こんにちは、黒田勇樹です。
三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースVol.4「偽野球虚甲子園~にせやきゅううつろこうしえん~」の稽古が本格的に始まりました。
6月5日の初日まで、楽しくもあり、苦しくもありの約2週間となりそうです。まあ初日が明けてからも細かい演出の変更なんかがあるので、始まってからもそういう時間は続くんですけど、それもまた楽しいんですよね。
ご興味を持たれた方はぜひ。
そして今回の鑑賞記は特別版です。いや新境地? とにかくご覧ください。
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action or later. Please see Debugging in WordPress for more information. (This message was added in version 6.7.0.) in /home/newthl/www/tokyoheadline/wp-includes/functions.php on line 6114こんにちは、黒田勇樹です。
三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースVol.4「偽野球虚甲子園~にせやきゅううつろこうしえん~」の稽古が本格的に始まりました。
6月5日の初日まで、楽しくもあり、苦しくもありの約2週間となりそうです。まあ初日が明けてからも細かい演出の変更なんかがあるので、始まってからもそういう時間は続くんですけど、それもまた楽しいんですよね。
ご興味を持たれた方はぜひ。
そして今回の鑑賞記は特別版です。いや新境地? とにかくご覧ください。
アダルトエンターテインメントグループのソフト・オン・デマンド(SOD)が秋葉原に立ち飲み居酒屋「女子社員酒場」をオープンしたのが昨年5月。随分と盛り上がっているという噂を聞き、昨年末には本紙記者も足を運び実際に体験したのだが、それは噂を超えた世界だった。そのへんは前回のリポート( https://www.tokyoheadline.com/431907/ )をご参照のこと。
そのときは「やるな! SOD」と感心。水商売ゆえに浮き沈みもあるだろうが、ぜひとも長く続いてほしいと思ったのだが、よもや1年後に新中野に2号店ができるとは…。
ということでオープン日の5月2日に行われたメディア向けのレセプションに行ってきました。あくまで取材で。
GIRL’S CH主催のイベント「イケメンフェスティバル2019」について、もう少し。
イベント本編の様子はこちらから
http://www.tokyoheadline.com/443950/
GIRL’S CHでは毎月、新作を購入した方を対象にしたイベントを開催しています。
対象作品を購入しさえすれば参加費用はかからないのですが、それでも作品の代金が1作品3,000円前後はします。
イケメンフェスティバルではそのハードルをぐっとさげて、入場料を1,280円(早割だと980円)にしており、普段よりも参加しやすいイベントだったのではないでしょうか?
今回のイベントは、女性向けのAV・アダルトグッズ・風俗の3つにスポットライトをあてたのですが、あえて「女性向け」についての説明は一切排除しました。
参加される方によっては、すごく不親切に感じられた方もいらっしゃったかもしれません。
でも今回はあえて、そういう作りにしてみました。
以前もこの連載で書いたのですが、「女性向け」についての説明をしだすと、それだけでイベントが終わってしまうと思うんですよ。
(ちなみに、その時の記事はこちら。 http://www.tokyoheadline.com/437564/ )
今回は風俗を大々的に取り上げることが初めてだったので、当初の構成では「女性向け風俗ってどんなことができるの?」ということを説明するコーナーを入れたりしていたのですが……やめました。
女性向け風俗の店舗の方と話していても、それぞれの考える「女性向け」だったり「風俗」のイメージが全然違うんです。
その中であえて定義することは、その定義通りのお店は「女性向けである」、それに外れたお店は「女性向けでない」と言われかねません。
実はこれ、GIRL’S CHもずっと言われてきていることなのです。
女性向けAVとは、ドラマものでイケメン男優が出ていて描写はソフトである、という誰が決めたかわからない女性向けAVの定義。
でもGIRL’S CHのAVはその定義から外れたものもたくさんあります。
そして定義から外れたものでも、支持してくれるお客様が多くいらっしゃいます。
AVも、アダルトグッズも、風俗も、定義に沿っているかどうかで判断されてしまっては、みんなが損をしてしまいますよね。
作り手にとっては、その作品やサービスはウケないと判断してしまうかもしれません。
お客様にとっても、好きな作品を堂々と好きだと言いづらい環境は嫌なはずです。
だから、「女性向け」という定義にとらわれず、「好きだから」楽しんでもらいたいと思って、こういうイベントにしてみました。
定義することより、いろいろな種類の楽しいことをたくさん提供していきたいというのが、GIRL’S CHのスタイルです。
これからもそんなたくさんの楽しみを作って、参加者それぞれが好きなように楽しめるようなイベントやサービスを展開していきたいと思っていますので、ぜひイベントにも遊びにきてください!
