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STAGE | TOKYO HEADLINE - Part 13
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NEWS増田貴久がジャニーズ楽曲でロミジュリ舞台「今からワクワク」

2018.05.14 Vol.Web Original



 NEWSの増田貴久が4年ぶりに舞台に主演する。「Only You~ぼくらのROMEO&JULIET~」で、ジャニーズ楽曲でシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に挑戦する大学生を演じる。増田は「誰も見た事のないロミオとジュリエットになる!と今からワクワクしています」と期待に胸を膨らませている。
 
 舞台は、大学の公認を取り消されそうなっているミュージカル研究会が、危機を乗り越えるために、人気を集めるジャニーズ楽曲だけで綴る「ロミオとジュリエット」を上演することになる物語。増田は、ロミオ役をあてがわれてしまった大学生という役どころ。

 増田は「台本を読ませて頂いて、これは誰も見た事のないロミオとジュリエットになる!と今からワクワクしています。シェイクスピアと深く関わりのあるグローブ座でまさか自分が演じさせて頂く事になるとは!! このコラボレーションをジャニーズ、NEWS増田貴久。全力で歌い踊り演じさせていただきます!!」とコメントを寄せている。

 7月12日~8月4日、東京グローブ座で上演。チケットの発売は6月9日。大阪公演もある。

あらゆるものをのみこんだものが舞台芸術である M&Oplaysプロデュース『市ヶ尾の坂』

2018.05.13 Vol.706

 定期的に作・演出家の岩松了と作品を作り続けているM&Oplays。今回は1992年に「竹中直人の会」で上演された『市ヶ尾の坂』を実に26年ぶりに新演出で上演する。
 舞台は変わらず1992年。市ヶ尾の坂で暮らす三人兄弟がいた。田園都市計画の名のもと、無くなることを余儀なくされている兄弟の家。状況に抗う術もなく懸命に生きていこうとする母なき兄弟たちと、3人と触れ合うこととなった母になることができない美貌の人妻。さらにその夫、家政婦などが絡み、一見何でもない日常の中に潜む、謎とエロスが交差する危うい関係が浮かび上がる。
 物語の軸となる三兄弟に大森南朋、三浦貴大、森優作。美貌の人妻に麻生久美子、その夫に岩松了、謎の家政婦に池津祥子とカチッと収まりつつもざわざわさせるキャスティングとなっている。

 大森は2013年の『不道徳教室』以来久々の岩松作品。麻生は初舞台が岩松作品で、かつ過去4本の舞台出演の半分が岩松作品と岩松との強い信頼を感じさせる。
 初演から26年が経って、地形的なものも時代背景も変わった。そんな中であの濃密な人間関係が今回はどのように描かれるのか興味深いところ。

【日時】5月17日(木)〜6月3日(日)(開演は火木金19時、水土14時/19時、日14時。※23日(水)は14時の回のみ。月曜休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】本多劇場(下北沢)【料金】前売・当日共6500円、U-25チケット3500円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱)【問い合わせ】M&Oplays(TEL:03-6427-9486=平日11〜18時)[HP] http://mo-plays.com/ichigao/ )【作・演出】岩松了【出演】大森南朋、麻生久美子、三浦貴大、森優作、池津祥子、岩松了

さまざまなエンタメが楽しめる「Hibiya Festival 『The Stage』」

2018.04.24 Vol.705

 演劇、ダンス、舞踊、ミュージカル、そしてオペラまで、さまざまなエンターテインメントを気軽に楽しめる「Hibiya Festival」が26日にスタートする。メイン会場となるのは東京ミッドタウン日比谷。そのQホールでは「The Stage」として、国内を代表する気鋭のパフォーマーによる「出会いと融合」をテーマにした体験型展示とパフォーマンスが行われる。また「日比谷ステップ広場」ではさまざまなジャンルのショートステージが無料で見られる(4月27日〜5月6日)ほか、帝国ホテルや日比谷公園などでもさまざまな企画が行われる。
「Hibiya Festival」は26日〜5月20日。コア期間は27日〜5月6日。

