海外挑戦へ試金石となる一戦
「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)の前々日会見が19日、都内で開催された。
昨年大晦日に自らの計量の失敗で試合が中止となり、復帰戦となるRENAが「順調にいきすぎて逆に怖いというか。ケガもなくいい感じに持ってこれた」と今回は順調な仕上がりであることをアピールした。
そして「年末は私のせいで対戦が流れてしまって皆さんに迷惑をかけてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだが、オファーを頂き、サマンサ選手が受けてくれたことにも感謝したい。12月からの4カ月は成長できた4カ月。前回よりはるかに強くなっているので、そこを見せられたら」と話した。
この4カ月については「このまま辞めるわけにはいかないという気持ちが強くて、1週間前にオファーが来ても大丈夫なように体づくりをしてきた。こんなに早くオファーをもらえるとは思っていなかったが、それに対応できる練習は常にしていたので、平成のうちにこういう試合を組んでくれて感謝している」とし、今回の試合のテーマを問われると「謝罪と感謝が入り混じっている。すべてを出し切りたいと思っている」と答えた。
2度続けてやってしまったら…というプレッシャーの中での調整だったかと思いきや「次にしたら即引退だと思っているので、早め早めに油断なくやっていたので心配はなかった。今はこれが適正体重なのかと思うくらい体調がいい」といざ体を動かし始めた時点では前向きな気持ちで練習に臨めていたよう。
51kgでの戦いについては「去年の7月のGirls S-cupで51kgで試合をした時にパワーの差を感じて階級を上げることを踏みとどまった。あれから時も経って、私自身、体が大きくなってきたので、今回それを試せる機会だと思っている」と話した。階級を上げるとなると海外への挑戦も見えてくるが、それについては「夢の一つではあります。できたらいいなという段階。本格的な52.2kgになるにはまだ足りない部分が多いので51kgで何戦かしてから」と話した。そうなるとまだしばらくその雄姿を見られることになりそうなのだが、現役生活については「“まだまだ”なのか“まだ”なのかは分からないが今回で辞めるつもりはない(笑)」と笑顔を見せた。