イケメンフェスティバル2020が、あるといいな~!!
アダルトエンターテインメントグループのソフトオンデマンド(SOD)がプロデュースする「女子社員酒場」の2号店「SyainBar SOD女子社員」が5月2日、東京・新中野にオープンした。
秋葉原にある「女子社員酒場」は立ち飲みスタイルだったのだが、「SyainBar」ではイスに座るスタイル。「ひょっとして キャバクラスタイル?」と思う人もいるかもしれないが、営業形態は「ガールズバー」。
店内には5つのU字型のテーブルがあり、女子社員がその中に立ち接客する。いわば1軒のお店の中に5つの小さなガールズバーがあるといったところ。アキバではフードメニューも簡単なものが多かったのだが、こちらはしっかりとキッチンを完備。SOD創始者の高橋がなり氏特製の「がなり直伝 48時間 塩辛の二夜漬け」といったスペシャルメニューも揃い、充実度を増している。
先日4月21日、「GIRL’S CH presents イケメンフェスティバル2019」を開催しました。
イケメンフェスティバル、通称イケフェスは、2017年に初めて開催してから今回2回目となるイベント。SOD本社を利用して、女性向けのエンターテインメントをちょっとずつ体験できる、まさに「エロ文化祭」的な内容です。
2017年の模様はこちら
設備的な問題もあり、今回は本社2・3階の2フロアのみの開催となりましたが、150名以上の女性客が訪れ、大きな賑わいとなりました。
前回大好評だった体験ブースは、今回も健在。
女性向け風俗店からは4店舗に出展いただきました。
「東京秘密基地」「萬天堂」「ホストロイド」ではそれぞれ個室のプライベート空間で10分間の施術を体験できたり、「SPA White」ではオープンなスペースでハンドマッサージやお話しなどに気軽に参加できるなど、ブースをまわることでそれぞれのお店の特徴を感じることができました。
働いている人の雰囲気が分かって、自分にあったお店を見つける手助けになったのではないでしょうか。
さて、今回は、前回の記事で私が一緒に時間を過ごした「ゆう」さんと、代表の御坊さんにお話を聞いてみました。
――今回利用にあたってサイトの注意事項を見てびっくりしたんですけど、すごくルールが細かい。男性向けの風俗だったら明言しないようなことも書かれてて、すごくデリケートにやられているんだなと感じました。
御坊「最低限のルールがあればいいかなと思ったので。通常言ったらわかるやろということも、ルールの隙間をかいくぐってやってしまうお客様もいます」
ゆう「告白というのも禁止にして、一線を越えないようにね。何回か会うと好きになったりしてしまう、ハマってしまうという人も少なくないです」
御坊「やっぱり初回より2回目に長い時間とるお客様が多いです。早ければ2、3回目かでお泊りコースとか。金額も高いから勇気が必要なコースですけどね」
ゆう「でもそれくらいハマるということはやっぱり、心と体のオアシスになってるということ。すごいと思います」
――お客様はどういう方が多いですか?
ゆう「私の場合は、もの静かな方が多いですね。言葉じゃなくてお手紙とかで思いを伝えてくれるような方とか」
御坊「全体的にはそういう層ばかりという感じではないんですが。ゆうさんの場合はやっぱり、永田カビ先生の本の影響ですね。この作品を見て、この店がいい、このキャストがいいというお客様が増えてきた」
ゆう「私の場合、年齢層でいうと20代後半から40代くらいまでの間が多いですね」
御坊「キャストによってお客様の年齢層はばらけますね」
ゆう「あとはいわゆる処女のお客様。男性経験、女性経験どちらも無いというお客様が増えましたね」
御坊「年末年始で募集したお客様アンケートでは、女性経験が0のお客様が7割でした」
お客さんにはどういった人が多いのか?
