原宿・表参道エリアで北海道地チーズ博「おいしさ実感week」スタート 地チーズ食べ比べやオリジナルメニューも
北海道地チーズの魅力を発信する大人気イベント「北海道地チーズ博」が、今年はオンラインとカフェ&レストランを会場にした「北海道地チーズ博week」を開催している。現在、原宿・表参道エリアのカフェ&レストラン全10店舗では、北海道地チーズの食べ比べプレートや特別メニューを提供する「おいしさ実感week」がスタート。フラッグシップショップの原宿「ECO FARM CAFE 632(エコファームカフェ ロクサンニ)」試食会の模様をレポートする。
会場の「ECO FARM CAFE 632」に到着すると、チーズ愛好家の静かな熱気にこれからどんな北海道地チーズと出会えるのかワクワクする記者。同店では期間中、「北海道地チーズ セレクト5 食べ比べプレート」「ランチに+α 日替わり3 食べ比べプレート」のほか、北海道地チーズをたっぷり使ったオリジナルメニュー3種類を提供。「北海道地チーズ セレクト5 食べ比べプレート」では、全35種の北海道地チーズから5種のチーズをセレクトして食べ比べが可能だ。この日はゲストとしてチーズプロフェッショナルの石川尚美さんが登場し、迷った際のチーズ選びのポイントを教えてくれた。
「クセのあるチーズが苦手な方にはフレッシュタイプ、特にクリームチーズがおすすめです。ソフトタイプの『カウベル』は、食用の炭をまぶしてヤギのチーズを作る製法で作られています。『さくら』も製法としては一緒で、爽やかな酸味のあるタイプです。桜の葉の塩漬けにのっているので、桜餅のような風味が出ています。
ハードタイプの『グラナディエゾ』は、硬いチーズやアミノ酸の旨みが好きな方におすすめです。イタリアの方が北海道に移住して作っているチーズで、熟成が長くてパルメザンチーズのような雰囲気も感じられます。セミハードタイプはゴーダ系が多いんですけど、プロセスチーズに近いおだやかな風味で塩味も控えめ、実はミモレットも北海道で作られています。カマンベールチーズに代表される白カビのチーズは、塩味が強くないタイプでどれを選んでも食べやすいです。ブルーチーズも北海道地チーズは塩分控えめなので、海外産のようにすごく塩辛かったり、辛かったりといったことはありません。『江丹別の青いチーズ』は、航空会社のファーストクラスにも採用されて人気がありますね。
モッツァレラやさけるチーズに代表され、お子さんでも食べやすいのがパスタフィラータ。『熟モッツァレラ ころ』は干し貝柱のような硬いチーズで、口の中でゆっくり唾液と混ぜながら食べるとだんだん旨みが出てきます。バラエティというのはさまざまなチーズをベースに、いろいろ入って味のついたタイプです。さきイカみたいな『北のおいちーず』は北海道土産として大人気で、ビールのおつまみや乗り物に乗る時のおやつにもいいですね。『雪花 パパイヤ&パイナップル』は、ドライフルーツの砂糖漬けの甘みがチーズに浸透して、デザートチーズとしてチーズケーキのように食べられます」
石川さんのお話を参考に桜の香りが広がる「さくら」、風味豊かな熟成チーズ「グラナディエゾ」、しっとりめのミモレット「ミモレット・アドナイ」、まろやかな塩味の「ブルーチーズはやきた」、アニマルウェルフェア認証牧場の生乳で作られた「さけっちょ」をチョイス。それぞれ個性はありつつも、ミルクのやさしい味わいが楽しめる。