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寧仁太・アリが元王者・山際和希を破りウェルター級のトップ戦線に躍り出る【Krush.126】

2021.06.26 Vol.Web Original

3-0の判定勝ち

「Krush.126」(6月25日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)が元Krushウェルター級王者の山際和希(谷山ジム)に3-0の判定勝ちを収めた。

 Krushウェルター級は第6代王者の木村“フィリップ”ミノルがK-1王座に就いたことから王座を返上。第7代王座決定トーナメントが行われ山際が制したものの、初防衛戦で加藤虎於奈に敗れ王座陥落。その加藤も初防衛戦で松岡力に敗れ王座を明け渡すなど、混迷。寧仁太は元王者からの勝利でプロ戦績を5戦5勝(4KO)とし、一気にKrushウェルター級のトップ戦線に躍り出た。

 試合は1R序盤から寧仁太が重い右ロー、ミドルで山際を下がらせる。山際もローで反撃し、距離を詰めて右フック。中盤には右ミドルで寧仁太をコーナーに下がらせる。

王者・新美「どんな手を使ってでも勝ちにいく」、挑戦者・岡嶋「気持ちは絶対に折れない。自分なら勝てる」【Krush.126】

2021.06.24 Vol.Web Original

新美が2度目の防衛戦&リベンジマッチ

「Krush.126」(6月25日、東京・後楽園ホール)の前日計量が6月24日、東京都内で開催された。メインイベントのKrushフェザー級タイトルマッチで対戦する王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)と挑戦者の岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)はともに1回で規定体重をクリアした。

 2人は昨年7月に対戦し、岡嶋が判定勝ちを収めている。新美はこの敗戦後、ファイトスタイルをチェンジ。ノンストップでパンチとキックを繰り出すそのスタイルで昨年9月からスタートした「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」を制した。今年2月には斗麗を相手に初防衛を果たし、今回が早くも2度目の防衛戦となる。

 岡嶋は新美に勝利後、同じくトーナメントに出場し、1回戦で林京平にKO勝ちを収めプロデビューから5連勝を飾るも、準決勝ではトーナメント決勝で新美と延長にもつれ込む接戦を演じた森坂陸にKO負け。今回は新美戦の勝利が評価され、再起戦にして初のタイトル挑戦となる。

チャン・リーが新鋭・紗依茄に2-1の判定勝ち。女子アトム級で復活の狼煙【Krush-EX】

2021.06.06 Vol.Web Original

菅原、優、MOE、NOZOMIに敗れ崖っぷち

「Krush-EX 2021 vol.3」(6月5日、東京・GENスポーツパレス)のセミファイナルで行われた女子アトム級の一戦でチャン・リー(K-1ジム五反田チームキングス)が2-1の判定で紗依茄(月心会チーム侍)を破り、復活の狼煙を上げた。

 現在、K-1ジャパングループの女子アトム級は昨年行われた「第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント」を制覇した菅原美優がKrush王座に君臨。トーナメントでは優、MOEを破り、今年3月の「K’FESTA.4 Day.1」では新鋭のNOZOMIを返り討ちにし、その座を盤石にした。5月30日のK-1横浜大会でMIOに敗れたものの、ことKrushにおいては他の追随を許さない。

 リーは2019年に菅原と優に判定負け。王座決定トーナメントでは準決勝でMOEに判定負け。今年2月にはNOZOMIにも判定で敗れた。いずれも紙一重の差ではあったが負けは負け。「K-1の舞台に立つ」という目標のためにはこれ以上、新世代の踏み台になるわけにはいかない。

メインで羽鳥仁が2RKO勝ちし「もっと上を目指す」。敗れた梨緒弥は3連続KO負け【Krush-EX】

2021.06.06 Vol.Web Original

「K-1カレッジ2019」決勝で敗れた梨緒弥にリベンジ

「Krush-EX 2021 vol.3」(6月5日、東京・GENスポーツパレス)のメインで行われたライト級の一戦で羽鳥仁(TEAM BIRD)が梨緒弥(若獅子会館 MATSUBARA)に2R2分21秒でKO勝ちを収めた。

 羽鳥は「K-1カレッジ2019」の-65kg級の決勝で梨緒弥に敗れており、2年越しでリベンジを果たした形となった。

 梨緒弥は2019年にK-1ジャパングループに初参戦を果たすと2連勝。昨年9月には地元の大阪で開催されたK-1への出場を果たしたが、永井卓海にKO負け。今年2月には「Krush-EX 2021 vol.1」のメインを任されたものの、ここでもKO負けと2連敗中。復活を期しての試合だった。

