【インタビュー】EXILE SHOKICHI、ソロ最新作でキャリアハイ!「僕のマインド聴いて」

「Futen Boyz」は、rhythm zoneより、[CD+DVD]、[CD]の2形態で発売。DVDには、表題曲のミュージックビデオに加えて、EXILE THE SECONDの最新ライブツアーと今夏のDANCE EARTH FESTIVALのステージからセレクトされたライブ映像を収録!
ーー今回のアー写に関しても、自分でディレクションをされているんですよね。せっかくなので、ヴィジュアル作りの考え方についても話を聞かせてください。

これまで活動してきて自分の見せ方というものがわかってきたので、そこに新しい刺激をプラスしていく感じですね。今回の撮影もスタイリストさんは立てていませんし、ちょうどLDH apparelのブランドFORSOMEONEの衣装がイメージとばっちりだったので、黒を基調にフューチャー・ロッケンロールみたいなイメージで落とし込んでいきました。

ーー普段そういった表現に関するアイデアは、どういったところから着想を得ているのでしょうか?

今はもう圧倒的にInstagramが多いです。Instagramを見ればいろんな音楽やヴィジュアルがアップされているので勉強になります。「俺もこういうことがやりたいな」とか「俺だったらこういうことがやりたいな」とか、そういう刺激を受けています。何か気づいたら、すぐにスマホにメモしています。もちろんニュースを見て感じることも多いですね。でも、そこで感じた自分の意見をTwitterで呟くことで吐き出してしまうのではなく、ネガティヴなことを含めて音楽で表現して発言するのがミュージシャンだと僕は思っています。そういった自分の考えを文字にして歌にして、音楽としてエンタテインメントにしたいと常に思っています。

ーーカップリング曲「プラトニック・ラブ」についてもお話を聞かせてください。

僕が抱く世の中へのフラストレーションみたいなものを吐き出すような、メッセージ性が強く深い曲を作りたいと思って制作しました。「Underdog」や「Futen Boyz」は純粋にみなさんに楽しんでもらいたいと思って制作した曲だったので、今回はカップリング曲の「プラトニック・ラブ」で自分のミュージカリティを表現しました。

ーーソロならではの音楽性が表現されていますね。

そうですね。いい意味で何の遠慮もなく作れましたね。ただただかっこいい曲を作ろうと思って取り組んだので、今一番自信のある曲です。立体的で何通りもの解釈ができる歌詞だと思うので、みなさんには僕の真意を考えて紐解きながら聴いていただきたいです。

ーー歌詞を作り上げる際は、具体的にどのようなワードを軸に考えていったのでしょうか?

〈Discriminate〉や〈差別〉といったワードが頭の中にあったので、そこから広げていきました。ニュースなどを観ていると、くだらないなぁと思うことも多いんですよね。そういう自分のパーソナリティに特化した曲を作ってみたかったので、僕が日々思っていることのひとつを「プラトニック・ラブ」で表現しました。

ーートラックは、どのように制作していったのでしょうか?

以前、「青の日々」を作った時のトラックメイカーD&Hと一緒に形にしていきました。最初に僕がピアノを弾いて叩き台を作って、そこから曲に組み上げていった感じです。ゆっくりじっくり作れたこともあり、かなり自分色の濃いトラックができたと思います。今まで積み上げてきたキャリアを存分に活かせたと思いますし、この曲でキャリアハイを出せたと思っています。

ーーリスナーには、どのようにこの曲を聴いて欲しいですか?

僕のマインドを掘り下げて聴いて欲しいですね。EXILE SHOKICHIは何を考えて音楽を作っているんだろう、と。

ーー他にもカップリングとして「Y.L.S.S. Remix feat.PKCZ(R) & CRAZY BOY」が収録されます。原曲との聴き比べでは、どんなところが楽しんでもらえると思いますか?

リミックスではギターを入れてロック色を強くしているので、さらにライブ映えすると思います。こんなに期間があいてリミックスされる曲は少ないと思うので、僕が今回リミックスした意図とそれぞれの時代観を聴き比べて欲しいです。

ーーさて、今年は「Underdog」でソロ再始動し、続く今作「Futen Boyz」をリリースしました。ソロプロジェクトは、これからどのように進めていこうと思っていますか?

アルバムも視野に入れてますし、『DANCE EARTH FESTIVAL 2018』の時にファンのみなさんと約束したように将来的にはソロツアーを楽しみに待っていて欲しいです。

ーーEXILEの再始動しましたが、本体の活動とソロはどのようなバランスでやっていこうと思っていますか?

音楽の表現が変わるくらいで、心持ちは変わらないです。チームに尽くすことが自分の活躍につながると思っているので、その流れでソロもがんばっていきたいと思っています。


ーー最後に、本作を楽しみにしていたファンのみなさんにメッセージをお願いいたします。

やっと新曲をお届けできたので、次はツアーを楽しみに待っていて欲しいです。このシングル自体も、ツアーをイメージしながら聴いて欲しいです。

(文・馬渕信彦)