堀潤、MIYAVIらも参加!「SDGs」における日本の取り組みに各界識者からさまざまな提言
第3部では、引き続きファシリテーターとして堀氏、パネラーとして井上信治氏(国際博覧会担当大臣、内閣府特命担当大臣)、MIYAVI(アーティスト、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)親善大使)、若林理紗氏(デロイトトーマツコンサルティング スペシャリスト)、一木広治氏(BEYOND 2020 NEXT FORUM代表幹事・早稲田大学グローバル科学知融合研究所 副所長)が登壇。
2025年に開催される大阪・関西万博でもSDGsは重要なテーマとなっており、担当する井上大臣が「SDGsについて子供たちに伝える際、私は“今だけ、ここだけ、自分だけ”という考え方をやめましょうと伝えています」と話すと、MIYAVIも「名言ですね、歌詞にしたい」と共感。また若林氏が「日本のSDGsの取り組みは環境分野への注目度が大きく、もっと人権の分野にも目を向けられるようになれば」と話すと、MIYAVIも「難民、という言葉自体が、難しい民と書く。難しい問題だと耳をふさぎたくなるが、子供たちが自主的に知ろうと思えるような作品を作るなど、リアリティーを持ったやり取りをもっと届けられれば」と思いを語った。
また、一木氏は3月27日に有明のミニチュアテーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」にて開催される「子ども未来国連会議」について紹介。各国の子供たちが参加し、SDGsをテーマに、ワークショップや意見交換などを行うというイベントの開催に向け、日本で模擬国連の実施に携わった星野俊也氏(大阪大学教授、前国連大使)も「SDGs達成年の10年後には大人となって社会で活躍しているであろう子供たちに、今から未来を作る一歩を踏み出してもらいたい」とビデオメッセージで期待を寄せた。一木氏は「子ども未来国連は今回を第1回目として今後も継続し、2025年の万博でも開催できれば」と井上大臣に協力を依頼した。
「BEYOND 2020 NEXT FORUM」は、2020年以降の日本の活性化に何が必要なのかをダイバーシティ、イノベーション、スタートアップ、エンターテインメントなどのテーマのもとに、各界、各世代で活躍中の有識者によって構成されたメンバーを中心に新たな“モノ”、“コト”を創り出すべく討論を展開しているプロジェクト。2020年9月からは、内閣府beyond2020プログラム認証事業、外務省の後援事業としてSDGsと次世代人材育成をテーマとする「SDGsピースコミュニケーション」を新たな主題として掲げ、さまざまなフォーラムを実施している。
同フォーラムが実施する「子ども未来国連会議」は3月27日、有明のミニチュアテーマパーク「SMALL WORLDS TOKYO」にて開催。