ダークホースの堀井翼が「ベルトがかかっているから悪ふざけなし」と王座奪取へ本気モード【Krush.127】

2021.06.03 Vol.Web Original

「第6代rushライト級王座決定トーナメント」開催

「Krush.127」(7月24日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カード発表会見が6月3日、東京都内で開催された。

 K-1ライト級王者となったゴンナパー・ウィラサクレックが返上したライト級王座を争う「第6代rushライト級王座決定トーナメント」の1回戦4試合が行われることが発表された。今大会で1回戦を行い、勝ち上がった4選手によるワンデイトーナメントが9月大会で行われる。

 1回戦の組み合わせは(1)堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)vs 南雲大輝(八光流柔術総本部)、(2)瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)vs 昇也(士魂村上塾)、(3)里見柚己(team NOVA)vs 川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)、(4)東本央貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 弘輝(team ALL-WIN)。1と2、3と4の勝者が準決勝を戦う。

 この8人の中では瓦田は2018年に判定で敗れた東本に今年3月の「K’FESTA.4 Day.1」でカットによるドクターストップでTKO勝ち、昨年7月には里見に判定勝ち、2019年3月には川﨑に判定負けという戦績。東本は川﨑とは1勝1敗、南雲にはKO勝ちを収めている。里見は昨年、南雲にKO勝ち、今年、堀井に判定勝ち。そして堀井は南雲に昨年6月、反則勝ちを収めている。

 堀井と南雲の反則決着については南雲のキックが3度金的に入ってしまい、堀井が戦闘不能になってしまってのもの。すぐに再戦が組まれたのだが、今度は堀井のケガで実現せずで、2人にとっては1年越しの決着戦となる。

王座防衛の佐々木大蔵「好きな格闘技に常に触れられているのがモチベーション」【Krush】

2021.05.31 Vol.Web Original

平山迅を相手に2度目の防衛に成功

「Krush.125」(5月30日、東京・後楽園ホール)に一夜明け会見が5月31日、東京都内で開催された。

 メインイベントで平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を相手にKrushスーパー・ライト級王座の2度目の防衛し成功した佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が試合を振り返った。

 佐々木は「ベルトを防衛するという意識はなかった。平山選手に勝つことだけを考えて、後は自分のやるべきことを考えながら、試合を進めていたつもり。結果として防衛できて、平山選手に勝つことができた。今後、平山選手の思いも自分に課して、どんどん高みを目指していこうと思っている」と語った。

 今回も盤石の試合運びを見せた佐々木は「映像で見ても、“ここはこうしたらよかったな”とか、試合中は冷静に戦えていたので、自分のやりたいように、下書きに色付けするように進行できた」と話す。

 試合では佐々木のミドルキックが面白いように平山を捕らえ、勝利の大きなポイントとなった。「1発入って、直感的にどんどん入るかなというものがあったので、体が反応した」と話すが、序盤はそれほど数は打たず。これについては「平山選手の圧。出すに出せない場面もあった。好きにさせてもらえなかったのは平山選手の強さでもあった。互いに手を出していないときでも駆け引きはあった。目に見えない部分でお互いに感じていたと思う」と対戦した者にしか分からない平山の強さを解説した。

MIOが最近のキャラ変に「元がこういう性格。昔はいい子ちゃんぶっていた」【K-1】

2021.05.31 Vol.Web Original

「もっとアグレッシブな試合展開を見せたかった」と反省

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」(5月30日、神奈川・横浜武道館)の一夜明け会見が5月31日、東京都内で開催された。

 女子アトム級のスーパーファイトで菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を破ったMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がカード発表から試合内容まで、菅原との一連の“抗争”の一端を振り返った。

 試合はともに決め手を欠き2-0の判定でMIOの勝利だったのだが「もっとアグレッシブな試合展開を見せたかった。Krush王者の強さを実感できた試合になった」と試合内容を反省。しかし「以前のファイトスタイルからK-1に対応できるスタイルに変えているので、それがいい形になってきているのかなと思う。試合もこれで3戦させてもらったので、試合勘も戻ってきた。もっと自分らしい戦い方を見せられるんじゃないかと思っている」と次回へ向けての手応えは感じている様子。

 カード発表会見から試合前までSNS等を通じやりあった2人。前日会見で菅原がそのやりとりについて「怖いなと思っています」と漏らすなど前哨戦でも優位に立っていたMIOだが、ファイターの菅原については「あの華奢な体からのすごいパワーのある前蹴りやローキックはやっぱりいい武器だと思いました。近い将来、また戦うだろうなと試合が終わった瞬間にも思いました。油断はできないと思っている」と評価。