――セクシャリティの自認みたいなのでいうとどんな方が多いですか? 未経験ながらも女性の方に興味があるのか、そういう意識は特にないのか、とか……。
ゆう「割合では出せないですが……まず男性とも女性とも経験がなくて、ただ触れ合いたいとかぬくもりが欲しいというお客様。普通に結婚して子供がいて、旦那とそういうのがなくなってくる寂しいっていうお客様。あとは昔女性経験があって、歳を重ねてもう一度女性との性的な気持ちが湧き出てきたといって来るお客様。それと、結婚してなかったりずっと彼氏がいなかったり。あと、彼氏と別れたばかりでさみしいという方。結婚する前に経験しときたい、願望叶えてから結婚したいというお客様もいましたね。あ、あと鑑賞コースもあるんですけど、それはまた違った客層ですね。男女のカップルで予約して、彼女を気持ちよくさせてほしいというお客様とか」
――割と、特別「女性同士」ということに強い思いを抱いている人は少ないような印象ですね。どうしても女性じゃなきゃだめ、というような人は少ないんでしょうか?
ゆう「女性じゃなきゃダメって方もいますね。男性がダメ、とか」
御坊「レズヒアンじゃなきゃダメってお客様も」
ゆう「そういう場合は、キャストの過去の男性経験のことですら知りたくないっていう方も多いですね」
――ゆうさんは今現場監督もされてるそうですが、具体的にどういうことをされているんでしょうか?
御坊「新人が入ってきた時の講習ですね。それ以外でも、実際に現場で働いてみてこういう時どうしたらいいですか?っていうことの相談を受けてもらってる。僕にはわからないことなので」
ゆう「例えばデートでどんなことをしたらいいかとか、ホテル事情とか。ここはお風呂が大きいとかきれいとか、メンバーカードがあって使いやすいとか。悩み相談ももちろん受けます」
――話を聞いてると、本当に、利用客に合わせてオーダーメイドでやってるんだなっていう感じが強いです。男性キャストがくる女性向け風俗の場合、流れは決まっているというか。最初にこれがあって次これがあって……そういうのが、お店だったり男の子だったり、全部一緒なことが多いんですよね。カウンセリングシートで、最初にしたいことされたくないことを書いたり。
御坊「店のマニュアルにそういうのがあってそれに合わせて流れ作業みたいな感じですか? それはうちの店ではないですね、プレイのマニュアルはないです」
ゆう「基本的なルールはあります。お店に連絡を入れるとか、連絡先の交換禁止とか。でも接客については、意外と細かいようでないですよね。あとはキャスト同士でどうだったとかしゃべるくらい。キャスト自身の経験とお客様の要望を聞きながら一緒に作ってって。だからこそ、個人個人の良さがあると思います」
――例えばお客様がこうしてる間バスタオル出しておく、とかそういうのも?
ゆう「そんなんは無いですね。そこは基本で知ってることでしょ? みたいな」
御坊「ホテルによって置いてるものや数も違いますし」
ゆう「いっぱい話したいという方は、話す時間を長くとったり。あと、ビアンコースをとってるのに一切しないという方もいます。一緒に映画を見てお揃いのパジャマを着て過ごすとか。お客様それぞれの利用方法があると思います。やったことないことを一緒にやるとかね。海に行ったことないから一緒に行くとか、工場見学行ったりとか、苦手な食べ物を克服したりとか、お酒飲みたいお客様だったらその方にあわせてお相手させてもらうとかもあります」
10年やって変わったことと変わらないこと
――10年やっていて一番変わったことってなんですか?
ゆう「人間力ですかね。もともと人見知りしない明るい性格だったんですけど、いろんな人と接することで、やっぱりタフになりましたね」
御坊「筋肉ついたな」
ゆう「特に右手が(笑)」
――逆に変わらなかったことは?
ゆう「女性が好き。女性を喜ばせることが好き、ってことは変わらないですね」
――あと何年続けていきますか?