■DAZZLE『ピノキオの嘘』
【日時】4月27日(金)、28日(土・祝)(開演は27日15時/19時、28日は13時/17時)
【料金】前売・当日5000円 

■累累ールイルイー 昼:『イーストサイド物語』夜:『おとしモノ』
【日時】4月29日(日)(開演は14時/19時)
【料金】一般前売3000円、学生前売(要学生証提示)2000円、子供(小学生まで)前売500円。累累昼夜セット券一般前売り5000円、同学生前売3000円。当日はそれぞれ500円増。未就学児童は保護者膝上は無料、一席座る場合は有料 

■オリエンタリズム『シュハリ』
【日時】4月30日(月・祝)(開演は13時/17時)
【料金】一般前売3500円、同当日3800円/小中高校生前売1300円、同当日1500円 ※要学生証提示 

■REVO side B『MIRAI no KIOKU ミライノキオク』
【日時】5月2日(水)、3日(木・祝)(開演は2日19時、3日13時/15時)
【料金】一般前売4000円、小中高校生前売2000円。当日はそれぞれ500円増。未就学児童は保護者膝上は無料、一席座る場合は有料 

■が〜まるちょば『That’s が〜まるちょばSHOW!+ ウエスタン』
【日時】5月4日(金・祝)(開演は13時/17時)
【料金】一般前売4000円、4歳〜中高校生前売2000円、シニア(60歳以上)前売3000円。当日はそれぞれ500円増。特別モヒカン割引(当日審査あり)もある。
【会場】東京ミッドタウン日比谷 Qホール
【URL】https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/hibiya-festival/

ハラハラドキドキが止まらない!?『グッド・デス・バイブレーション考』サンプル

2018.04.19 Vol.705

 作家・演出家・俳優の松井周が主宰を務めた劇団「サンプル」は2017年6月の劇団公演『ブリッジ』を最後に劇団としては解体。松井はその後もテレビドラマなどへの脚本提供といった執筆活動や俳優としての活動を続けていたのだが、今回、松井の一人ユニット「サンプル」を再始動することとなった。

 再始動第一弾となる今作は新作・書き下ろし。現代の「家族」「死」の在り方を問う現代版“楢山節考”といった趣の作品となる。

 物語は閉ざされた地域で暮らす元ポップスターの父と、介護と子育てに疲労する娘と孫の家族を中心に描かれる。そこは貧困家庭の65歳を過ぎた人間は肉体を捨てることを強く望まれる社会。別の集落からやってきた孫の嫁、隣人、謎の男が加わることで家族の形が少しずつ変化していく。そんな中で彼らはどうやって生きていくのか…。

 そして女優の戸川純が12年ぶりの舞台出演を果たす。まさかの組み合わせに幕が開くまでハラハラドキドキが止まらない!?

サンプル『グッド・デス・バイブレーション考』
【日時】5月5日(土・祝)〜15日(火)(開演は平日19時、土は5日18時、12日14時/18時、日は6日休演、13日14時。※15日(火)は14時開演。11日(金)は休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ(日本大通り)
【料金】全席自由席・整理番号付 前半割(5〜10日)前売一般3500円、当日一般4000円/後半(12〜15日)前売一般4000円、当日一般4500円/U24(24歳以下) 2000円/高校生以下1000円 ※高校生以下割引とU24チケットはチケットかながわのみで取り扱い(前売のみ・枚数限定・要証明書)。
【問い合わせ】チケットかながわ(TEL:0570-015-415=10〜18時 [HP] http://www.kaat.jp/ )
【作・演出】松井周
【出演】戸川純、野津あおい、稲継美保、板橋駿谷、椎橋綾那、松井周

EPOCH MAN新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid! 』

2018.04.19 Vol.705

 虚構の劇団に所属する俳優・小沢道成は劇団公演はもとより、外部出演も多数の今注目の存在。2016年に8本、2017年は5本と本数こそ減ったが、それは作品の規模が大きくなって上演期間が長くなったから。そんな多忙ななか、小沢が2013年から始めた演劇プロジェクトが、このEPOCH MAN。公演ごとに外部で出会った俳優・スタッフなどを巻き込む形でプロデュース作品を作り、ほぼ年1本ペースで発信し続けている。 