トーナメント覇者の黒田斗真「バンタム級を引っ張って世界一になる」【K-1】

2021.05.31 Vol.Web Original

「壊れてもいいくらいの覚悟だった。無事に帰れてホッとしている」

「バンタム級日本最強決定トーナメント」で圧倒的な強さで優勝した黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)が「バンタム級を引っ張る存在になって世界一になる」と世界王座奪取を誓った。

 トーナメントは1回戦で池田幸司(ReBORN経堂)から2度のダウンを奪いKO勝ち、準決勝の松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)戦は判定勝ちだったものの、ここでも2つのダウンを奪う圧勝。決勝ではKrushの同級王者・壬生狼一輝(力道場静岡)を開始わずか31秒、左ストレートでKOした。

 黒田は「優勝できたことは率直にうれしい気持ち。今回の試合は壊れてもいいくらいの覚悟で挑んでいたので、無事に帰れてホッとしている」と並々ならぬ決意で臨んでいたことを明かした。

 試合については「1回戦の池田選手はすごいパワーもテクニックもあって、やりにくかったが、その中でもスキをみつけて倒すことができて良かった。準決勝の松本選手はダウンを取ってもずっと目が死んでいなかったので、すごく気持ちが強い選手だなと改めて思った。決勝の壬生狼選手は僕が一番やりたかった選手。現Krush王者でもあるので、覚悟を持ってきていると思うので、そう簡単には倒せないだろうなと思っていたが、最後まで自分を信じて、しっかり倒してメインを締めることができて良かった」と振り返った。

佐々木大蔵が平山に判定勝ちで2度目の防衛。「一人一人思いやりを持って日々過ごしていきましょう」とメッセージ【Krush】

2021.05.31 Vol.Web Original

試合後、コロナ禍の中、暮らすすべての人たちへメッセージ

「Krush.125」(5月30日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ」で王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が平山迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)を判定で破り2度目の防衛に成功した。

 試合は1Rから佐々木がローキック、ジャブで平山の前進を牽制し右ストレートをヒット。佐々木はスイッチを繰り返し左右のロー、インロー、ミドルと蹴り分ける。平山も右ロー、そしてワンツーのストレート。佐々木もワンツーから左ミドルにつなぐ。

 2Rになると平山が圧力をかけパンチを放っていくが、佐々木は右ロー、左ミドル、そして左ジャブで平山の勢いを止める。平山の右ストレートはバックステップで回避。そして前蹴りを平山の顔面に打ち込んでいく。そして右ストレート、左ミドルの連打で平山を翻弄。

王者・佐々木「とても楽しみ。その一言に尽きる」、平山「間違いなく勝つ」【Krush.125】

2021.05.29 Vol.Web Original

メインでスーパー・ライト級王座をかけて対戦

「Krush.125」(5月30日、東京・後楽園ホール)の前日計量が5月29日、東京都内で開催された。

 メインイベントで行われる「Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ」に出場する王者・佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と挑戦者・平山 迅(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)はともに規定体重をクリアした。

 計量後に行われた会見で平山は「今は平常心。調子もよくて、明日リングに上がる時にピークを迎えて試合に臨みたい。しっかり準備してきた」「タイトル戦やから気合が入るとかはない。相手が実績のある佐々木選手ということで。勝てばベルトがついてくるという感じ。自分は一戦一戦かなり気合が入っているほう。タイトルマッチだからといって気合が入るとかではなく、常に気合が入っている」と翌日のタイトル戦に向けて秘めた闘志を燃やした。

 佐々木は「とても楽しみ。その一言に尽きる思い」と語ったうえで、こちらも「タイトルマッチだからどう準備してくるとかいうことではなく、平山選手という相手が決まってから、常にそこを考えながら、そして自分を高めながらやってきた。自分流に言うと“下書き準備”が最大限できたかなという思いがある。明日はそこに色付けしていきたい」とこちらも平常心で試合に臨む。

菅原美優の「怖い」にMIO「かわいらしい子なのでいじめたくなった」【K-1】

2021.05.29 Vol.Web Original

K-1の女子アトム級の今後を左右する一戦

「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント~」(5月30日、神奈川・横浜武道館)の前日計量が5月29日、東京都内で開催された。

 第13試合で女子アトム級のスーパーファイトで対戦するMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)はともに1回で規定体重をクリアした。

 MIOはシュートボクシング(SB)の元日本ミニマム級王者。昨年9月の大阪大会でK-1初参戦を果たしたものの高梨knuckle美穂に判定負け。捲土重来を期した今年3月の「K’FESTA.4」では山田真子にダウンを奪ったうえでの判定勝ちでK-1初勝利を挙げた。高梨戦ではK-1ルールにアジャストできず、また高梨に「フィジカルからやり直してこい」と辛らつな言葉を投げられたのだが、前戦で一発回答。一気にK-1女子アトム級のトップ戦線に名乗りを挙げた。

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