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VTJ | TOKYO HEADLINE - Part 3
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VTJ 6 th 格闘技人生19年の宇野薫が6連勝

2014.10.10 Vol.628

 ケージで行われる総合格闘技『VTJ 6th』が4日、東京・大田区総合体育館で開催された。

 3度目のUFC参戦を目指す宇野薫はアメリカ・カリフォルニアのMMA団体XFSのタイトルホルダーで、現在11連勝中というラージャ・シッペンと対戦。2R4分33秒、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。宇野は今回の勝利でVTJと修斗公式戦を通じ6連勝となった。

 宇野は1R開始早々からシッペンの打撃に苦しめられる。タックルに活路を求めるもシッペンはテイクダウンを許さない。2Rに入ると、シッペンのヒジで宇野が流血。会場には嫌な予感が漂った。しかし宇野の左ストレートから形勢が逆転。タックルからテイクダウンに成功するとラウンド終了間際にバックからチョークスリーパーに移行し勝利を収めた。

 試合後「UFC、格闘技をあきらめませんので、これからも応援よろしくお願いします」と挨拶した宇野は現在39歳。この日が格闘技を始めてちょうど19年目だった。

 メインでは「VTJフライ級トーナメント」決勝戦、扇久保博正vsシーザー・スクラヴォス戦が行われ、5R3−0の判定で扇久保が勝利を収め、優勝を飾った。

 トーナメントでマモル、神酒龍一という修斗の前と現世界王者を破ってきたスクラヴォスだったが、扇久保はあらゆる局面で圧倒。ジャッジも50−45が1人、49−46が2人という完勝だった。

 扇久保は試合後、「UFC参戦の前に日本でやり残したことがある」として、DEEP王者・元谷友貴との対戦をアピールした。果たしてこの対戦は実現するのか…。

 この日は初代修斗ヘビー級王者・エンセン井上の引退セレモニーが行われた。エンセンは「エンセンらしい試合ができないと失礼。大和魂を教えてもらった格闘技に、そういう試合ができないと格闘技に失礼」と引退の理由を語った。そして「いま、この会場で一番思うことは感謝。感謝の気持ちが燃えてます。プロモーターの人、照明やイスを並べたり小さな仕事をやってくれる人、最後に感謝してるのはファン。選手が忘れてほしくないのは、ファンがいなければ選手は必要ありません」と後に続く選手たちに言葉を残した。

『VTJ 6th』扇久保がフライ級トーナメント優勝 宇野は逆転勝利

2014.10.05 Vol.627

 ケージで行われる総合格闘技『VTJ 6th』が4日、東京・大田区総合体育館で開催された。メーンでは「VTJフライ級トーナメント」決勝戦が行われ、扇久保博正がシーザー・スクラヴォスを5R3-0の判定で下し、優勝を飾った。
 扇久保は1Rこそスクラヴォスにバックを許した場面もあったが、そこをしのぎ反撃に出て以降は、スタンド、グラウンドのどの局面においてもスクラヴォスを圧倒。ジャッジも50-45が1人、49-46が2人という完勝だった。
 扇久保は試合後「このトーナメント優勝したらUFC行けるかなって話をもらったんですけど、まだもう一つだけ日本でやり残したことがあると思うんで、国内でこのフライ級にもう一人強いチャンピオンがいると思うんで、もしできるなら僕と戦って勝ったほうがUFCへ行くってのはどうでしょうか?」とアピール。その“もう一人強いチャンピオン”というのはDEEP王者・元谷友貴のこと。今後の成り行きに注目が集まる。

10・4『VTJ 6th』でフライ級トーナメント決勝戦

2014.09.12 Vol.626

 ケージで行われる総合格闘技『VTJ 6th』(10月4日。東京・大田区総合体育館)の対戦カードが8月28日発表された。

 まず注目は過去2大会にわたり繰り広げられてきたVTJフライ級トーナメントの決勝戦「扇久保博正vsシーザー・スクラヴォス」。扇久保は第8代修斗世界フェザー級チャンピオン。階級を下げ、このトーナメントに参戦してきた。1回戦の春日井健士戦は11カ月ぶりの復帰戦で、しかも初めてのケージとあって本来の動きではなかったが、準決勝のカナ・ハヤット戦は1R開始早々に組みつき、バックマウントを取るやスリーパーで電光石火の一本勝ちを収めた。

