2020年は新たなアミューズメントやエンターテインメント施設のオープンも続々予定されている。まず、4月25日に有明でグランドオープンとなるのが、世界最大の屋内型ミニチュア・テーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO(スモールワールズTOKYO)」(写真左)だ。「もうひとつの世界に行こう」をコンセプトに、総面積8000平米の施設に広がる驚くほど精巧に作り込まれた動くミニチュアの世界観は、思わず童心に返って夢中になってしまうこと請け合い。メインフロアとなる「スモールワールズ」は「関西空港エリア」、「スペースセンターエリア」、「世界の街エリア」、「美少女戦士セーラームーンエリア」、「エヴァンゲリオン 第3新東京市エリア」、「エヴァンゲリオン 格納庫エリア」、「東京エリア(仮)」の7つのエリアで構成。飛行機の離着陸やスペースシャトルの打ち上げ、エヴァンゲリオン初号機の射出なども忠実に再現されている。また、見るだけでなく参加できることも特長で、3Dスキャンを使って自分自身のフィギュアを作成し、各エリアに住むことができる「住民権付きフィギュア・プログラム」も順次発売。オフィシャルパートナーとして実際の企業の参加も次々と決定し、街頭ビジョンやアドボードに登場するなど、アニメで描かれた街や本物さながらの仮想世界と現実が入り混じった非日常空間は、日々の生活に疲れている人ほど心癒されそう。
PARCO劇場 タグーの記事一覧
宮沢氷魚、渡辺謙に「本丸の謙さんとご一緒できて光栄」PARCO劇場お披露目
渋谷のPARCO劇場にて15日、「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」が行われ、3月13日から上演される全14作品のオープニング・シリーズのクリエーターやキャストが顔を揃えた。渋谷PARCO建て替えのため2016年に休館し、約3年半の建て替え工事および準備期間を経て、いよいよ新生PARCO劇場の幕が上がる。司会は藤井隆が務め、手元のカンペには三谷幸喜から「令和の高橋圭三を目指してください」と激励のメッセージが贈られた。
「今日はPARCO劇場側の人間」という藤井から「井上、お願いします」となぜか呼び捨てで紹介され、パルコの井上肇執行役エンタテインメント事業部担当は「PARCO劇場は以前に比べて客席数が増え、舞台も大きく広くなりました。設備が新しくなり、楽屋も充実している。このような新しい器に魂を込めるためには、素晴らしいスタッフ・キャストによる作品の上演に加え、たくさんのお客様にいらしていただいて成り立つもの。今後も新しいPARCO劇場にご来場いただき、ご贔屓いただけるようよろしくお願いいたします」と挨拶。
グランドオープンの新生「渋谷PARCO」はカルチャー&エンタメもすごい!
3年余りの休業期間を経て、11月22日にいよいよグランドオープンした「渋谷PARCO」。新生「渋谷PARCO」のパルコらしさを感じられる場所をキーワードで見ていこう。
〈ENTERTAINMENNT〉
館内にはミュージアムだけでなく「PARCO劇場」(8F)、ミニシアター「WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)」(8F)、吉祥寺より移転のミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO(クアトロラボ)」(B1F)、コラボレーションカフェ「TOKYO PARADE goods&cafe」(6F)などエンターテインメント施設が充実。
中でもパルコ文化発信の核と位置づける「PARCO劇場」は客席数を旧劇場の458席から636席に増やし、舞台空間も大きく拡張する。グランドオープンは2020年3月13日だが、こけら落とし公演として2020年1月24日から旧劇場時代より最もチケットの取りにくい公演といわれる「志の輔らくご 〜PARCO劇場 こけら落とし〜」、2月から朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ 〜こけら落としスペシャル〜」。オープニング・シリーズでは1985年に上演された伝説的作品「ピサロ」がウィル・タケット演出、渡辺謙主演で35年ぶりに上演される。
【区長に聞く】いずれは代々木公園にスタジアムも!? 渋谷区・長谷部区長に聞く、変化し続けることを恐れない渋谷区
変化し続ける街、渋谷。今秋には、新スポット「渋谷スクランブルスクエア」(東棟)が開業するだけでなく、改装中のPARCOもリニューアルオープン。渋谷区はどんな未来を描くのか——。長谷部健渋谷区長に話を伺った。
長澤まさみと斉藤由貴の二人芝居 稽古場では三谷幸喜がカップヌードル係!?
三谷幸喜作・演出の長澤まさみと斉藤由貴による二人芝居『紫式部ダイアリー』の初日開幕直前会見と公開ゲネプロが31日、渋谷のPARCO劇場で行われた。
これまでPARCO劇場では海外の芸術家を主人公に作品を描いてきた三谷が、今回は平安時代の女流作家である紫式部と清少納言を取り上げ、「作家」を題材として書き上げた。
作品について三谷は「いつか自分に近い登場人物の話を作りたいと思っていた。そのとおりにやると生々しくなりすぎてしまうので、主人公を女性にしたことによって、一番自分を投影した作品になった。今の僕は清少納言に重なるところがあるし、若いころの自分は紫式部に重なる部分がある気がしています」と語る。そして「この2人にあてて書いたので、この2人じゃないと成立しない作品」とも。
物語の舞台は、とある文学賞選考会の前夜のバー。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの若手作家・紫式部と『枕草子』がベストセラーとなりエッセイストとして確固たる地位を築いた清少納言がお酒を酌み交わしながらオンナの戦いを繰り広げる。
時代を現代に置き換え、2人の仕事を持つ女性の、それもベテランと新進気鋭の2人の女性の物語になっている。