 これまでラジカセのみが共演者の一人芝居、白い紙だけを使用しての舞台美術による絵本のような世界の構築、ステージごとに配役を反転させる二人芝居など、よそではなかなか見られない、小沢でしか思いつかない世界を構築している。

 今回は「人魚姫」をモチーフに、小沢が3年ぶりに新作を書き下ろした。人魚姫というとファンタジックなイメージの作品が頭に浮かびそうだが、小沢曰く「そのファンタジー要素たっぷりの人魚がこの現代の東京に来たらどうなってしまうんだろうというところから書き進めていたら、僕も含めて現代の人が抱えている問題にたどりついた」という。今回も小沢ならではの「人魚姫」が見られそう。

 普段の一人芝居では舞台上は小沢一人なのだが、今回は大阪出身のエンターテイメントバンド「もるつオーケストラ」のマルシェⅡ世のドラマパーカッションの生演奏とともに送る。

EPOCH MAN新作ひとり芝居『Brand new OZAWA mermaid! 』
【日時】5月5日(土・祝)〜20日(日)(開演は月水金19時30分、木土日14時。火曜休演。※5日(土)は19時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】APOC theater(千歳船橋)
【料金】全席自由席 前売3500円、18歳以下1800円(要年齢確認証)
【問い合わせ】EPOCH MAN( epochman.info@gmail.com [HP] http://epochman.com/ )
【作・演出・美術】小沢道成
【出演】小沢道成 × ドラムパーカッション演奏:マルシェⅡ世

劇団 短距離男道ミサイル20発目『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』

2018.04.12 Vol.705

劇団 短距離男道ミサイル20発目『母さん、たぶん俺ら、人間失格だわ』
〜祝「CoRich舞台芸術まつり!2017春」グランプリ獲得☆汗と涙と感謝の東京公演♨(首都高怖いゼ・・・)いいか、お前ら事故るなよ、ぜったい事故るなよ!!編〜

25周年の1作目にふさわしい存在『百年の秘密』ナイロン100℃ 45th SESSION

2018.04.04 Vol.704

 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)率いるナイロン100℃が今年、劇団結成25周年を迎えた。25年=四半世紀と聞くとその長さに驚くが、その間、色あせることなく常に日本の演劇界を引っ張ってきたナイロン100℃。作・演出のKERAはもちろん、その作品を深く理解し舞台上で表現する俳優たちも含めた“劇団力”は驚異的だ。

 本作は友情を結んだ2人の女性の半世紀にわたるそれぞれの人生を繊細な心理描写を交え描いたもの。2012年に初演され、再演を望む声が高かった作品だ。

 主軸となる2人の女性を犬山イヌコと峯村リエが演じる。

 この2人はみのすけ、三宅弘城らとともにナイロン100℃の前身である「劇団健康」のころからKERAとともに作品を作ってきた。まさに25周年の1作目にふさわしい存在。

 今年は本作に続き、7月には新作『睾丸』(仮題)が予定されている。2公演とも劇団員が一堂に会する。ナイロン100℃ファンには見逃せない2公演。

ナイロン100℃ 45th SESSION『百年の秘密』
【日時】4月7日(土)〜30日(月・休)(開演は火金18時30分、水14時、木19時。土は7日18時30分、14・21日・28日13時/18時30分。日は8日17時、15・22・29日13時。月は9・16・23日休演、30日13時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】本多劇場(下北沢)
【料金】全席指定 前売・当日共6900円/学生割引券3400円(チケットぴあ前売のみ取り扱い。当日受付にて学生証提示)
【問い合わせ】キューブ(TEL:03-5485-2252=平日12〜18時 [HP] http://www.cubeinc.co.jp/ )
【作・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】犬山イヌコ、峯村リエ、みのすけ、大倉孝二、松永玲子、村岡希美、長田奈麻、廣川三憲、安澤千草、藤田秀世、猪俣三四郎、菊池明明、小園茉奈、木乃江祐希、伊与勢我無/萩原聖人、泉澤祐希、伊藤梨沙子、山西惇

