『コララインとボタンの魔女』のスタジオライカが、不思議な力渦巻く古き日本の世界を舞台に、一人の少年の壮大な旅を描くストップモーションアニメ。今年のアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞をはじめ、アニメ映画界のアカデミー賞と称されるアニー賞など、全世界の映画賞で絶賛された話題作。新海誠監督をはじめ日本の映画人や文化人からも絶賛コメントが相次いでいる注目作だ。
人形を一コマずつ動かして撮影し映像を作っていくストップモーションアニメ。その中でも最高の技術と表現力を誇るスタジオライカが、情感あふれる日本の風景や風習が丁寧に織り込まれた“旅絵巻”は全編、息をのむ美しさ。映像の美しさに込められた膨大な作業と世界最高峰の技術にも圧倒されるが、何よりそこにつづられる主人公クボの成長、そして絆の物語に、世代を超えて心揺さぶられるはず。
監督は、黒澤明や宮崎駿を敬愛する大の日本マニアで、次回作に『トランスフォーマー』のスピンオフ『バンブルビー』も控える気鋭監督トラヴィス・ナイト。ボイスキャストに、シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズ、ルーニー・マーラといった映画賞常連の豪華俳優陣が集結しているのも見どころ。日本語吹き替え版では矢島晶子、田中敦子といったトップ声優に加えピエール瀧、川栄李奈、小林幸子らが集結。