コケ愛好家・藤井久子さんに 聞く「コケめぐり」の魅力
『コケ見っけ!日本全国もふもふコケめぐり』の著者、藤井久子さん(撮影:蔦野裕
コケ愛好家として知られるフリーランスのライターで編集者の藤井久子さん。コケを目当てに散歩や旅行、山登りなどをする「コケめぐり」をテーマとした新刊『コケ見っけ!日本全国もふもふコケめぐり』(家の光協会)が発売中だ。新宿区「長照山 陽運寺」にて、コケの魅力を聞いた。
約15年前にコケの存在に気づいたという藤井さん。そもそも「コケめぐり」とは?
「コケを目的にして近くでも遠くても、旅に出たり散歩に行ったり、ぶらぶら歩くことです。コケの本を読んで外に出てみると、山ではなく人の暮らしのそばにも必ずコケがいることが分かりました。そこからコケを目的に近所をぶらぶら歩くようになり、いろんなコケに会いたくて各地を回るようになりました」