 一方のスクラヴォスは1回戦で元修斗世界2階級王者のマモルをスリーパーで秒殺。準決勝では現修斗世界バンタム級王者の神酒龍一を圧倒。ジャッジ三者ともに30−27の3−0の判定で破り、決勝に上がってきた。

 準決勝後のインタビューで扇久保が「次も締めて勝つ」と宣言。対してスクラヴォスはこの日の会見に「過去にチョークでタップしたのは誰だっけな?」とコメントを寄せた。これは昨年行われた世界戦で堀口恭司にスリーパーホールドで一本負けした扇久保を挑発したもの。試合前から波乱含みの様相だ。

 またライト級キング・オブ・パンクラシスト(70.3キロ)のISAOがフェザー級(65.8キロ)に階級を落として参戦。元修斗ライト級世界王者・リオン武と対戦する。ISAOは昨年、修斗世界ウェルター級王者の弘中邦佳と対戦し、TKO勝ちを収めており、修斗の王者クラスの実力者とは続けての対戦。リオンは2011年9月以来、勝利から遠ざかっており今回の一戦はまさに生き残りをかけたシビアな戦いとなる。もはやベテランといっても過言ではないリオンがISAOの勢いを止め、時計の針を戻すのか、それとも若さに飲み込まれて引導を渡されてしまうのか…。

 この日は他に「高谷裕之vs高橋遼伍」、オープニングファイトの「内藤太尊vs林 太陽」の2試合と宇野薫の出場。そして初代修斗ヘビー級チャンピオンで日本の総合格闘技界を牽引してきたエンセン井上の引退セレモニーが行われることが発表された。

『VTJ 5th OSAKA』扇久保がフライ級トーナメント決勝進出

2014.07.04 Vol.621

 ケージで行われる格闘技イベント『VTJ』の初の大阪での開催となる『VTJ 5th OSAKA』が6月28日、大阪のボディメーカーコロシアム第2競技場で開催された。

 この日はVTJフライ級トーナメントの準決勝2試合が行われ、第8代修斗世界フェザー級王者の扇久保博正がカナ・ハヤットと対戦。1R1分20秒、チョークスリーパーで一本勝ちした。グラウンドなら扇久保、スタンドならハヤットと予想された一戦。1回戦をハードな打撃戦で突破してきたハヤットの打撃を扇久保がどう攻略するかがポイントだったが、扇久保が元世界王者の貫禄を見せつけた。序盤からローで先制し、組みつくとリフトからテイクダウンし素早くバックに回りスリーパーで電光石火の一本勝ち。相手に何もさせなかった。扇久保はこの勝利でMVPを獲得。賞金100万円を手にした。

 準決勝のもう1試合は、現修斗世界バンタム級王者の神酒龍一とシーザー・スクラヴォスの一戦。スクラヴォスは1回戦で実力者のマモルをわずか88秒で仕留めてきた強豪。神酒は1Rから変則的な蹴りを交えたスクラヴォスに翻弄される。2R以降もタックルからテイクダウンを狙うも逆にフロントチョークを取られかけるなど試合は終始スクラヴォスのペース。結局0−3の判定で神酒は準決勝で姿を消した。