ゆう「それはわからないですね。ほんとは10年でやめようかと思ってました」
御坊「大阪万博までやな(笑)」
ゆう「2025年? 長っ!(笑)。元気な限り、あと本業が忙しくならないうちは続けたいですね。お客様からも、(わたしが)おらんようにならんでくれって言ってくださってるので」
女性同士だから分かる部分が大きい
今回こちらのお店を利用して、さらにお話しをお伺いして、スタンダードなお店ながらも非常に独創的だなと感じました。
ルールの表記や、伝言欄、当人にしかわからないブログの書き方などに、キャストとお客様を守るためのこだわりが強く表れているように思います。
それとともに、女性向け風俗について、男女キャストでの違いというのも大きく感じました。
インタビューの中でも書いた通り、男性キャストの場合は、マニュアル通りという印象が強いのですが、女性キャストの場合はオーダーメイド。
女性だからこそいろいろ察して対応する能力が高いということ、女性同士だから分かる部分が大きいということの両方が影響しているように思います。
そういった意味で、レズ風俗は女性にとって、性的な快楽だけでなく、コミュニケーション欲求を満たす役割を果たしている、重要にして特殊な業種なのかもしれません。
レズ風俗の利用料金は、決して安くありません。
今回私が利用したコースは、ホテル代等含めると4~5万円ほどかかります。
それでも、金額に見合った貴重な体験をさせてくれて、とても満足度が高かったです。
女性は大切にされなければならないし、そのためには、利用者にとっても働く側にとっても、金額は高くてもしかるべきだと感じました。
今後女性向け風俗には様々なサービスが増えることが予測されますが、利用者も運営側も、性的な欲求を満たす以上に、女性を大切に扱うことを重視したサービスになることを願っています。
総合アダルトエンターテインメントグループのSODグループの優れた作品、監督や女優を表彰する「SOD AWARD2019」が3月21日、都内ホテルで行われた。最優秀専属女優賞にはSOD女子社員からAV女優に転身した市川まさみが選ばれた。市川は「ノミネートだけでも嬉しかったのに、こうやって選んでいただけて混乱しています。ありがとうございます」と喜びのコメントをした。
前回までの、「レズ風俗で受けた衝撃」を確かめたくて、ついに関西の老舗店に乗り込むことにしました。
2007年に大阪にオープンした、キャストも利用者も女性同士の女性向け風俗「レズっ娘クラブ」、今回お邪魔したのはその姉妹店「ティアラ」です。
ティアラは永田カビ先生のコミック『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』に登場したことでも話題になりました。
女性のお客様なら、レズビアンの方はもちろん、ノンケであってもバイセクシャルであってもパートナーがいても、18歳以上なら利用ができます。
今回は、実際にお客さんとして利用してどんなことを感じるのか体験してみたくて、予約からしてみることに。
まず、こちらのお店のホームページには、注意事項がたくさん。テキスト量がとにかく多いのです。
「こんな人は利用して良いか?」「こんなことはできるのか?」ということから「禁止事項」まで。「初めての方へ」のページにはQ&Aが100個も!
「ルール違反があったらもう利用はできない」ということも書かれていたので、それらひとつひとつに目を通しました。
私はサイトの予約フォームより予約をしたのですが(予約は電話でも可能)、予約フォームには「キャストへの伝言」という項目が。
こちらのキャストさんは、キャスト個人のSNSはやっていません。最近では、男性向け女性向け問わず、風俗のキャストさんがTwitterなどで日常をつぶやいたり自撮りを載せたり、DMやリプライで交流する人が多いのですが、それがない。
指名するキャストさんに事前に要望や思いを伝える機会は、私たちにはこの「伝言」しかないのです。
今時、顔も性格もわからない人と、たった一度の伝言を通して何が伝えられるのでしょうか? そして、その一度の機会で何を伝えたらいいのか。
「これ以上書いたら引かれるかも」とか「当日はちょっと気が変わっているかも」とか、さんざん頭を悩ませた挙句、思いにしたため、勇気を出して送信ボタンを押しました。
こういう世界に慣れているほうの自分ですが、伝言を含めこの応募フォームの入力をするのに、たくさん脳内でシュミレーションをして、思いを膨らませていたので、珍しくボタンを押すことに緊張してしまいました。
それから1日もたたず、今回指名した「ゆう」さんのブログに更新が。
名前も詳細も書かれていないブログだけど、ああこれは私宛だ、と感じることができる、不思議なお礼ブログです。
