をかなえたい。そのためには絶対負けるわけにはいきません。絶対に勝ちます」と並々ならぬ意気込みを語った。

 一方の安保は初防衛戦について「プレッシャーはない。生年月日が平成9年9月9日でラッキーナンバーが9。今回はプロ9戦目なので9戦9勝にしたいということで気合を入れている。絶対に負けられない」と返した。

中澤と佐々木が揃って防衛成功 8・6 Krush.78

2017.08.07 Vol.Web Original

マスク姿の左右田に城戸が「いいぞ! 左右田!」
「Krush.78」(8月6日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベントで2つのタイトルマッチが行われた。

 ダブルメインの第2試合「-65kgタイトルマッチ」は王者・中澤純に左右田泰臣が挑戦。延長にもつれ込む激戦の末、中澤が勝利を収め初防衛に成功した。

 試合前から舌戦を繰り広げた両者。左右田はこの日もその論点のひとつとなっていたマスクをかぶり入場。そしてセカンドロープに仁王立ちで王者・中澤の入場を待つ。中澤からベルトが返還され、そのベルトが確認のため青コーナーに持ってこられた時も左右田はセカンドロープ上。バルコニーから観戦中の城戸康裕がその様子に「いいぞ! 左右田!」と声をかける。リングアナのコールを受けやっとロープから降りるとここでやっとマスクを脱ぐ。ここでもまた城戸から「いいぞ! 左右田」の声。

 リング中央でのルール確認中も柔軟体操をするなど中澤と目も合わせない左右田。とことん異例の所作のまま試合が始まった。

 1R開始早々、中澤が放った右ハイキックが合図のように激しい打撃戦を展開する両者。手数は中澤のほうが多いが、左右田は固いガード。ラウンド終盤、中澤の強烈な右フックがさく裂。しかし左右田も身長差を生かしたテンカオを見舞うなど一進一退の攻防。2Rも2人のパンチが交錯する場面が続く。左右田の左右のフックに会場が沸くが、そんななかでも中澤は強烈な右ローキックで左右田の突進を止めては左右のフックで反撃。右のクロスで左右田が一瞬腰を落とす場面も。しかし左右田もパンチからヒザをボディーに打ち込み、お互いにペースを握らせない。ジャッジが微妙なラウンドが続き、勝負の3R。左右田がプレッシャーをかけロープに押し込みパンチ、ヒザで攻め込むと中澤は押し込まれながらも左右のフックで反撃。後半はともに額をつけての打ち合いのまま3R終了のゴングが鳴らされた。

 ジャッジは1人が30-29で中澤を支持したが、残る2人が30-30、29-29のドローで延長ラウンドへ。

 延長ラウンドは3Rに続き、額をつけての打ち合いに。序盤は中澤が手数で上回るが中盤以降、左右田も手数が出始め、後半はまた左右田がロープに中澤を押し込みパンチ、ヒザ。しかし中澤も手数は減らさずノンストップの打ち合いのままゴングとなった。

「Krush.78」水と油の中澤と左右田がそれぞれの主張を展開

2017.08.03 Vol.Web Original

「Krush.78」(8月6日、東京・後楽園ホール)で開催される「Krush -65kgタイトルマッチ」で対戦する王者・中澤純と挑戦者・左右田泰臣。ともにこのベルトを通行手形にK-1での活躍を目論むが、その考え方は水と油。試合直前、それぞれの主張を聞いた。

中澤「K-1チャンピオンになった後にどうするかが僕の人生にとって大事なこと」
――Krush-65kg王者になって、どんな変化がありましたか?
「自分の中で、昔はKrush-65kgのベルトを獲ることが人生のゴールだと思っていましたけど、今はKrush-65kgのベルトを獲ることが人生のゴールではないですね。Krush-65kgのベルトを獲ることが目の前の目標だと思うと、そのあとは通過点で、周りからは『凄いね!』って言われるんですけど、自分としては凄いとは思っていないです」

――周囲の反応はいかがでしたか?
「みんなが喜んでいるのを見て、ベルトは応援してきてくれた人たちへの恩返しのツールだなと感じました。格闘技はランキング1位でもランキング10位でも何も変わらないと思うので、チャンピオン以外は価値がないと思っています」

――Krush-65kgのベルトを獲得しても、自分が目指すものはもっと先にあると感じていますか?
「もちろんです。僕はKrush-65kgのベルトを防衛して、ベルトの価値を高めてK-1に出場してチャンピオンになります。引退後のビジネスとして“K-1チャンピオン”という名刺があるのとないのとでは全然違うので、その名刺が欲しいですね」