 10月4日の大田区総合体育館で扇久保vsスクラヴォスの決勝が行われる。

 メーンでは地元の石原夜叉坊が韓国のジョ・ジュンファンを2R3分24秒、ケージに詰めスタンド状態でパンチを連打し豪快なKO勝利。大会を締めくくった。

9・20さいたまで『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014』開催

2014.06.27 Vol.620

 世界最大級の総合格闘技イベントUFCのデイナ・ホワイト社長が来日し、26日に『UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2014』開催の記者発表会を行った。
 2012年に日本に本格上陸して以来、3年連続となる今回は9月20日にさいたまスーパーアリーナでの開催となる。
 メーンカードはK-1やPRIDEで活躍し、日本でもおなじみのマーク・ハントとロイ・ネルソンのヘビー級戦。ハントは昨年の日本大会でステファン・シュトルーブと死闘を繰り広げた末に3R 1分44秒 KO勝ちを収めている。
 対するネルソンはミルコ・クロコップ、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラという日本でも人気の高い2人をKOで葬ってきた実力者。ヘビー級ならではのド迫力の戦いが予想されるエキサイティングなマッチメークとなった。
 この日はハント、ネルソンに加え、出場が予定される五味隆典、堀口恭司、中井りん。そして先日現役を引退した“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ氏が登壇した。
 UFC史上初の日本人女子格闘家となる中井はUFCバンタム級3位のミーシャ“カップケーキ”テイトとの対戦が決定した。日本大会にはこの他に、この日の会見を欠席した山本“KID” 徳郁の参戦が予定されている。
 またデイナ氏は、会見で日本で行われている総合格闘技イベント『VTJ』とUFCが協力態勢を取っていくことを示唆した。詳細については今後煮詰めていくことになるのだが、バンタム級とフェザー級のトーナメントを行い、優勝者にはUFCへの切符が与えられるといったことが検討されているようだ。

“血が騒ぐ”カードが並んだ『VTJ 5th in OSAKA』

2014.06.20 Vol.620

 今大会は大阪らしい“血が騒ぐ”カードが揃った。

 まずはVTJフライ級トーナメントの準決勝2試合「神酒龍一vsシーザー・スクラヴォス」「扇久保博正vsカナ・ハヤット」。対世界を掲げるVTJとしては日本人選手に是が非でも勝利を期待したいところだが、揃って敗退という最悪の事態も考えられるほどの強豪相手。果たして決勝に残るのは…。

 そして第3代フェザー級キングオブパンクラシストのタクミと修斗世界ランカーの美木航による「パンクラスvs修斗」、第6代修斗環太平洋ウェルター級チャンピオンの佐々木信治vs岸本泰昭、山本賢治vs中村優作という「修斗vsDEEP」が2試合。団体を背負う戦いはファンの歓声も一段と大きくなる。

 また『VTJ 4th』で佐々木憂流迦と真っ向渡り合った地元・大阪の石原夜叉坊が韓国のジョ・ジュンファンと対戦。こちらはド派手な殴り合い必至の好カード。石原はここで勝利を収め、再度、憂流迦に対戦を迫りたいところだ。

“修斗のカリスマ”佐藤ルミナ5月5日に引退式

2014.03.17 Vol.613

 17日に開催されたプロフェッショナル修斗の公式戦で、“修斗のカリスマ”佐藤ルミナの引退が発表された。5月5日に水道橋の後楽園ホールで行われる「プロフェッショナル修斗 25周年記念大会」で引退式が行われる。引退試合は行わず、リングを去ることとなった。
 またこの日は、ルミナが第1回大会のメーンを務めた『VTJ』の今後の日程が発表された。6月28日に大阪・ボディメーカーコロシアム第二競技場で『VTJ5th』、10月4日に東京・大田区総合体育館で『VTJ6th』が開催される。

藤井惠が10月5日『VTJ 3rd』での引退を発表

2013.06.23 Vol.593

 日本の女子の総合格闘技の第一人者で“秒殺女王”の異名を持つ藤井惠が22日、水道橋のTDCホールで開催された『VTJ 2nd』で10月5日に大田区総合体育館で開催される『VTJ 3rd』への出場と、その一戦をもち現役を引退することを発表した。
「格闘技が大好きで、いつまでも戦っていきたいという思いはあるんですが、そろそろ次の人生も歩まないといけないなと考えた時に、このあたりでけじめをつけて最後にしようと決めました。しっかり戦ってみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思っていますので、最後の試合を見届けてください」と挨拶した。
 かねてから過去に敗れた選手との戦いを熱望している藤井。果たしてそのラストマッチの相手は誰になるのか。

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