若林理紗氏が子どもたちに伝える「身近に感じるSDGs」<夢の課外授業>
子どもたちが夢や目標を持つためのきっかけづくりを目指す『夢の課外授業』が2020年12月、福岡市立壱岐東小学校で行われ、元アナウンサーで現在はデロイト トーマツ コンサルティング合同会社でデロイト デジタルのスペシャリストとして活躍する若林理紗氏が、SDGsをテーマにした授業を行った。
若林理紗氏(デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト デジタルのスペシャリスト)
この日、授業に参加したのは壱岐東小学校の5、6年生。
アナウンサーからコンサルティング会社への転身には今回の授業テーマとなったSDGsがきっかけだったと若林氏は話す。
「アナウンサーの仕事の最後の3年間、『the SOCIAL』というニュース番組を担当していました。 “社会の問題に対して自分自身が解決していきたい”と活動する方々を紹介させていただく中で、 “伝える”こともとても大切だけれど、もう一歩踏み出して“もっと社会課題を解決する一部になりたい!“と思いはじめました」
子どもたちの夢の仕事「アナウンサー」から社会課題を解決するためのスキルアップをしたいと2020年の夏にデロイト トーマツ コンサルティングへ転職。世の中の課題を解決していくコンサルティング会社『会社のお医者さん』への転身に児童も熱心に耳を傾ける。
SDGsは2030年までに達成すべき国際社会共通の17の目標。聞いたことはあるが難しいと話す児童に若林氏は写真や映像を見せ分かりやすく伝える。
「目標のなかで自分に関係がある問題はなんだと思いますか?」という質問に児童は「6番の安全な水とトイレを世界中に。世界中に水が汚くて大変な人がいるから問題だと感じます」や「5番のジェンダー平等を実現しよう、です。作ることは大人しかできないかもしれないけれど、ジェンダー平等は子どもでもできると思うからです」などと積極的に発言。
若林氏も「みんなの答えが素晴らしくてたくさん聞きたくなりますね」と対話をしながら児童のリアルな意見に熱心に耳を傾け「実は日本は環境問題に対する目標への関心が高いです。でもみんなからはいま、さまざまな目標が挙がりましたよね。それは素晴らしいことで、SDGsは環境・社会・経済の3つが揃って解決していくものです」とSDGsの本質を伝える。