――引退後のためにもK-1でチャンピオンになる、と。
「そうですね。人は何かをゴールにしてしまうと、その目標をクリアできないと思うんですよ。だから僕は必ず自分が思うゴールのその先を目標にしないとたどり着けないと思っています」

――なるほど。
「これは僕の考えですけど、絶対にそうしたほうがいいのかなと思いますね。そうすると“K-1”というものが、昔は神の領域だと思っていましたけど、自分の考え方なら“K-1”は手の届く場所にあると思えています」

――Krushのベルトを獲得して、選手としても人としても充実しているようですね。
「はい。夢の設定を大きく見積もれば、それに応じて満足度というか充実度が出てくるんだと思います」

――対戦相手の左右田選手にはどんな印象を持っていますか?
「僕は格闘技オタクではないので、左右田選手のことは、あまり見てなかったんですよ。でも木村“フィリップ”ミノル選手と戦った試合(左右田が2RKO勝利)を見て、ガードが固い印象がありましたね」

――どんな試合になると想定していますか?
「パンチの当たる穴を見つけたので、そのパンチが入ったら、思いっきり昇龍拳ぐらいのパンチを打ち込んでやろうかなと思います(笑)。判定決着なら相手にダラダラペースを持っていかれてしまうと思うので、冷静に分析して判定だと厳しいと思っています。KOで勝たないと負ける可能性は高いと思っているので、僕の考えではダウンを取って判定で勝つか、KOで倒して勝つかだと思います」

――そうなると自然と派手な試合で中澤選手が防衛することになりそうですね。
「はい。派手な試合で勝ちますよ」

――左右田選手は中澤選手のPVの発言を聞いて「会社の代表であり、Krushのトップに立つ人間が(煽り映像で)自分の器のことをアピールして、相手に対してバーカという表現を使うところを見ていると寂しくなる」「彼が自分の上司だったらとても悲しくなる」と発言していました。それについてはどう思いますか?
「左右田がマスクと仮面が違うと言っていて、正直、そんなに違いが大きいものだと思っていなかったです。で、Googleで検索したら、そんなに差がないということに気づきました。あと僕が『バーカ』と言って、それを不快に思う人がいたら申し訳ないと思います。でも“煽り”映像ですから。ファンに見たいと思ってもらってナンボだし、それが僕の中ではプロなんで。それにあの発言も20分くらいしゃべった中の一コマだし、そもそも経営者としての時の僕は『バーカ』なんて言わねえよって(苦笑)。こっちはこっちで『最初は尊敬していた』とか言われてもつまらないし、試合が決まったら本気で殴りっこするのがKrushでしょう。左右田は『言いたいことを言う』とか『自分の好きにやる』と言っておきながら、宮田(充プロデューサー)さんに『他の選手が噛みついてこないことをどう思いますか?』と聞いてみたり、お前の意見はねえじゃん。全部人の意見じゃねえかよって。あいつの言葉を借りるなら、もし自分の部下にあんなグチグチうるさいやつがいたらクビにします。左右田はKrushのベルトをK-1への踏み台にするって言っていましたけど、そんなに甘いもんじゃねえよというところを見せたいですね。Krushのチャンピオンベルトが僕を強くしてくれたと思うので、そんな簡単じゃねえよっていうのを見せます。(左右田戦をクリアしたら?)KrsuhとK-1は色が違う興行で両方とも面白いし、どっちがどうはないけど、僕は子供の頃にK-1に憧れていたので、K-1でチャンピオンになりたい。それが夢や最終目標ではなくて、(K-1のベルトを)獲ってどうするかが僕の人生にとって大事なことです。だから目標は左右田を倒して、K-1のトーナメントに出て、俺が本戦・左右田がリザーバーいう状況を作ることです」

――Krush-65kg王者となって最初の試合ですが、自分のどんな姿を見せたいですか?
「Krushが日本チャンピオンでK-1が世界チャンピオンだとすると、僕の中ではK-1のチャンピオンが世界で1番強い男だと思っています。自分が世界レベルで戦えることを見せたいですね」

「Krush.78」-60kg次期挑戦者は柔の大沢か剛の郷州か…

2017.08.03 Vol.Web Original

「Krush.78」(8月6日、東京・後楽園ホール)で開催される「Krush -60kg次期挑戦者決定トーナメント・決勝戦」でグローブを交える大沢文也と郷州征宜が決戦を前にその思いを語った。

大沢「今自分はジム長。自分たちの練習が間違いではなかったと証明したい」
――準決勝の横山巧戦で減量方法を変えたそうですが、新しい減量方法が身体に合わなかったようですね。
「まじで前回は体重が落ちなかったんですよ! 試合に出場できないと思うぐらいやばくて、新しい減量方法は本当にダメだと思いましたね。計量会場まで歩いていけなくなるぐらいヘロヘロで、試合当日もほとんどアップできなかったので、今回からいつもの減量方法に戻します(苦笑)」

