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イギリス人コメディアンBJ Foxが振り返る2018年ニッポンのニュース〈スポーツ編〉

2018.12.19 Vol.Web Original



 脱サラをし日本でコメディアンとして活躍するBJ Fox。2018年の日本の話題のなかでは、母国イギリスでも大盛り上がりのサッカーと、イギリスではあまり盛り上がらない冬季五輪が印象的だったとのこと。


「ワールドカップの日本の素晴らしい負け方が印象的でした! いや、これは本当に(笑)。僕としてはポーランド戦での時間稼ぎは素直に称えたいと思いました。普段の国内リーグなどではまた別だけど、ワールドカップという世界的な大会で1勝するためになりふり構わず、やれることをすべてやった。サムライブルーの思いがすごく伝わってきましたね。それにベルギー戦では最終的に負けたけど、気持ち的には勝っていたのが良かった。イングランドは準決勝まで行ったけど試合のプレッシャーに耐えられずに、悔しい負けだった。それに比べて日本の試合は負けるときも誇り高く散るサムライスピリッツそのものという感じだった。前回の大会から比べたら内容も素晴らしかったし、大会直前に監督交代とかいろんな不安要素もあったでしょう。たぶんほとんどの人が、日本がここまで健闘するなんて思っていなかったんじゃないかな。それはイングランドも同じでした。世界一の金持ちリーグがあるのにイングランドってなぜか国際大会だとすぐ負ける(笑)。だからみんな期待していなかったのに準決勝まで進んだものだからイングランドでもすごい盛り上がりでした」


 ちなみにイギリス人が嫌うプレーとは?
「ダイブ。蹴られたフリをして転がるプレーは嫌われます。ネイマールがよくやるヤツですね(笑)。イギリス人が選手に求めるものは、あきらめずに立ち向かっていく気持ちなんです。騙しとか、ごまかしとか人をおちょくるとか…要するにネイマールがよくやってるようなことは嫌われます(笑)。だから多くのイギリス人が好きな日本人選手というと、やはり岡崎慎司選手。突出した才能があるわけでもなくカッコよくも無く、ただ頑張りだけでリーグの優勝メンバーとなった。彼のゴールって、足で蹴るというより体全体でボールをゴールに押し込むような感じで、全身全霊でゴールするみたいな熱さを感じるんです。あれは僕だけじゃなく多くのイギリス人が好きな姿。これまでで一番、好感度が高い日本人選手なんじゃないかな。あ、あと中村俊輔選手。スコットランドの選手に“子供のころにあこがれた選手は?”と聞くと中村俊輔の名前をあげる人はすごく多いです。ちなみに僕が一番好きなチームは稲本潤一選手もいたフラム。選手個人だと、一番好きなのはハリー・ケイン。彼も岡崎選手と近いタイプで、男性美容品のCMには出られないけど(笑)、ガッツがあってチーム愛が強い人です」

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