アジアのストリートから発信される新しいダンス表現 DANCE DANCE ASIA−Crossing the Movements 東京公演

2018.03.21 Vol.704

「DANCE DANCE ASISA」は、ストリートダンスの舞台公演で、アジアをつなぐプロジェクト。2015年にスタートし、少しずつ構成を変えつつも、アジアの才能を結集させた舞台公演で毎年注目を集めている。

 4年目を迎える本年は、ダンサー/振付家である3人、ヴィンス・メンドーサ(フィリピン)、ユニクロとのTVCMを振りつけし自ら出演もした黄帝心仙人(日本)、そして、インドネシアのダンスアイコンであるハムディ・ファバスを演出・振付家に起用。フィリピン、インドネシア、日本、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナムと多国籍で構成される気鋭のダンサーたちとともに、多彩な表現力と卓越したテクニック、音楽が融合した3作品を上演する。

 ヴィンスの作品「Hilatas〈君を導く光〉」は、昨年の公演で初演した同名作品を長編化したもの。ピナ・バウシュ・ヴィッパタール舞踏団出身のダンサーで振付家のフェビアン・プリオヴィルを振付補佐・ドラマトゥルクとして起用する。黄帝心仙人の『宇宙 ーSpaceー』、ハムディの『Soul Train』も含めて、一瞬たりとも目が離せないダンス公演になりそうだ。

 1回の公演で、3演目を見ることができる。

アジアのストリートから発信される新しいダンス表現
DANCE DANCE ASIA−Crossing the Movements 東京公演

【日時】3月23日(金)〜25日(日)(開演は23日が19時、24日が13時/18時、25日が13時。開場は開演30分前)
【会場】東京芸術劇場シアターイースト(池袋)
【料金】一般3500円、学生2500円(全席指定)
※同伴の子供(3歳以上小学生まで)の割引販売あり。学生の対象は中高、専門、大学生。入場には学生証の提示が必要。
【問い合わせ】パルコステージ(TEL:03-3477-5858=平日11〜19時、日祝11〜15時)[HP]http://dancedanceasia.com/

いろいろと考えさせられる一本『Take Me Out 2018』シーエイティプロデュース

2018.03.21 Vol.704

 2003年にブロードウェイで初演され、2003年度トニー賞作品賞、助演男優賞受賞した問題作。日本では2016年に初演され大きな反響を呼んだが、早くも再演が実現した。

 舞台はメジャーリーグの架空のチームのロッカールーム。そこは男たちがすべてをさらけ出せる場所だった。ある日、そこでスター選手であるダレン・ミレングが敵チームにいる親友デイビー・バトルの言葉に感化され、突然「ゲイ」であることを告白する。それは150年に及ぶメジャーリーグの歴史を塗り替えるスキャンダル。ダレンが所属するエンパイアーズ内にはあつれきが生じ、次第にチームは負けが込んでいくのだった…。

 作品ではメジャーリーガーの華やかな選手たちの関係をとらえながら、そこに渦巻く閉鎖性によって浮き彫りになる人種問題、LGBTなどの社会的マイノリティーに深く切り込んでいく。2003年の初演時に比べ、世界でも日本でもそういった問題への反応は随分ましにはなったが、まだすべてが解消されたわけではない。いろいろと考えさせられる一本。

シーエイティプロデュース『Take Me Out 2018』
【日時】3月30日(金)〜5月1日(火)(開演は日13時、火木14時/19時、水金19時、土13時/17時30分。月曜休演。
※24日(火)と26日(木)は14時の回のみ。30日(月)と1日(火)は13時開演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】DDD青山クロスシアター(渋谷)
【料金】指定席8800円/ベンチシート8800円(全席指定)
【問い合わせ】チケットスペース(TEL:03-3234-9999[HP] http://www.takemeout-stage.com/ )
【作】リチャード・グリーンバーグ
【翻訳】小川絵梨子
【演出】藤田俊太郎
【出演】玉置玲央、栗原類、浜中文一、味方良介、小柳心、陳内将、Spi、章平、吉田健悟、竪山隼太、田中茂弘