――ただし1回戦の稲石竜弥戦は膝の負傷があって、準決勝の横山戦は減量失敗があって、大沢選手はコンディションが悪いとダウンを奪って勝ってますよね?
「そうなんですよね。コンディションが悪いとダウンを取って、そのあとは逃げるという(笑)」

――コンディションのことはあったにせよ、1回戦・準決勝と非常に集中して戦っている印象もあります。
「最近は練習の時から周りの声を聞くことを意識しているから、かもしれないですね。自分は一発もらっちゃうと『コノヤロー!』と思っちゃうところもあるんですけど、そこを冷静に戦えるように心がけています」

――横山戦でダウンを獲ったパンチの手応えはありましたか?
「いや、『あっ! 倒れた!』ぐらいで、全然パンチの手応えはなかったですね。ただ狙っているパンチではありました」

――相手の横山選手はプロ無敗で勢いのある選手でしたが、戦ってみてどんな印象を持ちましたか?
「いつも自分は試合前に客観的に自分の試合を分析して、どのくらい有利かを決めているんですよ。で、横山戦は悪くても7割、良くて8割くらいで自分が勝つと思っていました。まぁ…今回はコンディションが悪くても6割は俺が勝つと思っていました。横山選手は無敗の相手で強いとは思ったんですけど、自分の力を出せば全然勝てるって感じでしたね」

――そして-60kg次期挑戦者決定トーナメント決勝は郷州征宜選手と対戦が決まりました。大沢選手は郷州選手と闘士選手はどちらが勝つと思っていましたか?
「ぶっちゃけ郷州選手が勝つと思っていましたね。だけど正直、闘士選手のほうが戦いやすかったので、闘士選手に勝ってほしかったです。俺と闘士選手のほうが試合が盛り上がると思ったんですけど…郷州選手が相手でも全然いいっす」

――郷州選手は猪突猛進で直進的なファイターですが、そういった相手はやりやすいですか?
「相性は最悪ですね(苦笑)。じゃんけんで例えるなら俺がチョキで、郷州選手はグー。そのままやったら負けるじゃんって感じなんですけど、俺はパーにもなれるチョキなんで問題ないですね。郷州選手は誰が相手でもファイトスタイルを変えるタイプではないので、逆に俺はたくさんテクニックを出していこうかなと思っています。パワーとスタミナでは負けちゃうけど、スピードとテクニックでは絶対に負けません」

――郷州戦に勝てば次はタイトルマッチです。何としても勝ちたいという気持ちは変わらないですか?
「本当に勝ちたいっす。負けられない理由もいろいろとあるんですよ。僕、本当に好きな女の子がいたんですけど、試合の1カ月前にガチでフラれたんです。これで試合でも負けたらめっちゃダサいと思うので、勝ち続けて来れてよかったっす(笑)」

――第5代王座決定トーナメントでは準々決勝敗退でしたが、今再びベルトを巻くチャンスが巡ってきました。ベルトが欲しい気持ちも徐々に強くなっていますか?
「ここは俺がベルトを獲らないとダメだなと思っています。今自分はTANG TANG FIGHT CLUBのジム長で、俺がベルトを獲らないと今のジムは始まらないと思っているんですよね。俺がベルトを獲って後輩たちが『やった! 文也くんがベルトを獲った!』や『自分たちのジム長がチャンピオンなんだ!』と思ってもらって、自分たちの練習が間違いではなかったと証明したいっす。俺はSNSではすげえ遊んでいる遊び人だと思われていますけど、練習はしっかりやっていて後輩たちには『俺についてこい!』って言っています。それを言っている以上、俺たちの練習が間違っていなかったことを証明したい。そのためには結果が必要なんで、必ず俺がKrushのチャンピオンになりますよ」

「Krush.78」佐々木vs谷山の-63kgタイトル戦は汚名返上の舞台

2017.08.03 Vol.Web Original

「Krush.78」(8月6日、東京・後楽園ホール)で開催される「Krush -63kgタイトルマッチ」で対戦する王者・佐々木大蔵と挑戦者・谷山俊樹。対戦を前に2人の声が届いた。

佐々木「ベルトを防衛してK-1の舞台にもう一度リベンジしたい」
――2月の初代K-1ライト級王座決定トーナメントでは1回戦でウェイ・ルイに敗れてしまいましたが、あの試合でどんなことを感じましたか?
「K-1という大きな舞台で、いつもより体重も500g軽かったりして、自分にとっては収穫があった大会でした。本来の力が出せなかったと言ってしまえば言い訳にしか過ぎないのですが、ウェイ・ルイ選手が優勝してくれたことがせめてもの救いだったかなと思います(苦笑)。今はウェイ・ルイ選手との再戦を目標にして、しっかりリベンジできるようにトレーニングを積んでいます」