私が悩んで書いた伝言を彼女が受け取ってくれた喜びに、当日まで何回も見返すことととなったのでした。
さて、今回私が体験したコースは、デートコース60分+ビアンコース120分。
その名の通りデートコースは二人で出かけるコースで、ビアンコースはホテル内でのプレイになります。
勝手に、背の高いボーイッシュでクールな女性をイメージしていたのですが、待ち合わせに現れたゆうさんは、明るくてよく笑う、関西弁のかわいい女性でした。
合流してからまずは飲食店へ。
今回のデートコースは60分だったので、軽くランチをしました。
初対面の女性と話すのが苦手な私ですが、ゆうさんは前から知っている同級生に会ったような感覚。
すっと同じ目線にあわせてくれて、でも警戒しない程度の近さを保ってくれたので、とても話しやすい方でした。
これまでの女性経験の話から、好きな食べ物の話、お酒の話など、質問もしてくれるし、私が話し出すとしっかり聞いてくれるので、60分間ですぐに打ち解けることができました。
ランチを食べ終わると、そのままホテルへ。
ホテルに入ってからは、お風呂の準備や部屋の調整をしてくれて、至れり尽くせり。
さっきまで同級生だったのが、なんでも世話をしてくれるお母さんのように。
その後のベッドではさらに雰囲気が変わり、いきなりエッチなお姉さんに。
さすがキャスト歴10年のベテラン、時間いっぱいを使って、翻弄させられました。
このお店では、時間内で最後の着替えや準備をしなければなりません。
15分前にアラームが鳴ったら、名残惜しいながらも終了し、準備をして部屋を出ます。
一緒にいたのは3時間でしたが、その中でいろんな顔を見せてくれたゆうさん。
友達と過ごす楽しい時間だったり、私が忘れていた親の愛だったり、情熱的な恋人になってくれたり。とても濃密な時間を過ごすことができました。
過去の、友達、家族、すべての人間関係に不安のある自分にとって、ゆうさんは私に欠けていた人間関係を補ってくれる役割を果たしてくれたように思います。
彼女が自分だけを見てくれるこの時間は、「自分という存在はもっと大切にされてもいいはずだ」ということを思い出させてくれる、かけがえのない時間になりました。
きっとそう感じるのは、私だけではないはずです。
そしてビアンコースでは存分に楽しませてくれるところもやはり魅力です。ただの癒しではない、楽しい時間を作ってくれるところが、10年もの間お客様に支持されているところだと思いました。
終わってからすぐ、「今日はありがとう」のブログが更新されました。
「予約ありがとう」と同じく、具体的なことは少ししか書いてないのに、二人にしかわからない秘密のブログ。
他の人のブログを見ても、何のことだかさっぱりわからないのに、自分宛だとこんなにもうれしいものかと。
予約と利用以外では一切キャストさんと連絡がとれないということに、利用前は物足りなさを感じてしまうのではないかと思っていたのですが……。
実際にはブログを通して、思い出やキャストさんとの秘密の関係を再確認できる良さがあります。ブログに書かれる、ということで日常と切り離すことができるのも良い部分だと思いました。
いかがでしたでしょうか。男性向けの風俗ではないような配慮、システムが導入されていると感じ、私にとっては改めて男性と女性の違いや、生きづらさについて考えさせられた出来事でした。
さて次回は、そんなゆうさんと、代表の御坊さんにインタビューさせていただきます。
前回、前々回と、レズ風俗に行った話を書きました。
前々回:http://www.tokyoheadline.com/434840/
前回:http://www.tokyoheadline.com/436319/
そんなレズ風俗界をけん引している、レズっ娘クラブさんの「レズっ娘東京電撃作戦」というイベントへ行ってきました。
イベント内容はSNSでの投稿禁止なので詳細はお伝えできないのですが、そこで感じたことを書かせていただこうと思います。
まず、このイベントは「レズビアン」「レズ風俗」というキーワードを、みんな理解しているという前提でスタートしていたのが、とてもよかったです。
女性向けAVもそうですが、こうしたイベントを開催するときや、記事を書くときは、まずは知らない人に向けて「〇〇とは何か」という前提を説明しなければならないことが多い。
でも、毎回その説明からスタートしていたら、全然話が進まないんですよね。
女性向けAVで言うと、いつまでも「実は女性にも性欲がありまして…」「女性向けAVがありまして、男性向けとはこう違っていて…」という説明から始めていては、全然GIRL’S CHの話までたどり着けないわけです。
話はそれますが、女性に性欲があることを知らない、または、性欲がないという考えって、どういう理屈なのでしょう?