いろいろな意味で贅沢な作品『隣の芝生も。』MONO

2018.03.13 Vol.704

 MONOは1989年に立命館大学の学生劇団のOBを中心に結成され、現在の男5人のメンバーで随分と長いことやってきた。この5人の舞台上のアンサンブルは長年一緒にやってきた者同士でしかできないもので、常に高いクオリティーの作品を生み出すおおもとでもあった。しかしそれだけを続けていれば、ともすれば“マンネリ”に陥ってしまう可能性もある。ということで作・演出の土田英生はここ数年、劇団の本公演とは別の企画で若い俳優たちと創作活動を繰り返し、その中から何人かは本公演でも起用したりということをしてきた。

 今回は劇団メンバーの5人に加え、2017年に上演されたMONO特別企画『怠惰なマネキン』に出演した若い5人の俳優が出演。古い雑居ビルの隣同士の2つの部屋を舞台に前半はベテラン組と若手組の2つのシチュエーションが別々に展開。後半は交わることのないと思われた2つの物語がいつしか交差し絡み合って、クライマックスに突入していく。

 いわば、2つの物語とそれがひとつになったもう一つの物語という3つの物語が楽しめ、またベテラン組と若手組のコントラストも興味深い。いろいろな意味で贅沢な作品となっている。

MONO『隣の芝生も。』
【日時】3月15日(木)〜21日(水・祝)(開演は木金月火19時、土14時/19時、日水14時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】座・高円寺1(高円寺)
【料金】指定席 一般4200円、ペアチケット 7600円(前売のみ。座席指定引換券。2名分の料金)、U-25(対象25歳以下)2000円(前売のみ。入場時証明書を確認)/初日割引(15日)一般 3700円、ペアチケット6600円
【問い合わせ】キューカンバー(TEL:075-525-2195[HP] http://www.c-mono.com/ )
【作・演出】土田英生
【出演】水沼健、奥村泰彦、尾方宣久、金替康博、土田英生/石丸奈菜美、大村わたる、高橋明日香、立川茜、渡辺啓太

ドイツの軍事圧力を風刺した反戦劇『白い病気』まつもと市民芸術館プロデュース

2018.02.21 Vol.703

 本作は戦間期チェコスロバキアを代表する作家、カレル・チャペックが描いた、ドイツの軍事圧力を風刺した反戦劇。

 物語は、若者はかからないのに50歳を超えた者からかかり始める「白い病気」が蔓延するところから始まる。初期症状は身体の表面に押しても痛さを感じない無痛の白い点ができる。この症状が現れると、速やかに身体は悪臭を放って崩壊していき、死に至る。突然蔓延したこの伝染病のため世界はパニックに陥るのだが、ある軍事国家の町医者が偶然、この病気の治療薬を発見。その新薬と引き換えに軍事国家の独裁者にある要求をするのだった。

「ある要求」の内容とは何なのか? その要求は聞き入れられるのか? その結果は…?

 といったことは作品を見てのお楽しみなのだが、見終わった後に現在の日本に重ね合わせる人も多いのでは?

 この問題作を今回は串田和美がコーラス隊による長編合唱曲を入れて仕立て上げる。このシリアスな作品がどのようなものになるのか気になるところ。

 2月23〜28日には横浜公演に先駆け、まつもと市民芸術館 実験劇場でも上演される。

まつもと市民芸術館プロデュース『白い病気』
【日時】3月7日(水)〜11日(日)(開演は水木19時、金土14時、日13時。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】KAAT神奈川芸術劇場中スタジオ(日本大通り)
【料金】全席指定前売一般6500円、U18(18 歳以下)3500円/当日一般7000円、U18 4000円 ※U18チケットは当日要年齢確認証提示
【問い合わせ】まつもと市民芸術館(TEL:0263-33-3800[HP] https://www.mpac.jp/ )
【原作】カレル・チャペック
【潤色+演出+美術】串田和美
【音楽】寺嶋陸也
【出演】串田和美、藤木孝、大森博史、千葉雅子、横田栄司/西尾友樹、坂本慶介、大鶴美仁音、飯塚直/近藤隼、武居卓、細川貴司、深沢豊、草光純太、下地尚子(TCアルプ)他合唱隊

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