――佐々木選手もウェイ・ルイに負けるまでは連勝していましたが、実力を出せなかったという反省点があったのですか?
「自分自身、連勝していてどこか浮かれていた部分もあったのかなと思います。あそこでウェイ・ルイ選手に負けて、より一層、気を引き締めないといけないと思いましたね」

――改めて自分は世界のトップと戦って勝っていくことが目標だと感じましたか?
「そうですね。Krush-63kgのベルトを獲って、どこかでちょっと満足していた自分もいたのかなと思います。現状に満足せずにまだまだと思っている選手のほうが強くなっていくと思うし、自分もKrush-63kgのベルトを獲った時に、それを実感していたので、その想いを込めて試合をしていけたらと思います」

――2月の試合を終えてからは、どんなことを意識してトレーニングしてきましたか?
「力がどうとか技術がどうとかではなく、一番は気持ちの部分かなと思っています。日々の練習で培った自信など、どこか欠けていた部分があったと思うので、2月のK-1での敗戦を毎日忘れずに練習を続けています」

――そして6月の中国遠征を挟んで、2度目の防衛戦が決まりました。対戦相手は谷山俊樹選手に決まりましたが、挑戦者が谷山選手に決まったと聞いた時はどんな心境でしたか?
「特別に何かを想うことはなかったですね。誰が相手でもKrush-63kgのベルトは自分のベルトだと思うし、久々のKrush参戦でタイトルに挑戦する谷山選手には絶対にベルトは渡したくないです。僕は8月6日に試合をして、Krush-63kgのベルトを持って帰るだけなので、相手が谷山選手に決まりましたけど、ただ戦って勝って防衛するだけです」

――谷山選手も初代K-1ライト級王座決定トーナメントに出場していましたが、いつかは戦う相手だと意識していましたか?
「意識はしていました。トーナメントでウェイ・ルイ選手に勝っていたら、準決勝では谷山選手とクリスチャン・スペトゥク選手の勝者と戦うことになっていたので、谷山選手と戦うことも想像しながら練習を積んでいたつもりです。その対戦のタイミングが今回の防衛戦になったのかなと思います」

――昨年10月の初防衛戦(岩崎悠斗に判定勝ち)では王者としての強さを証明してベルトを防衛しましたが、今回の防衛戦ではどんな試合にしたいですか?

「2度目の防衛戦の前にK-1で悔しい敗戦を喫して気付いたこともあったので、良かったのかなと思います。今はこのKrush-63kgのベルトを防衛するためだけにトレーニングを積んでいるので、しっかりKrush-63kgのベルトを防衛します。そしてK-1の舞台にもう一度リベンジしたいと思います」

――今回のタイトルマッチは初代K-1ライト級王座決定トーナメント1回戦で敗れた選手同士の対戦ということで、ファンの人からは厳しい目で見られる部分もあると思います。それについてはいかがでしょうか?
「周りの目は周りの目でいいと思うし、僕はしっかり防衛して、次につなげるだけです。そういった厳しい目は気にしないし、むしろ厳しい目を糧に練習にも取り組めているので、より気合が入っています。こういう試合が組まれるからこそKrushだと思うし、だからこそ緊張感のあるタイトルマッチにしたい。今回はチャンピオンとして、ただ勝つだけでなくKOを見せたいです」

――最後にファンの皆さんにメッセージを。
「このKrush-63kgのベルトは僕のものです。必ず勝利してこのベルトを持ち帰りたいと思います。期待していてください」

10・1「Krush.81」小澤と西京がタイトルマッチで再戦

2017.07.18 Vol.694

「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードが18日発表された。王者・小澤海斗に西京春馬が挑戦する「Krush-58kgタイトルマッチ」が行われる。小澤は3度目の防衛戦となる。

 2人は6月に行われたK-1さいたま大会でフェザー級スーパーファイトで対戦。このときは西京が2Rにダウンを奪い判定勝ちしている。

 K-1のリングでとはいえKrush王者として赤っ恥をかかされた小澤は即座にタイトルマッチでのリベンジマッチを要望。今回の決定に至ったという。

 この日行われた会見で小澤は「前回はモチベーションが上がらなかったが、今回はモチベーションの塊なので、マジでやります。あと2カ月ちょっと、こいつのことだけ考えて過ごしたい」、西京は「前回勝ったが、満足できるような試合ではなかった。今回はタイトルマッチということでKOを狙いに行きます」とともに早くも臨戦態勢。

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