だって、考えてみてくださいよ。
女性に性欲がなくて、性行為を行うとしたら、それってセックスがすべてレイプってことですよ。
(逆に、男性がすべてそういう思想でいるとしたら、性暴力がなくならないのもうなずけます。)
話を戻しまして。
私はいつもその「前提の説明」にもやっとしていました。
私たちが語りあうべき、考えるべきことは、もうその先にあるはずなんです。
どういう方法で性欲を満たせばいいのか、自分の性欲と社会生活との折り合いをどうつければいいのか、というような意見交換が全くできないままでは、話が何も進展しません。
コンテンツでいうと、女性向けAVのスタートは確かにドラマものでソフトな作品だったかもしれないけど、現在はドラマ以外の内容や、男性が責められている描写などのハードな作品もあり、細分化が進んでいます。
以前この連載でも書いたように(http://www.tokyoheadline.com/431908/)特にGIRL’S CHでは作品のハード志向という傾向も見られます。
大声で言いにくいことかもしれないけど、もっと発信していかなければ、女性の性産業のことは全然伝わっていかないし、私たちももっと踏み込んだ議論を意識しなければならないなと感じました。
もうひとつこのイベントを通して感じたのは、偏見との闘いについて。
同性愛は差別と闘っている、風俗やAV業界の人は偏見を持たれている。
という風に思われる方がいるかもしれませんね。
あくまで自分のケースですが、AV業界で働くことになんの負い目もないですし、世間からの偏見に打ち勝つぞ!という気持ちは全くありません。(偏見を感じる…つらい…という思いがそもそもないため)まあ私なんてただの会社員ですし。
まわりに言えなくて苦しんでいる人、理解されなくてつらい思いをしている人も当然いらっしゃると思います。
ただ、このイベントに出演されていたキャストさんたちは、自分の仕事や性を謳歌しているように、私には見えました。
これも先ほどの前提の話と同じで、差別や偏見に苦しんでいるという思い込みは、彼ら彼女らの本当の気持ちを知る、邪魔でしかないと思うのです。
もう前提の話はやめましょう。もっとその先の話を、みんなで少しずつしていきましょう。
レズ風俗。
永田カビさんの「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」や、関西のレズ風俗店である「レズっ娘クラブ代表御坊さんの「すべての女性にはレズ風俗が必要なのかもしれない。」、どちらも読んでいたし、レズ風俗というものの存在は知っていました。
前者はとても共感できる話だし、後者は女性向けサービスを運営する者として非常に興味深い内容のつまった本でした。
でもまさか自分が行くことになるとは。
女性が苦手だし、女体に性的興奮を覚えることもないし、自分は完全にノンケである認識があったので、抵抗のある世界でした。
でも会社命令ならば……。
せっかくなので信頼できそうな相手がいいと思って、お店のプロフィールやキャストさんのTwitterなどをいろいろ見て、「この子なら信頼できるかもしれない」という方を選びました。
私が選んだコースは、デートコース+ヘルスコース、最初は二人でカフェに行きました。
友達も少なくだいたい一人で行動している私にとっては、もうこの時間も苦痛でした。
何話せばいいのか、どうしたらいいのか、客だからソファ側に座るべきなのか椅子でもいいのかとか、本当にしょうもないことを悩みながら。
女性を目の前にして、自分の気持ちよりも相手が何を求めて何をすべきなのかを考えている自分、というのを改めて認識して、すごく嫌になりました。
とはいえ、相手はプロ、当たり障りのないことから、利用した理由など会話をつないでくれて、一時間のデートはあっという間でした。
その後ホテルへ向かい、入室。
シャワーを浴びてベッドへ。
正直、したいこともないしどうしたらいいのか全然わかりません。
なんとなく性感帯など伝えて、相手にお任せにしてました。
レズ風俗のキャストっていうと、「女しか知らない快感を教えてあげるわよ!」という中性的なイメージだったんですが(勝手にすみません…)、私が出会った彼女はふんわりしていてとても女性的で、デートのときもプレイのときもいつも同じ目線にいてくれた。
そんな彼女の、まっすぐ目を見て話してくれるところ、私としっかり向き合ってくれるところ、自分に自信があって生き生きしているところに私は惹かれていたようです。
だから、私に対して気持ちよくしてくれようとしている彼女に、触れたい、と素直に思ってしまいました。
「彼女もしてくれてるから私も応えなきゃ」という気持ちではなく、自分からしたくなった。
ヘルスの時間はあっという間で、正直物足りなさも感じましたが、このレズ風俗での経験を通して、私は全女性が苦手というわけではないということを知りました。
母に愛されたことがない、だから、女性に愛されるということを知らなかった。
愛されないから自分から遠ざけていたけど、本当は愛されたかった、母に、女性に、人間に。
彼女との出会いで、私は人に愛されてもいいのかもしれないと少しだけ思うことができて、でも同時に今までの生きづらさを思い出し、嬉しさと悲しさでいっぱいになりました。
そして、多分私はバイです。
相手に対しての「好き」という気持ちが、男性に対しても女性に対しても変わらなかった。
ただその好きの形式が私の場合、「付き合いたい・結婚したい」ではなく、「触れ合いたい・セックスしたい」ということだというだけで。
一般的とされているルートとはそれているけど、私自身の「好き」が確認できて、年明けから世界がひっくり返るような体験をしてしまったのでした。
年末年始、皆さんはどう過ごされましたか?
私は毎年実家へ帰って、母親と弟とテレビを見ながら過ごします。
とはいえ特別仲が良いということもなく、会話はほとんどありません。
私に至っては、リンスの在りかがわからないのにそれが聞けず、数日間リンスなしで過ごしました。(ロングヘアなのに)
父親とは別居して20年以上、離婚が成立して10年以上たつので、年末年始に会うことはありません。
母方の実家へも前は顔を出していましたが、教師家系で、良い学校に行く、良い会社に就職する、結婚して子供をもうけて幸せな家庭を築く、ということを無言で求められる空気感に苦しくなり、昨年は熱を出して行かず、今年も行きませんでした。
実家に帰るのは本当に嫌なのですが、「そんなに嫌なのになんで実家に帰るの?」と友達に聞かれて、「そういうものだと思っているからそうしている」というだけだったことに気が付きました。
親の期待に応えないと見放されるという恐怖から、親の顔色を窺い、自分の意思や感情よりも、親の求めるものを達成することが何よりも大事だと考えて育ってきました。
だから、自分が帰りたいかどうかにかかわらず、年末年始は実家に帰るものだと思っていて、そういう行動をとっていたのでしょう。
親元を離れ東京に来て、社会人になってからも同じで、会社の求めることに全力で応えることが、社会生活に参加する上で必要不可欠だと考えていました。
なぜなら、会社の求めることにすぐさま対応できないと、不要な人間だと判断されると思ったからです。
恋愛関係においてもそうでした。
恋人のいうことに反論したら不要な人間だと思われる、意図に反する行動をしたら見放される、と。
幸いこれまで付き合った人は常識人ばかりで、暴力をふるったりお金をせびったりする人はいなかったので、それほどつらい目にあうことはありませんでしたが。
奇しくも体調を崩したことで自分の育ち方や考え方に問題があることに気づき、それからはどうすれば自信が持てるか、どうすれば自分の感情に気づくことができるか、どうすれば自分の感情をもとに行動することができるか、ということを考えて、少しずつ変化してきました。
それでもやはりふとした瞬間に、もともとの考え方に支配されそうになるときがあります。
特に1月なんて、年末年始の実家暮らしでその考え方を一番意識する時期です。
そんなときに私は、ひとりの女性と出会いました。
その女性は、レズ風俗の女の子。
「話題になっているから、一度どんなところか潜入してきて」と会社に言われて行くことになったのですが、そもそも私は女性が苦手です。
理由は、母と同じ性別だから。
母に似たようなことを言う人、似たような行動をする人、同じ背格好の人、すべてが苦手です。
だからレズ風俗も本当は行きたくありませんでした。
ましてや女性相手にエッチなことをしようという気持ちも全くないし、できれば避けて通りたかった。
しかしこの体験が、2019年早くも、私にとって大きな変化をもたらす出来事になったのです。
次回に続きます。